ガンプラブームの立役者「旧キット」を作ったことはありますか? 40年間現役の味わい深い魅力を知ろう!

 こんにちは! プロモデラー林哲平です!

 ところで皆さんの、初代〜MSV時代のいわゆる「旧キット」を作ったことはありますか?

 接着剤必須、塗装しないと単色そのままなど今のガンプラとは色々違うところはあります。

 しかし!価格が安く、部品数が少ないので慣れたらあっという間に完成しますし、最新キットとは違う独特の雰囲気に魅せられる人も多いんです。

 今回はそんな旧キットの魅力について解説しますね♪

旧キットの魅力その1 値段がとにかく安い!

 旧キットのとにかく目を引く魅力は価格の安さでしょう。

 人件費や原材料費がどんどん上がっていくなか、なんと1980年の発売当時の価格を頑なに守っているんです!

 これ、めちゃすごいことなんですよ。

 タミヤのプラモとか、1980年代に500円で売ってたプラモが今2000円くらい普通にしますからね。

 初代ガンダムのプラモとか未だに300円で買えますし、MGだと3000円とか5000円が当たり前の時代に1/100でも700〜1000円で買える!

 1/60キットなんてPGなら万円するのが30cmというビッグサイズでも2000〜3000円で買えちゃうんです。

 これはおこずかいが少ないモデラーには非常に嬉しいところ。

 私も小学生時代は大きめかつ安い旧キットの1/100シリーズにはよくお世話になりましたね♪

旧キットの魅力その2 工作入門にピッタリ!

 可動式のフレームに外装を被せていく方式の現在のガンプラと違い、旧キットは中身がすっからかんのモナカ状で、外骨格のテンションだけで可動する構造となっています。

 なので部品も少ないですし、MSデザインが複雑化する前のものなので面が広い、おおらかな形のものが多い。

 なので基本工作を覚えるのにピッタリなんですよ。

 そもそも面だしや合わせ目消し、全塗装などはこのあたりの旧キットの工作がそのまま受け継がれたもの。

 なので最新のガンプラで頑張るよりも、このあたりの旧キットでやってみるのが本来正しい姿だったりするんですよ。

 中身空っぽなので幅詰めや幅増しといった改造工作も容易ですし、部品も少ないので思った以上に早く完成する。

 工作に失敗したとしても、キットの基本価格が安いので予備パーツの調達にも懐が痛まないといいことづくめ。

 改造や工作にチャレンジしたい!という人にはすっごくおすすめのシリーズなんです。

 こちらはHJメカニクスの連載「機動模型超級技術指南」にて製作したジョニーライデン専用ザクなんですが、旧キットを使って幅詰めなどの基本的なガンプラ改造法をしっかりと解説しているので、旧キットで改造にチャレンジしたい人はぜひ参考にしてみてくださいね♪

伝説の作例「ストリームベース小田さんの06R-2」を最新のマテリアルを使って再現する。1/60MS-06R-2ザクⅡジョニーライデン少佐機。HJメカニクス03掲載作例
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旧キットの魅力その3 人の手で掘られた金型による独特の魅力!

 旧キットの最大の魅力はなんといってもゆるやかで温かみのある、独特の魅力を醸し出すそのスタイルでしょう。

 最新のCADを駆使でデジタル技術で作られたガンプラとは違う、人の手により図面を引かれ、金型職人が機械掘りと手彫りを駆使して一つ一つ作った金型から生まれた旧キットはある意味伝統工芸品と言っても過言ではありません。

 当時のバンダイはスケールモデルを数多く生産しており、ザクの胸などは戦車の避弾経始を参考に斜めにしたり、曲面のパーツは兵器の製造工程である鋳造や板金を参考にしたと伝えられています。

 ブームになる前からキャラクター要素とミニタリー要素が融合していた旧キットって、実は誕生からすっごく凄いものなんですよ♪

旧キット入門おすすめナンバーワンは「1/100旧ザク」!!!

 ここからはオススメ旧キットを紹介していきます♪

 私は大型キットが好きなので、100と60をメインに解説しますね。

 そんな私が最もオススメするのは1/100の旧ザクです。

 ファースト最後期のキットで出来も良く、パーツ分けも優秀で塗らなくてもほぼ設定の色分けが再現されています。

 ちなみにリアルタイプシリーズでもラインナップされており、価格は同じなのにデカールが入ってるという超お得仕様!

 手に入るのであればリアルタイプを選びましょう。

  これで定価700円ていうんだから凄くないですか?

傑作揃いの水陸両用MSシリーズ!

 水陸両用MS系も優秀です。

 ズゴックなんかは今見てもまったく遜色のない素晴らしい出来栄えです。

 ゴッグもおすすめです。

 実は設定画やアニメの印象とはかなり違うのですが、すさまじいインパクトのある形状をしており、これはこれでオンリーワンなので個人的に凄い好きなキットだったりします。

 ちゃんと腕も縮むんですよ!

ジャブロー没メカ軍団は最初からMG並みの出来栄え!

 いまやほぼMG化された一年戦争系1/100キットですが、ジャブロー没メカ軍団はいまだに当時キットが最新です。

  独特なスタイルなのでそのまま作ってコレクションに加えるのもいいですし、中級者ならばMGと合体させて現代風にアップデートする改造の練習台としても最適。

 模型コンテストでもよく見かけますし、オラザク選手権の歴代上位入賞作品には必ずこいつらが入っています。

他の人と一味違う作品を作りたいならぜひ手にとってみてください。

 MG化ならゾゴックとMGズゴックを足すのは定番の改造です。

 アッグガイはアッガイのバリエーションですが、手足が蛇腹なのでMG化にはズゴックとアッガイ両方が必要となります。

 アッグは実は1/100といいながらかなり小さいキットで実際は1/120くらいのスケールで、手足のジャバラをHGUCズゴックに変えればかなり現代化されるのでかなりローコストでの改造が可能です。

 って、別に改造しなくてもそのまま作ってもインパクト抜群ですからね♪

1/60大型キットシリーズはコストパフォーマンス高し!

 先にも書きましたが、旧キットの 1/60シリーズは30cmというビッグサイズながら、一番高いキットでもゲルググキャノンの3000円ととにかく安い!

 色々と種類はありますが、特におすすめなのが1/60の高機動型ザクシリーズ。

 これは初代、MSV時代の1/60ガンプラでは最も後期に設計されたキットで、とにかく当時の最新技術が詰め込まれているんです!

 ゲルググより強そうながっちりとしたプロポーションに、「HOWTO BUILD GUNDAM2」の作例を徹底的に研究した構造、電飾前提のテレビ式スクリーンモノアイなど現在でいうところのPGに相当するスーパーキット。

 これが定価2500円で楽しめるなんてお得すぎ!

 大きいですが非常に作りやすく、手慣れた人なら3日くらいで工作から塗装まで完成するほど。

 定期的に再販されているので、見かけたらぜひ作ってみて欲しいガンプラですね♪

旧キットを楽しもう!

 というわけで旧キットの素晴らしさを語ってみました♪

 私はデカイプラモが好きなので大型キットを中心に解説しましたが、144だっていいプラモ揃いですし、モビルアーマーとか艦船とか、どれもがみんな魅力的なんですよ!

 「接着剤いるし、難しそう」と感じるかもしれませんが、第一次ガンプラブーム当時は小学生がみんなこのプラモを作っていた訳ですから。

 作ったことが無い人は騙されたと思って、昔作りまくった人は当時を思い出して。

 ガンプラの原点である「旧キット」、楽しく作ってくださいね♪

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