
こんにちは! プロモデラー林哲平です。
今回はホビージャパン2017年 2月号を紹介します♪
表紙は何十年ぶりのエアモデル!
2017年2月号の表紙はなんとエアモデル!!!
タミヤから発売された1/48 F‐14Aトムキャットを製作HOWTOから超絶作例まで徹底解析する内容となっています。
1/48のF‐14というと長らくハセガワのキットが決定版でしたが、バブル時代に設計された豪華な構成ゆえにパーツ数が多く 、「これをちゃんと作れたらエアモデラーとして一人前」といわれるくらい製作難易度が高くなかなか初心者には手が出しづらいものでした。
タミヤのF14はディテールや再現度もさることながら、タミヤらしく組み立てやすさも熟慮された構成となっており、1/48ジェット機モデルの入門用として初心者でもちょっと頑張れば素晴らしい完成品 を手にすることができるでしょう。
特集内でのイチオシ作例は野村剛士氏が製作したA後期型へと改造したトムキャット。
考証面もさることながら、カウンターシェードを施したロービジ塗装はまさに絶品!!!
ウェザリングもいいんですよね。
エアモデルって汚しが激しすぎると捨ててある飛行機みたいに見えちゃいますし、かといって軽すぎてもただたんに塗装に失敗したみたいに見えちゃうのでウェザリングの加減がすごく難しいんです。
工作+基本塗装+ウェザリングと三拍子そろったこの作例は技術的に参考になる部分が非常に多いので、AIRモデラーならずとも必見の内容となっています。
ガンプラ作例も充実!
もちろんスケールモデルだけではなく、ガンダムもいつも以上に厚い内容。
オルフェンズ、オリジン、ビルドファイターズ、サンダーボルトと現行シリーズのニューキットの作例目白押し。
中でも特に素晴らしいのが木村直貴氏製作の「モビルアーマー ハシュマル」。
キットを組み立てた人ならばわかると思うんですが、このキット、部品数が以外と少なく組み立てやすい反面、肉抜き穴が多く、エッジの表現もかなりおおらかなのですが……
そこはマイスター木村氏。
肉抜き穴の処理は当然のことながら、すべてのエッジをギンギンに研ぎ澄まし、スジ彫りも全て掘り直した抜群にシャープな造形物へと昇華させています。
上手すぎて真似をするのはちょっと難しいですが、ガンプラ好きならば必ず見ておきたい作例です。
簡単キャンディ塗装のガンダムヴィダールを製作!
さて、私なんですが、今月は2体の作例を製作しています。

1つは初心者向けのガンプラ製作HOWTO記事である「きみにもできる!! 鉄血のガンプラ制作法」で製作した「HG ガンダムヴィダール」。
今回は缶スプレーを使ったメタリックと光沢塗装の方法 を解説。
キットに附属するアルミシールをマスキングシート代わりに使う方法や黒地に明るい色でスミ入れしてディテールを引き立てる方法などなど、普段はあまり紹介されることの無いテクニックも解説しているので、初心者ならずともぜひプラモデル製作時の参考にしてみてください。
このときの経験が「ガンプラ凄技テクニックHG編」のキュベレイのものすごく生きてますね♪
https://promodeler.net/2020/09/12/hgucmk20207qubeleymk2/エアフィックス1/48 アルビオンAM463給油車を製作!
2つ目の作例はエアフィックスの「1/48 アルビオンAM463給油車」。


2016年初旬に発売されたキットで、良くも悪くもエアフィックスらしい内用。
パーティングラインやヒケの処理 など、基本を押さえて丁寧に仕上げてやると素晴らしいモデルへと仕上がります。
給油ホース周りの形状が実車とかなり違うので、作例はその部分を中心にディテールアップ。
エアモデルと並べても違和感の無いように、ウェザリングは控えめで仕上げています。
スピットファイアやモスキートの隣に並べるモデルとして最適なので、エアモデラーにこそぜひ作ってもらいたい一品です。
ホビージャパン 2017年2月号をよろしくお願いします!
というわけでホビージャパン 2017年2月号でした。
月刊ホビージャパンをよろしくお願いします!
「ガンプラ凄技テクニック」シリーズ大好評続刊中です!

プロモデラー林哲平が送る、週末の空いた時間に、誰でも簡単、お気軽に、カッコいいガンプラがあっという間に作れてしまうガンプラ製作本「ガンプラ凄技テクニック」。
シリーズ続々と続刊中で、「読むと初心者でも本当にそのとおり作れてしまう!」と、皆様からも大好評を頂いております。
実際に作った作品をモデラーさんから見せていただけることも多く、本を書く側として。
プロモデラーとして、そのたびにたまらない喜びを感じます。
「プラモデルを趣味として作ってみたいけれど、ちょっと難しそうで手が出ない」という人はぜひ手にとってみてください。
プラモデルの楽しさをを体感する、手助けになれば私は嬉しいです。





林哲平オリジナル作品『再生構築機界ケルバーダイン』展開中!

はるかなる未来。人口問題の解決のため5cmに縮小された人類が生存競争を繰り広げる世界「ミキシングワールド」を舞台にした物語。
それが「再生構築機界ケルバーダイン」です。
立体造形物にストーリーを加えたビジュアルノベル方式で広がる、小さな巨人「ケルバーダイン」による戦いをぜひその目で確かめていただけると嬉しいです。
コメント