こんにちは! プロモデラー林哲平です。
今回はタイヤとホイールの塗装法を解説します。
前回のメッキシルバーNEXT塗装編はコチラ
ホワイトリボンタイヤを塗り分けてみよう!
タミヤの1/48ビートルはタイヤとホイールが別パーツになっているので、塗装は非常に簡単。
普通に製作するならばそれぞれ塗装して完成後組み合わせるだけですが、ここは一工夫して戦前の自動車によく見られたホイールの塗り分けとホワイトリボンタイヤを塗装で再現してみましょう。
まずは下地としてMr.フィニッシングサーフェイサー1500を塗装します。
このホワイトがホワイトリボンになるわけです。
サークルカッターでマスキングテープを切り抜き、中心に貼り付けます。
ホワイトリボンの幅は実車の写真を参考にするとよいでしょう。
続いてMr.カラータイヤブラック+フラットブラックを混色したタイヤ色を塗装します。
マスキングテープを剥がしたらホワイトリボンタイヤの出来上がり。
細かなマスキング漏れはタッチアップで対応しましょう。
ホイールキャップを塗り分ける!
戦前のクラシックカーはボディカラーが2トーンの車輌だと、ホイールの色分けが車体カラー1+車体カラー2、加えてメッキされたホイールキャップが装着されているものが多く、塗り分けは非常に大変です。
しかし、再現すれば足回りがオシャレに決まること間違い無し!!!
まずは下地としてMr.フィニッシングサーフェイサー1500グレータイプを塗装します。
続いてボディ塗装と同様にExホワイト→バーチャロンカラーウォームホワイトの順番で塗装します。
リムはレッドなので、内側をマスキングテープでマスキングします。
曲面になっているのでホワイトリボン塗装のようにサークルカッターで切り出した丸いマスキングテープでは対応できません。
ここはマスキングテープを細切りし、ツマヨウジでディテールに密着させます。
密着させたディテールにそってデザインナイフの刃を入れ、不要なマスキングテープを切り抜きます。
このようなふくらんだ部分に一枚のマスキングテープを無理矢理なじませるのは不可能です。
多少手間はかかりますが、マスキングテープ細切りを張り、切り抜くを繰り返したほうがキレイに仕上がります。
大量の塗料を一気に吹き付けて発色させるとマスキングテープの裏側にまで塗料が回り込み、塗装が最初からやり直しになってしまうので少しずつ塗料を吹き付けて発色させましょう。
マスキングテープを剥がした状態。
多少のはみ出しは凹モールド部分にスミ入れしてやると目立たなくなります。
最後に中心部以外をマスキングしてホイールキャップをメッキシルバーNEXTで塗装します。
メッキシルバーNEXTの使い方はコチラ。
複雑な塗り分けを塗装で再現することができました。
オシャレなタイヤの完成!
戦前のクラシックカーに見られるホイールの塗り分けとホワイトリボンタイヤを塗装で再現することができました。
これを履かせるとビートルが一気にオシャレになります。
面倒ですが効果抜群なので、我こそは!という人はぜひチャレンジしてみてください。
次回は窓ガラスの加工法とメッキサッシの金属表現の方法を解説します。
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