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超簡単!はじめてでも週末だけで手軽に作れるガンプラディオラマ制作法大公開!HGUC F2ザクヴィネット仕上げ。月刊ホビージャパン2020年12月号掲載作例

 こんにちは!プロモデラー林哲平です。

 今回はHJ2020年12月号の連載記事「ガンプラ凄技テクニック」にてHGF2ザクを使って成型色仕上げで製作したヴィネットを紹介します♪

目次

ヴィネットやディオラマ、作ったことありますか?

 みなさんヴィネットやディオラマって作ったことありますか?

 おそらく、ほとんどの人が「なんだか難しそう」となんとく敬遠しているのではないでしょうか?

 でも、実はディオラマ製作って方法さえ知っていれば、週末2日で完成するくらい、びっくりするくらい簡単に作れるんです!

 今回はHGUC F2ザクを題材に、ディオラマやヴィネットをお手軽に製作する方法を解説していきますね♪

ヴィネットベースは100円で買える!

 ヴィネット製作で必須となるのがベースです。

 しっかりとした専用のベースを買わずとも、それっぽいものをちょっと加工するだけでも立派なベースに早変わり。

  この作例ではは100円ショップで購入した木製ペン立てをひっくり返して使用しています。

ポージングにこだわろう!

 ヴィネットで何よりも重要なのがポージングです。

  ポーズが変だとどんなに技術的に優れていてもかっこ悪い作品になってしまいます。

  ベースにガンプラを乗せ、いろんなポーズをとらせて完成時のイメージをしっかりと練りこんでおきましょう。

紙粘土で地形を作る!

 地面の基本は紙粘土で作ります。

  今回はダイソーのふわっと軽いねんどを使用。

  紙粘土自体には粘着力が無いので、盛り付ける前に木工用ボンドをしっかりと塗っておきましょう。

  地形はある程度高低差をつけるとヴィネットにメリハリがつき、迫力ある仕上がりとなります。

ガンプラを固定しよう!

 紙粘土が固まる前に、ザクを足裏をギュっと地面に押し付けて完成時に立たせる位置を決めておきます。

  位置が決まったら関節に高強度タイプの瞬間接着剤を流し込んでしっかりと固定しておきましょう。

 ヴィネットは固定モデルのほうがはるかに安定するのです。

ベースと地面を下塗りする!

 ガンプラの位置が決まり、紙粘土が乾燥したらベースと地面をまとめてMr.フィニッシングサーフェイサー1500で塗装します。

  収縮色である黒で塗られたベースは全体の印象を引き締めてくれますし、黒は地面の下地の色ともなります。

  一石二鳥で作業時間を大幅に短縮することができるのです。

超重要!ガンプラをベースに固定するための軸打ち!

 地面を塗装したらガンプラを固定するための軸を打ちます 。

 地面をしっかりと貫通させ、最低でも2mmの真鍮線で固定しましょう。

 ヴィネットへの軸打ち固定は破損を防ぐために何よりも重要な作業です。

  私はちょちょっと地面に瞬間接着剤で固定しただけのプラモが落ちて壊れる瞬間を何回も見たことがあります。

タミヤテクスチャーペイントで地面を作る!

 土の基本を作るのにお手軽で便利なのがタミヤのテクスチャーペイントです。

 筆で盛り付けるだけで簡単にリアルな地面を作ることができます。

 ただ、溶剤成分が非常に強く、使うと筆が必ず一発でダメになってしまいます。

 安い平筆を使い捨てで使用するのがオススメです。

地面に深みをつける!

 テクスチャーペイントそのままだとどうしても単調な仕上がりとなってしまいます。

  ウェザリングカラーやウェザリングパステルをなんどもまぶしたり塗ったりして、地面が複数の色で構成されるように工夫してみましょう。

  少し塗り重ねるだけで簡単に本物そのものの地面に仕上がりますよ。

植物を植えてよりリアルに!

 植物を植えるとヴィネットがグンとリアルにグレードアップします。

 方法は簡単で、鉄道模型用のターフやスタティックグラスを木工用ボンドでくっつけるだけ。

 これらも一種類だけ使うのではなく、複数の種類を混ぜて使うとより自然な仕上がりとなるのです。

 なお、地面の作り方に関してはこちらの記事でもう少し詳しく解説しているのでぜひ読んでみてくださいね♪

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エポキシ系接着材でガンプラをベースに接着する!

 地面が完成したらエポキシ系接着剤でガンプラを固定します。

  エポキシ系接着剤は硬化するとゴム状となるのですがこれが重要なんです。

  このゴムの弾力がガンプラが揺れた時の衝撃を吸収し、ベースから落ちて破損するのを防いでくれるのです。

ヴィネット・ディオラマはスピードフィニッシュ向けのテクニックです!

 というわけでF2ザク簡単ヴィネットでした♪

 製作工程を見てもらえるとわかると思いますが、方法さえ知っていればすぐに出来ちゃうんですよね。

 以前、ホビージャパン でTVチャンピオンで有名なディオラマの名人、情景王の山田卓司氏がディオラマを製作するところを直接目にする機会があったのですが、もうすっごいスピードでどんどん出来上がっっていくんですよね。

 そのとき思ったんです。「ディオラマってこんなに手早く作っていいんだ!」って。

 みなさんの週末モデリングに、ぜひヴィネットをレパートリーに加えてもらえると嬉しいです。

 ホビージャパン2020年12月号をよろしくお願いします♪

「週末で作るガンプラ凄技テクニックHG編」にも収録!

 こちらのF2ザクヴィネットですが、「週末で作るガンプラ凄技テクニックHG編」に、本誌連載当時よりも完成写真を増やして収録しています。

 ホビージャパン本誌を読んだ人も、ぜひ改めて読んでみてくださいね♪

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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