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RE100 RX-78GP04ガーベラできれいに作る成型色フィニッシュの基本を徹底解説!注目の成型色活かしスプリッターを初紹介!「ホビージャパン2019年1月号」「週末で作るガンプラ凄技テクニック」掲載作例

 こんにちは!プロモデラー林哲平です! 

 今回はホビージャパン2019年1月号の連載記事「ガンプラ簡単フィニッシュのススメ」にて製作したRE100 GP04ガーベラを紹介します!

目次

基本的だけど奥深い、成型色を活かしたクリーンフィニッシュ!

 この作例はリアルタッチマーカーで墨入れし、部分塗装してマーキングシールを貼って、ツヤを消してキレイに仕上げるという、ガンプラの成型色フィニッシュの最もオーソドックスな方法で製作しています。

 ただ、普通の成型色フィニッシュでも、ちょっと工夫するだけで、完成後の見栄えがグン!と変わってくるんですよ。

 今回はスプリッター迷彩やメッキ調塗装を施したバーニアなど、高レベルのプロモデラーが使う技法を初心者でもお手軽かつ簡単に実行できるように取り入れ、成型色でもまるで全塗装したクリーンフィニッシュ作例のように見える! を目標に製作しています。

 それでは製作工程を見ていきましょう!

成型色を活かしてスプリッター迷彩!

 「ガンダムセンチネル」のEx-Sガンダムでおなじみのスプリッター迷彩。

 これが入ってるガンダムって物凄くカッコよく見えるんですが、実はこのスプリッター迷彩、成型色を活かしたまま超簡単にできちゃうって知ってました?

 成型色のブルーを活かし、マスキングして調色した明るいブルーをイージーペインターで塗装するだけ。

  パーツの一部をスプリッター迷彩で塗装することにより、まるで全塗装したかのような錯覚を引き起こすことができるのです。

  イージーペインター塗装なので高価なエアブラシも必要ありません。

 他のいろんなガンプラに応用可能なので、ぜひ覚えておいてくださいね♪

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スミ入れを使い分けろ!

 成型色仕上げのスミ入れといえばリアルタッチマーカーですが、それだけに頼っていませんか?

 実はいろんな種類のスミ入れを使い分けることで、完成時のメリハリを強調することができるんですよ。

 リアルタッチマーカーは水性で透明性の高い塗料。

 筋彫りに書き込み、乾く前に拭き取ることで気軽にスミイレ表現が可能です。

 クリーンフィニッシュでホワイトメインのガンプラを仕上げるときは、淡いパープルグレーであるリアルタッチグレー1を使うとVer.kaっぽく仕上がるのでオススメです♪

 ガンダムマーカースミ入れ用ブラックはスミ入れ用のサインペンです。

 少し幅の広い、窪みやディテールを塗りつぶすことに適しています。

 こういう部分はリアルタッチマーカーだと変にボケてディテールの中身で塗料がまだらになり、キレイに仕上げるのが難しいんですよ。

 一本持っておくと便利ですよ♪

 このような窪みに丸いディテールが入った周りの部分は黒で塗りつぶすのが一番なんですが、リアルタッチマーカーでもスミ入れペンでもキレイに仕上げるのが難しい部分。

 こんなときはエナメルフラットブラックで塗りつぶし、はみ出た部分をスミ入れの容量でエナメル溶剤を染み込ませた綿棒で拭き取ればキレイに仕上がります。

適材適所に合わせた三種類の方法を使い分けると、仕上がりが変わって来ますよ♪

ツヤを消して全塗装仕上げと錯覚させる!

 成型色を活かしたクリーンフィニッシュの要となるツヤ消し方法もより踏み込んで解説しています。

 これはツヤ消し前後のシールドパーツですが、「スプリッター迷彩」「的確なスミ入れ」「丁寧なツヤ消し 」を組み合わせることにより、まるで全塗装したかと錯覚するような仕上げにすることが可能となるのです。

 下の写真のシールド、全部塗ったみたい見えるでしょう?

 でも、塗っている部分はスプリッター迷彩の淡いブルーだけなんですよ。

 最小の手間で最大の効果を得ることができますよ♪

メッキバーニアをマーカーだけで塗る!

 高レベルのクリーンフィニッシュ作品といえば、輝くメッキ調バーニアが欠かせません。

 マットなボディにキラリと輝く彩りを加える、内側と外側が色違いの金属メッキ調バーニアをマーカーのみでで仕上げる方法も解説しています。

 とりあえず最高峰のメッキマーカーである、4Arrtistマーカーは一本持っておいて損は無いですよ!

成型色仕上げでクリーンフィニッシュのコツをつかもう!

 というわけでGP04ガーベラでした♪

 今回は今までのウェザリングとは違ったクリーンフィニッシュでガンダムを仕上げるという正統派なHOWTOです。

 一見するとウェザリングを全身に施すよりも見た目の変化は少なく、簡単そうにみえますが…… クリーンフィニッシュはウェザリング仕上げとは違い、一切の誤魔化しが効かないので実はこれまでの連載の中でも手間がかかっている方の作例だったりします。

 これまでの一般的な成型色フィニッシュHOWTOでは「ツヤを消して終わり」でしたが、今回は「スプリッター迷彩方」や「スミ入れをディテールよって使い分ける方法」「メッキ調塗装で仕上げられたキラキラ輝くバーニア」などクリーンフィニッシュを得意とするプロモデラーがよく使う手法を意図的に多く取り入れることで、より完成度をUPさせることができるんです。

 整形色を活かした仕上げならば全塗装ほど気を使う必要は無いので、今回のHOWTOでクリーンフィニッシュに慣れたらぜひ全塗装での仕上げに挑戦してみてくださいね♪

 こちらのガーベラは著書「週末で作るガンプラ凄技テクニック〜ガンプラ簡単フィニッシュのススメ」に完成写真増補版で収録されているので、この記事を見て「いいな!やってみたいな!」と感じてもらえたら、こちらの本も読んでいただけると私はすごく嬉しいです♪

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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