
こんにちは!プロモデラー林哲平です。
今回は月刊ホビージャパン2021年3月号を紹介します♪
今月号は毎年恒例のエアブラシ特集の内容を大幅アップデートし、最新情報から新常識まで、まさに読めば全てがわかる決定版!
エアブラシを持っている人もこれから買おうと思っている人も、必見の一冊となっています。
なお、こちらのブログ記事は本の誌面を撮影して紹介していますが、ホビージャパンのプロモーション用に私の職場であるホビージャパン編集部に許可を得て掲載しておりますのでご安心ください♪
永久保存版! エアブラシの教科書!
プラモデルの制作において、最も重要なのは塗装であるのは間違いありません。
塗装において最強の武器となるエアブラシですが、塗料の希釈やメンテナンス法など、一昔前前とは実は常識がガラリと変わっています。
今回は新しいエアブラシの常識について、ビギナーもベテランも学ぶことが多い特集なんです!
エアブラシの超基本から教えてくれる!
特集ではまず初心者が悩むポイントを徹底解説。
ハンドピースの選び型から、持ち方など「実はどうなんだろう?」という部分まで。
確かに、ハンドピースはダブルアクション一択ですね!
塗料を薄める新常識は必見!
ぜひ読んで欲しいのがこの塗料の希釈割合。
大量のパーツをムラなくソリッドに塗装しなければならないキャラクターモデルにおいて、「塗料は3倍で薄める」はもはや過去の常識なんですね。
こちらの記事では誰でも確実に1:1で塗料を希釈する方法が解説されています
エアブラシメンテの新常識!
これも必読記事であるエアブラシメンテナンス法 。
かつては全てのパーツをバラしてツールクリーナーにつけることが推奨されていましたが、それをやってしまうとハンドピースの寿命が著しく縮むため、新常識である最低限での分解によるメンテナンス法が解説されています。
エアブラシの構造を知ろう!
嬉しいのが、ハンドピースの構造図解が掲載されていることでしょう。
機械というのは仕組みがわからなくても使えますが、構造やシステムを理解していると使い方が抜群に上手くなります。
この図を頭に叩き込むだけで、今より上達することは確実です!
JUNⅢ氏のRGジオング!
エアブラシ特集以外の作例ももちろん大充実!
JUNⅢ氏のRGジオング。
一部店舗では整理券がくばられるほどの人気キットを、ベテランモデラーらしい、丁寧なフィニッシュで製作。
全塗装で作ろう!と思っているモデラーさんは必見ですよ!
渡辺圭介氏のRGガンダム最終決戦仕様!
渡辺圭介氏のRGガンダム最終決戦仕様。
RGジオングのエフェクトパーツに付属するパーツを組み込みラストシューティングも可能に!
マグネットコーティング後を意識して関節のフィールドモーターをG3のものに変更するなど、細かな考証もバッチリの作品です!
仲井望氏のデュビアスアルケーガンダム!
仲井望氏のデュビアスアルケーガンダム。
一見HGアルケーからの改造に見えますが、実は形がまったく違うのでフルスクラッチによるもの。
この完成度はまさに執念としか言いようがありません!
ビルドダイバーズ好きならずとも、必見の作品です!
「ガンプラ凄技テクニック」はミキシングビルド編に突入!
私の連載「ガンプラ凄技テクニック」は第三シーズン「ミキシングビルド編」に突入!
第一回は普通にガンプラをパチ組みするのとまったく変わらぬ手間でできる無改造ミキシングを解説。
HGクロスボーンとF91を組み合わせ、オリジナルでアーリークロスボーンガンダムを制作しています。
國谷忠伸氏の「The foggy dew」!
國谷忠伸氏の「The foggy dew」。
北アイルランド紛争をテーマにしたヴィネットですが、注目はオリジナルのエグゾフレーム!
イギリス軍の装甲車をモチーフにまとめ上げられた、少しレトロなスタイルがリアルで超カッコいいんです!
オリジナルエグゾの輪がもっと広まって欲しいですね〜♪
HJ木村学編集長によるマクッスファクトリーのリニューアル版ダグラム!
HJ木村学編集長によるマクッスファクトリーのリニューアル版ダグラム。
キットの良さを活かしたストレート仕上げですが、懐かしのデュアルモデル風に各部をシルバーで配色するなどこだわりの仕上げ。
ダグラム世代直撃の作品です!
田仲正樹氏による連載「サンライズメカニック列伝」はシュワルグ!
田仲正樹氏による連載「サンライズメカニック列伝」はシュワルグ!
ドラグナーシリーズでもかなり出来がいいキットではあるんですが、さすがに34年前です。
田仲氏の超近代化アップデートにより、世界一カッコいいシュワルグに仕上がっています!
中安俊二氏のモデロイドヘルダイバー!
中安俊二氏のモデロイドヘルダイバー。
キットの良さを活かし、細部のディテールアップに留めた作品で、まさにレビュー作例の鑑!
グリフォンの発売も発表されましたし、今後のパトレイバーシリーズが楽しみですね♪
坂井晃氏のコトブキヤロックマンXフォースアーマー!
坂井晃氏のコトブキヤロックマンXフォースアーマー。
キットを二体使い二種類のバスターを再現。
ゲーム中のイメージ通りの丁寧な彩色の美しさが魅力の作品です!
SIEBEN氏のナイトマスターアーキテクト!
SIEBEN氏のナイトマスターアーキテクト。
黒騎士ならではの強キャラ感を強調するため、メガミデバイスのランサーのスカートをマント風に装着するなど。
ワンポイントアレンジのセンスが光る作品です!
ニル・エット氏のホーリーオーダーエステリア。
ニル・エット氏のホーリーオーダーエステリア。
FAガールを白を基調とした聖女風にアレンジ。
正直、このままの商品で売ってそうな、あまりの統一感ある構成と美しいフィニッシュにはびっくり!
文句無しの神作例です!
Rikka氏のコトブキヤ ハンドスケール初音ミク!
Rikka氏のコトブキヤ ハンドスケール初音ミク。
彩色の難しい極小サイズフィギアを、見事に可愛らしくフィニッシュ!
髪の毛は透明化するなど、改造面でも抜かりなし。
ミニチュアペイントの技法も使われており、小さいながらビッグなソウル溢れる作品です!
ガールズモデルのポージング講座!
今回注目なのがガールズモデルのポージング講座!
ついガンプラみたいなメカ風に立たせてしまいがちですが、女の子には女の子らしい、ポージングの秘訣があるんです。
野本憲一氏の連載「NOMOKEN」ではエッチングパーツやメタルパーツなどの金属素材の扱い方について徹底解説!
野本憲一氏の連載「NOMOKEN」ではエッチングパーツやメタルパーツなどの金属素材の扱い方について徹底解説!
私はエッチングパーツ使うのが超苦手なので、今回はとにかく勉強になりました!
高橋祐二氏のモンモデル1/32フォッカーDr1!
高橋祐二氏のモンモデル1/32フォッカーDr1 。
この機体は複葉機としては外側に露出する貼り線が少なく、キットも最新のモンモデル製とちゃんと組めるキットです。
複葉機にチャレンジしたい人は必見の記事ですよ!
山田昌行氏のレベル1/72Ju290A-5ゼーアドラー!
山田昌行氏のレベル1/72Ju290A-5ゼーアドラー。
2003年発売と少し古いながらも出来のいい、60cmを超える対潜哨戒機を制作!
ドイツ機ってなんでこんなにカッコいいんでしょうか?
最新キットだけではなく、古くも光るキットって、いいですよね♪
今月のイチオシ作例は成田健次氏による旧プロターのノートンコマンド750PR!!!
今月のイチオシ作例は成田健次氏による旧プロターのノートンコマンド750PR!
まともに製作することはほぼ不可能とされる超難物キットを3Dモデリングなど最新技術を駆使しつつ見事に製作!
もはやプラモというより、美術品修復の域ではないでしょうか?
伝説クラスの作例です!
ホビージャパン2021年3月号をよろしくお願いします!
というわけでホビージャパン2021年3月号でした。
次号4月号は「匠がが教えるとっておきディオラマテクニック2021」が特集となります。
今月もホビージャパンをよろしくお願いします!
「ガンプラ凄技テクニック」シリーズ大好評続刊中です!

プロモデラー林哲平が送る、週末の空いた時間に、誰でも簡単、お気軽に、カッコいいガンプラがあっという間に作れてしまうガンプラ製作本「ガンプラ凄技テクニック」。
シリーズ続々と続刊中で、「読むと初心者でも本当にそのとおり作れてしまう!」と、皆様からも大好評を頂いております。
実際に作った作品をモデラーさんから見せていただけることも多く、本を書く側として。
プロモデラーとして、そのたびにたまらない喜びを感じます。
「プラモデルを趣味として作ってみたいけれど、ちょっと難しそうで手が出ない」という人はぜひ手にとってみてください。
プラモデルの楽しさをを体感する、手助けになれば私は嬉しいです。





林哲平オリジナル作品『再生構築機界ケルバーダイン』展開中!

はるかなる未来。人口問題の解決のため5cmに縮小された人類が生存競争を繰り広げる世界「ミキシングワールド」を舞台にした物語。
それが「再生構築機界ケルバーダイン」です。
立体造形物にストーリーを加えたビジュアルノベル方式で広がる、小さな巨人「ケルバーダイン」による戦いをぜひその目で確かめていただけると嬉しいです。
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