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Ex-Sガンダム、タイラント・ソード、陸戦型ZZガンダムが勢揃い!ガンプラ直撃世代なら必読の高級模型誌「HJメカニクス」を読んでみよう!!

 こんにちは!!! プロモデラー林哲平です!

 当時は息子からうっかり溶連菌をもらってしまい、一週間寝込んでいました。

 フルネームで言えば溶血連鎖球菌。いつも風引いたときに行く近所のお医者さんが普段とはガラリと違うシリアスなリアクションを取るのでかなりビビリましたね。

 普段の風邪と違い、体力が極端に落ちてデザインナイフがバーベル並に重く感じたり「これはヤバイ」とは予感してたんですが…… ま、なんとかニッパーを持てるくらいに回復してきたときは安心しましたね♪

 というわけで今や発売前に予約で売り切れるほどになったHJメカニクスの創刊号を改めて紹介しますね♪

目次

HJメカニクスはこんな本

 HJメカニクスの創刊号Exガンダム、タイラント・ソード、陸戦型ZZガンダムやスコープドッグなど、40~50歳ぐらい、ガンプラブームの洗礼を受け、日本の歴史上、最もプラモが熱かった80年代を駆け抜けた世代がメインターゲットとなっています。

 こちらは経済産業省のHPに掲載されているプラモデル出荷数のグラフ。

あわせて読みたい
プラモデルの出荷動向 今回は、工業統計と鉱工業指数でプラモデルの出荷動向を見てみたいと思います。

 1984年からの急速な伸びを確認できるでしょうか?

 『装甲騎兵ボトムズ』は83~84年にかけての放送でしたし、85年は『機動戦士Zガンダム』、86年には『機動戦士ZZガンダム』、他にも多数のロボットアニメが放送され、プラモデルも数多く発売されます。

 キット化されないキャラクターの立体化への情熱から生まれたガレージキット文化が成熟していったのもこの時代ですし、模型誌や少年誌、ゲームブックなどから生まれた作画の効率にとらわれない、線が非常に多く複雑かつカッコイイロボットデザインが多数送り出されました。

 今のホビーシーンの原点が築かれた時代なんですよ。

 考えてみてください。今ロボット魂などの完成品TOYや、キャラクターモデルでガンプラ以外のキットが発売されるアイテムって、全部この時代に集中しているんですよね。

 この時代に少年時代を送り、原体験として「プラモデル」を植え付けられた世代。

 そして、ホビーを楽しむ人口の中で最も数が多く、30年に渡るホビーシーンを見続けて最も目が肥えた世代。

 HJメカニクスはその欲求に答えるべく、作例はレビュー中心ではなく実力派モデラーが作り込んだハイエンドなものを大目のページ数とわかりやすい写真でしっかりと魅せる。

 読み物としては80年代中盤から爆発的に進化していくメカデザインについて、当時子供で見えなかった裏側までしっかりと解説しています。

ガシャプラスコープドッグにメカデザインを学ぶ!

 メカニクス01の第二特集はガシャプラのスコープドッグです。

 大河原邦男氏のデザインの中でも高く評価されるスコープドッグですが、実はスコープドッグって83年以降にデザインされる全てのメカの基本になった凄まじいデザインなんですよ。

 特にサイドアーマーという概念をロボットデザインに導入した功績はすばらしいと思います。

 …… と、途中から話がそれてしまいましたが、

「80年代。あの時代は俺にとって黄金だった」

という人は迷わず購入して損はありませんよ。

表紙モデルはNAOKI氏製作のExガンダム、セミディープストライカー!!!

表紙モデルはNAOKI氏製作のディープストライカー+Exガンダムのセミディープストライカー。

 これは編集部で実物を拝見しましたが、とんでもない迫力のモデルでした。

 「え? ディープストライカーとEx-Sガンダムをニコイチしただけじゃないの?」

 とか言っている人もいますがとんでもない!!!

 ディープストライカーの上半身に合わせ、脚部の延長を中心に下半身は大改修されており、旧Ex-ガンダム部分はほとんどセミスクラッチか!!! ってくらいに大改造されているんです。

 見た瞬間、「いや、ここまで改造しなくてもいいんじゃ」って思いました。もし私が作ったなら、簡単ニコイチでお茶を濁しちゃいますね。

 細部ディテールも作りこんであり、新刊の表紙にふさわしい作例です。

 ネットでよくNAOKI氏をdisっている人がいますが、そういう人にこそこの作例は見てもらいたいですね。

 モデラーは作例で語るもの。

 NAOKI氏のツイッターで数枚写真が公開されているので、ガンプラ好きなら絶対に見ておいたほうがいいですよ♪

私が作った作例は懐かしの陸戦型ZZガンダム!!!

 今回は超上級者向けHOWTO記事「林哲平の機動模型超級技術指南」にて陸戦型ZZガンダムを製作させていただきました。

 陸戦型ZZって何? という人もおそらくいると思うので解説すると、1986年にホビージャパンから発売された別冊「MOBILE SUIT GUNDAM ZZ」の表紙モデルです。

 スケールモデルのパーツでディテール密度を高め、リアリティを高めつつ固定ポーズでド派手なヴィネットに仕上げる!というHOWTOを解説しています♪

HJメカニクスをよろしくお願いします!

 基本的に作例は全て新規作り起こし、おまけに有名メカデザイナーのインタビューや懐かしのプラモリーフレットの紹介などなど、ガンプラブーム直撃世代にはたまらない本として、着実にファンを獲得しているHJメカニクス。

 その原点となる第一号、電子書籍でも絶賛配信中ですので、読んだことがない人はぜひ読んでみてくださいね♪

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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