
こんにちは!プロモデラー林哲平です。
今回はホビージャパンの技法書の中でも特にオススメの一冊「粘土で作る!いきもの造形」を紹介します♪
何百枚もの写真を使って非常にわかりやすく粘土造形について解説されており 「動物や怪獣、クリーチャーってどう作ればいいんだろう?」 と悩む人にとって究極の答えとなる一冊となっています♪
なお、こちらのブログ記事は本の誌面を撮影して紹介していますが、ホビージャパンのプロモーション用に私の職場であるホビージャパン編集部に許可を得て掲載しておりますのでご安心ください♪
完結な内容でわかりやすい!
①重量感ある皮膚 アフリカゾウ
②鱗表現 ナイルワニ
③毛と複製 子犬&子猫
④ ①〜③の総合応用編 自分の考えたスゲーいきものを作る ドラゴン
と順序を追って技法がステップアップしていく工程となっています。
この4種の動物たちは「無毛、ウロコ、毛、羽毛とそれぞれ体表が違います。
これは粘土による生物造形で非常に重要なポイントである、表面のテクスチャーごとに分類した結果。
なんとこの一冊を読むだけで全ての動物に応用が効くようになっているんですよ!
頭の中にスッと入る、考え抜かれた記事構成!
記事構成ですが、
①完成品
②本物写真
③応用作品
④製作方法 となっています。
出来上がりを見てから本物の動物写真を見て、そこから応用するとこういうのもできるんだよ、と応用作品を見つつ、HOWTOパートに入っていく。
純粋に本として読んで楽しく、内容がスっと頭にはいる優れた構成となっています。
それでは詳しい作例紹介行ってみましょう♪
表紙モデルのアフリカゾウ!
表面モデルであり、入門用の導入編であるアフリカゾウ。
価格が安い石粉粘土であるファンドで作られているので、初めて粘土造形をする人も安心して真似できる極めて読者視点に立った素晴らしいHOWTOです!
怪獣造形に応用可能!鱗が魅力のナイルワニ!
ウロコ表現の作例であるナイルワニ。
オーブン粘土であるグレイスカルピーを使った繊細なウロコの表現を学べます。
キングギドラなどのウロコをまとった怪獣造形にも応用できますので、怪獣作ってみたい人は必見の内容です!
子犬と猫ではシリコンゴムとレジンを使った複製技法を徹底解説!
子犬と猫ではシリコンゴムとレジンを使った複製技法を徹底解説!
ワンダーフェスティバルなどの造形イベントで販売用に量産することを前提とした極めて実戦的な型の作り方を学べる内容で、ここまで詳しく解説されているHOWTOはほとんど見たことがありません!
粘土造形以上に、この複製パートのためだけにこの本を買っていいくらいです。
最終章では全ての技法の総決算として自分の考えた想像上の生物を作る方法を解説!
最終章では全ての技法の総決算として自分の考えた想像の生き物であるドラゴンの製作方法が解説。
動物のミキシングビルドとも言える内容で、技法以上に方法論や考え方が極めて学びになります。
個人的にはレジンキット化するときのパーツ分割方法が非常に参考になりました!
著者の竹内しんぜん氏によるコラムが面白い!
章の合間に散りばめられた、竹内しんぜん氏によるコラムも読み応え抜群です。
一番感動したのは氏が3歳のときに作ったという粘土のゾウの思い出のこと。
読んですごくほっこりした気持ちになりました♪
その人のルーツとなる作品というのは、どんなに拙くても魂がこもっているものだと私は信じています。
粘土で作る!いきもの造形をよろしくお願いします!
というわけで「粘土で作る!いきもの造形」の紹介でした。
一生モノの内容なので、ぜひとも皆さまの本棚に加えてくださいね。
私もこれを見ながらクリーチャー造形にチャレンジしたいです♪
「ガンプラ凄技テクニック」シリーズ大好評続刊中です!

プロモデラー林哲平が送る、週末の空いた時間に、誰でも簡単、お気軽に、カッコいいガンプラがあっという間に作れてしまうガンプラ製作本「ガンプラ凄技テクニック」。
シリーズ続々と続刊中で、「読むと初心者でも本当にそのとおり作れる!」と皆様からも大好評!
実際に作った作品をSNSなどで「作ったよ!」と見せていただけることも多く、本を作る側として。モデラーとしてたまらない喜びを日々感じております♪
プラモデル趣味を思い切り楽しみたい!という人はぜひ読んでみてくださいね♪




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