
こんにちは。プロモデラー林哲平です!
この号が出た当時は激務がたたり、プチ療養中のでしたね。
いつもホビージャパンが出たらブログに内容をまとめているんですけど、この号の時はものすごく忙しくて、しかもぐったりしてたので次の号の発売10日前くらいに更新してたんですよね。
で、この号は私、師匠である岡村征爾氏とタッグを組んで二体の作例を作っているんですよ!
駆け抜けたあの日々が懐かしいですね〜
GレコオリジナルMS「フォルナイフ」!
一つ目の作例は、バンダイホビーサイトで開催されていた模型雑誌対抗「Gのレコンギスタ」の模型コンテスト用に製作した「フォルナイフ」。

Gレコのプラモデルを盛り上げるため、ホビージャパン、電撃ホビー、モデルグラフィックスがGレコMSでオリジナルMSを製作し、富野由悠季監督からそれぞれコメントを貰う!という、まあとんでもない企画があったんですよ。
これは師匠の岡村征爾との共同作例で、岡村氏の案を元に私がいろんな組み合わせ案を提出し、いいのを選んで少しずつブラッシュアップしていく、というやりとりを繰り返してデザインを決定したんですよね
私はモビルアーマーっぽいラスボスっぽい組み合わせばかり提出して、「もっとフォーマルで主役機っぽく!」と修正する、を締め切りギリギリまでやってたと思います。
構成的にはマックナイフとジャイオーンのニコイチで、ビッグハンドを様々な形態に動かすことで「テントモード」「水中用モード」などなどに変形します。
名前は折りたたみ機能があり、形が様々に変わる「フォールディングナイフ」からとっています。
ものすごく簡単な改造しかしていないので、ちょっと改造にチャレンジしたい!!! という初心者モデラーはぜひ参考にしてみてください。
苦労の成果あり、厳しい富野監督としては珍しく、かなり評価いただけたのが嬉しかったですね♪
僕の作ったガンダムが動く?「RX‐78GP01J ガンダムGP01J」!

二つ目の作例はHGUC GP01にビルドブースター、GP03を合体させて製作した「RX‐78GP01J ガンダムGP01J」。
こちらは擬似的にガンプラバトルを実現するプロジェクト「ガンプラバトルプロジェクトType絆」のプロモーション用に製作した作例。
こちらも師匠岡村氏の考案した組み合わせを私が製作しており、ホビージャパンのコーポレートカラーである赤をメインとしたカラーリングとしています。
「RGじゃなくてHGかよ!!!」と思う人もいるかもしれませんが、HGUC GP01はMG初期の名作であるGP01を縮小、凝縮させた傑作キットで、発売当時としてはかなりオーバースペックなガンプラでした。
関節機構のが複雑で、改造には向かないRGよりは元も良く扱いやすい、ということでこのHGUC版をベースにしています。
もちろん、今の目からみてちょっと古いかな? と思うポイントや省略された部分もあるので、そこは現在の水準にあわせてディテールアップしました。
それにしても、自分が作ったガンプラで戦える時代がくるとは!!!
技術の進歩ってすごいですね。
ホビージャパンをよろしくおねがいします!
というわけでホビージャパン2015年6月号でした。
どちらの作例も初心者が手軽にカスタマイズできる内容なので、興味ある人はぜひバックナンバーを読んでみてくださいね♪
ホビージャパン2015年6月号をよろしくお願いします!
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