こんにちは!プロモデラー林哲平です。
今回はホッチキスの針とプラスプーンを組み合わせて簡単にメカニカルな指を製作する方法を紹介します♪
HJメカニクス07掲載のジオより抜粋した記事なので、こちらも読んでみてくださいね♪
ホッチキスの針を曲げる!
まず、関節となるホッチキスの針を用意します。 サイズ違いでいろんな種類があるので、フォークの幅に合わせて使ってください。
100円ショップに売られているものでも全然大丈夫ですよ♪
このように3つずつ、等間隔に外していきます。
デザインナイフの刃先で切り分けるように外すと簡単ですよ♪
外したパーツをペンチでこのように曲げます。
ホッチキスの芯は頑丈ですが、それでもあまり曲げるのを繰り返すと金属疲労で折れるので、あくまでこの指は固定指だと考えてください。
プラ製フォークで指外装を作る!
続いて指外装をプラ製フォークから切り出します。
こちらはダイソーで購入した100均のスプーンを使用しています。
特に難しいことはしておらず、タミヤの薄歯ニッパーでパチっと切り離しただけです♪
失敗しても、この手のスプーンは予備がいっぱい入っているので問題なしです。
接着は高強度タイプの瞬間接着剤で!
プラと金属の接着はエポキシ系接着剤か瞬間接着剤が効果的。
私はある程度強度があり、使いやすいウェーブの高強度タイプの瞬間接着剤を使用しています。
完成!80年代風マニュピーレーター!
あとは指をそれっぽく接着すれば出来上がり。
必要に応じてさまざまな腕に組み込んでください。
こういったマニュピーレーター風の指の場合、5本ではなく3本や四本にしたほうが人間から外れたより機械的でメカニカルなイメージとなります。
塗装するとこんな感じに。
素材のディテールがそこまでしっかりしているわけではないので、ウォッシングやドライブラシなど、ウェザリング的な技法をつかってそれっぽい雰囲気で仕上げるとより効果的です。
古の技法、原田指を参考にして製作しました!
この技法、昔からのホビージャパン読者ならご存知だと思うのですが、今は亡き原田正彦氏の考案した「原田指」を参考にしているのです。
原田指はカッターナイフの刃を原型にプラ板をヒートプレスし、それを切り離して金属線入りのビニールコードでつない可動指を作るテクニック。
80年代の香り溢れる、近藤和久氏や小林誠氏の描くMSと非常に相性がよく、「手」ではなく「マニュピーレータ」という感じの仕上がりですごく雰囲気がいいんですよ。
100円ショップのもので手軽に作れる指があればな〜と考えていたら、「そうだ!原田指があったじゃないか!」とホッチキスの針を見て思いついたわけなんです。
というわけでホッチキスとスプーンで作るSFマニュピーレータ「林指」でした♪
お手軽なので、ぜひやってみてくださいね♪
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