
こんにちは!!! プロモデラー林哲平です!!!
ホビージャパン2018年9月号発売しました!!!
リニューアルしてスタイリッシュになったと思ったら、いきなり謎ロボが表紙の80年台スタイルにびっくりしている読者も多いんじゃないでしょうか?
今月号はホビージャパン主催のプラモデルコンテスト「第一回ロボットキャラクター大会」と「SDガンダムクロスシルエット」「イスラエル国防軍諸力戦車メルカバ」の三大特集でお送りします!!!
リニューアルしてスタイリッシュになったと思ったら、いきなり謎ロボが表紙の80年台スタイルにびっくりしている読者も多いんじゃないでしょうか?
今月号はホビージャパン主催のプラモデルコンテスト「第一回ロボットキャラクター大会」と「SDガンダムクロスシルエット」「イスラエル国防軍諸力戦車メルカバ」の三大特集でお送りします!!!
新たな模型コンペティション「ロボットキャラクター大会」に注目せよ!!!
ホビージャパン主催の模型コンテストといえば、JMCが無くなった今日本で一番歴史が長く、規模も大きなコンテストになった「オラザク選手権」が有名ですが、オラザクって本当~に大変なんですよ。
なんせ1000通以上の応募が毎回あり、優秀作品の選考はもちろん全ての作品を掲載しているので、編集部の負担というのがものすごく大きいんです。
そこで発案されたのが、ウェブ応募オンリー、コンテストではなく、少しゆるめのコンペティションという形に落ち着いたわけです。
記念すべき第一回は「ロボットキャラクター大会」。
ガンプラ以外にも様々なロボットプラモが発売されるようになった現代、これまでこういうコンテストが無かったのがある意味不自然だったのかもしれません。
応募作品を眺めていると、懐かしのJAFCON模型コンテストの一般部門を眺めているようで懐かしくなってきます(笑)
で、第一回の最優秀作品は……表紙モデルとなったroketwo氏製作のブライガーです!!!

巧みにジャンクパーツを組み合わせ、高精度なフィニッシュも相まり、まるでMGでキット化されているかのようです。
ブライガーって何? って人も多いでしょうから簡単に解説すると、葦プロ製作、1982年放送された「銀河旋風ブライガー」の主役ロボ。
デザインはメカデザイナーの樋口雄一氏によるもので、氏によると普通のロボットと変えたものにしたい、という思いから手がクロ-になるなどの独創的なスタイルに落ち着いたとのことです。
樋口氏のインタビューはホビージャパンメカニクスに掲載されているので、興味ある人はそちらをぜひとも読んでみてください。
話題のニューシリーズ「SDガンダムクロスシルエット」を大特集!!!
発売記念大特集のSDガンダムクロスシルエット。
— プロモデラー 林哲平@見るだけでプラモが上手くなるツイッター (@tepepro) July 26, 2018
作例もバッチリ展示中です。
特にKeita氏のガンダムはヤバイです。
実質的にHGガンダムとのニコイチで、よりバランスの取れたプロポーションへと大改修!!!
実物は迫力が段違いですよ!#ホビージャパン#SDCC #ガンプラ pic.twitter.com/tLF0i75FKJ
ついに発売になったSDガンダムクロスシルエット。
特集では前半と後半に分かており、前半ではHJモデラー陣がキットレビュー…… というわりにはめちゃくちゃ改造した作例を。
後半はレッドランダー、バーサルナイトガンダム、にせガンダム、千成将軍、ファントムサザビー!? とSDガンダム世代に直撃するようなキャラクターたちのフルスクラッチ大会となっております。
特にファントムサザビーなんて今までろくに立体物が無かったので、立体資料としては非常に貴重なものとなるのではないでしょうか?
個人的にはにせガンダムの作例はガンプラ中級者には真似しやすい、教科書のようなミキシングビルドなのでレベルアップしたい人にぜひとも見てもらいたい作例ですね♪
吉岡和哉氏による究極HOWTOが目玉のメルカバ特集!!!
うっかりヨドバシで写真を撮影し忘れたのですが、スケールモデラーにとって今月号は最注目号です。
現在のAFVモデル製作におけるトップランナー、吉岡和哉氏によるタコムメルカバMk1の組み立てから塗装まで、全てを網羅する詳細なHOWTOが掲載されているんです!!!
工作編、塗装編合わせてHOWTOだけで7ページも取る大ボリュームで、紹介されている内容もこれまでだれも知らなかったテクニックばかり。
特にウェザリングカラーとピグメントを併用した砂やホコリの表現は目からウロコどころか目玉も脳みそも落ちるような内容で、そのページで20分くらい動きが止まりましたね。
正直この作例だけで一冊本が作れるような内容なので、それがこの雑誌価格で読めるのはちょっと安すぎなのでは? と思わず危ぶむ内容です。
メルカバMk1に限定せず、全てのイスラエル戦車に応用できる内容なので見ないとウェザリング技術が一周遅れになっちゃいますよ。
作例見てると昔自分が「モンモデルの教科書」で作ったメルカバとか恥ずかしくなってきちゃいますね〜♪
読むとメルカバまた作りたくなってきますね。
このHOWTOはミニタリーモデリングマニュアルイスラエル戦車編に再録されているので、まとめてイスラエル戦車を楽しみたい!という人はそちらをまとめて読んだ方がお得かもしれません。
https://promodeler.net/2018/10/05/mmidf/最注目作例はセイラマスオ氏のメッサーラガスト!!!
セイラマスオ氏のメッサーラガスト。
— プロモデラー 林哲平@見るだけでプラモが上手くなるツイッター (@tepepro) July 26, 2018
「ガスト」はファミレスじゃなくて「突風」って意味ですからね。
マッシブな腕はなんとルプスレクスからの改造!
異なるデザイナー同士のラインをまとめるなんて、まさに神業です!#ホビージャパン#ガンプラ pic.twitter.com/dFTeq0g6ny
今月号の作例で「これはすごい!!!」とびっくりしたのがセイラマスオ氏によるメッサーラガスト。
藤田一己氏デザインのメッサーラと、鷲尾直広氏デザインのルプスレクス。
異なるデザイナーのメカをラインを崩さず見事に融合するという、まさに神業的なセンスが為せる作品なんです。
自分は初心者にミキシングビルドを教えるとき「同じ世界のMSで」「同じデザイナーのパーツを合わせろ」「じゃないとパーツが浮いて変になるから」といつもHOWTOで言ってるんですが……
日本でも最強クラスのミキシングビルダーであるマスオ氏の手にかかれば世界もデザイナーも違っても、ここまで統一感のある作品になるのか、と感嘆しかありません。
特に途中写真は非常に参考になるので、ぜひとも誌面で確認してください!!!
ガンプラ凄技テクニックで製作したMGゲルググVer.2.0ア・バオア・クー戦仕様!


今月は2体作例を製作しています。
一体目は連載記事「ガンプラ簡単フィニッシュのススメ」にてHOWTO用の教材として製作したMGゲルググVer.2.0。
MGゲルググVer.2.0は一年戦争系のMG Ver.2.0シリーズの中では最後期に設計されたキット。
そのためフレームの完成度が最も高く、「小型PG」を目指した2.0シリーズの中でも完成度がずば抜けて高いスーパーキットなんです。
今回はその利点を活かし、部分的に外装を外したり、破損させたりしてフレームを露出させつつ、一年戦争の最終決戦であるア・バオア・クー戦の物資が欠乏した悲壮感漂うジオンMSを表現してみました。
詳しい制作法が「週末で作るガンプラ凄技テクニック〜ガンプラ簡単フィニッシュのススメ」に完成写真を追加して収録されていますので、気になる人はぜひとも参考にしてみてくださいね♪
https://promodeler.net/2020/01/23/gunplasugowazatechnique/帝国風にお手軽リペイント!ワイルドライガーイクス!!!



ついに始まった新ゾイドシリーズ「ゾイドワイルド」。
主人公機のワイルドライガーを缶スプレーを模型用マーカーだけでリペイントし、かつてのゾイドで発売されていたライガーゼロの帝国仕様を模したカラーリングに変更してみました。
初代シールドライガー風のブルーもいいかな~ とは思ったのですが、それだとあまり印象が変わらないな、と思ったのでこういう感じになりました。
オリジナルカラーで塗装するときは元々の色とは全然違う、反対色で塗るとインパクトが出ます。
ユニコーン⇔バンシィの法則ですね。
ゾイドワイルドは全てのパーツが切り出しずみで、しかもパーツ数が旧ゾイドと比べておどろくほど少ない。
気軽に組んで動かして遊ぶのもいいですけど、塗装したりカスタマイズにも最適のシリーズなので、ぜひとも手にとってください!!!
今月もホビージャパンをよろしくお願いします!!!
と、さらっとまとめてみましたが、今月もブログにはまとめて書ききれないくらい密度の濃い内容ですし、紹介しきれない凄い作例もわんさかと掲載されています。
ホビージャパン2018年9月号をよろしくお願いいたしますm(_ _)m
「ガンプラ凄技テクニック」シリーズ大好評続刊中です!

プロモデラー林哲平が送る、週末の空いた時間に、誰でも簡単、お気軽に、カッコいいガンプラがあっという間に作れてしまうガンプラ製作本「ガンプラ凄技テクニック」。
シリーズ続々と続刊中で、「読むと初心者でも本当にそのとおり作れてしまう!」と、皆様からも大好評を頂いております。
実際に作った作品をモデラーさんから見せていただけることも多く、本を書く側として。
プロモデラーとして、そのたびにたまらない喜びを感じます。
「プラモデルを趣味として作ってみたいけれど、ちょっと難しそうで手が出ない」という人はぜひ手にとってみてください。
プラモデルの楽しさをを体感する、手助けになれば私は嬉しいです。





林哲平オリジナル作品『再生構築機界ケルバーダイン』展開中!

はるかなる未来。人口問題の解決のため5cmに縮小された人類が生存競争を繰り広げる世界「ミキシングワールド」を舞台にした物語。
それが「再生構築機界ケルバーダイン」です。
立体造形物にストーリーを加えたビジュアルノベル方式で広がる、小さな巨人「ケルバーダイン」による戦いをぜひその目で確かめていただけると嬉しいです。
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