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デザインナイフを超える究極のゲートカット性能を見よ!ゴッドハンドのアルティメットニッパーの素晴らしさをプロモデラーが徹底解説するよ!!

 こんにちは!プロモデラー林哲平です!

 ゴッドハンドが送り出した究極のニッパー「アルティメットニッパー」使ってますか?

 5000円、という価格なのでたかだかニッパーにそんなお金使えないよ!という人も多いとは思うんですが、このニッパー、値段の価値にふさわしい、凄まじい性能を秘めているんです。

 私も超愛用してます♪

 むしろこれがないともう生きていけないレベルです。

 それではアルティメットニッパーの解説いきます!!!

目次

アルティメットニッパーの特性を知ろう!

 アルティメットニッパーは通常の両刃ニッパーとは構造が少し違います。

 上段が「切り歯」下段が「まな板歯」の片歯構造となっており、下段の平面でしっかりゲートを支えて上段の薄く鋭い歯でゲートを押し切ることでスムーズかつ美しいゲートカットが可能となるのです。

アルティメットニッパーの使い方!

 ゲートカットに特化した片刃式ですが、下段が平面な分わずかに張り出しているため、直接ランナーから直切りすると切り残しが出やすいのです。

 まずは少しゲートを残してパーツを切り出しましょう

 ゲートを少し残して切り出した状態。

ニッパーでゲートを残さず直切りするとうっかりパーツの必要部分をえぐったり。

 薄い刃のニッパーだと刃がパーツに食い込んで歪み、刃先がズレて綺麗にゲートカットができなくなることがあるのです。

 ニッパーの刃をパーツにぴったりと水平に当てて、二度切りします。

 下段のまな板刃をゲートに押さえつつ、軽く力を込めて切り刃で押し切ることによりゲートをきれいにカットすることができるのです。

 ゲートをカットするときはニッパーの中心部分より気持ち内側ぐらいで切りましょう。

 これくらいの位置が一番良くゲートがカットできます。

 これは刃の先すぎると太いゲートの場合刃が歪む可能性が高まり、根元すぎると力のかかる位置の関係でゲートが残りやすいからです。

 ゲートをカットした状態。

  まな板の上でよく切れる包丁で料理をするかのごとく、手順を守って二度切りするとよく切れるデザインナイフで丁寧にカットするのと同様の美しさのゲート処理を一瞬で行うことができるんです!

アルティメットニッパーでやってはいけないこと!

 片刃ニッパーは刃が薄いのでゲート以外のものを切ると刃が歪んでせっかくの性能が台無しになってしまいます。

このようにランナーを切るなどはもってのほか。

 工作用ニッパーは別のものを使いましょう。

 「ゲートだったらなんでも切っていい」というわけではありません。

  キットによっては非常に太いゲートもあります。

  気にせずカットすると刃が歪んでしまう原因となるので、ある程度太いゲートには使わないようにしましょう。

 パーツの切り出しは他のもう少し強度の高い薄刃ニッパーを使い、アルティメットニッパーはゲートの二度切り専用に使うというのが最も長持ちさせる使い方ですね。

アルティメットニッパーは時間を買う工具である!!!

 片刃ニッパーは高価な工具です。

  しかし、デザインナイフで一個一個ゲートカットするのはとっても時間がかかります。

「ゲートカットする時間を買っている」と考えれば驚くほどお買い得なアイテムなのです。

 初めてアルティメットニッパーが発売されたとき

「そんな、デザインナイフより綺麗に切れるニッパーなんてある訳ないじゃん」

 とか思ってたんですが、実際使ってみるとあまりに効果抜群すぎてビビったのをよく覚えています。

 私はホビージャパンに掲載されているガンプラの新商品をひたすら組む、という仕事をしている(というか実はこちらのほうが本業です)のですが、一番大きときでは1週間ぐらいで10〜20体ぐらいのガンプラを組み立てなければならないことなどもあり、とにかくスピード勝負になるんです。

 アルティメットニッパーを導入してから、以前は3時間かかっていたHGが2時間に、5時間かかっていたMGが3時間半くらいで組めるようになりました。

 破損しやすいとよく言われる耐久性能ですが、私はMGやPGも含めてガンプラを200体くらい組んだ時に歯が欠けたので、丁寧に使えば普通の人が使うぶんには問題無いでしょう。

 パーツ数がどんどん多くなっていくガンプラに対抗するには我々モデラーも装備を強化するのが一番です。

 という訳でアルティメットニッパー、ぜひみなさんも使ってみてくださいね!

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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