こんにちは!プロモデラー林哲平です。
今回はガシャプラのマーシィドッグを紹介します♪
ボトムズの伝統、1/60ミニスケール!
ガンダム意外のロボットプラモデルで、放送から現代まで、途切れることなくリリースが続いているのはボトムズぐらいでしょう。
ATのプラモというと1/24と1/35がメインストリームですが、忘れてはいけないのが1/60です。
かつて、プラモデルメーカーのユニオンが数多く1/60のATをリリースしており、タカラから発売されなかった物語後半に登場するファッティーやツヴァーク、ラビドリードッグなどもラインナップされていました。
キット化はされませんでしたが、当時のホビーショーにはブラッドサッカーの試作も展示されていたくらいです。
その後ウェーブから一時期再販されたこともあるので手にとったこがある人も多いんじゃないでしょうか?
このモデルは2018年に販売された「ガシャプラ」ボトムズ第二弾にラインナップされたマーシィドッグ。
スケールは特に表記されていませんが、組み立ててみるとユニオンのものと並ぶサイズで、まさに伝統の1/60!
各部の関節が現代風にボールジョイントとなり、しっかり足が接地してどっしりとしたATらしい構えとなるのも素晴らしいところ。
雰囲気も良く、場所も取らないのでちょっとした週末モデリングにはピッタリのキットなんです。
ミニスケールロボってどう塗ればいいの?
とはいっても、「こんなちいさいプラモどう塗ったらいいのかわからない!」という人も多いのではないでしょうか?
13センチくらいの可動ロボットプラモとは確かに製作法は違いますが、方法さえ知っていればあっという間に完成します。
といっても方法はシンプルで、缶スプレーやエアブラシなどで一番大きい面積を塗り、後は筆塗りで塗り分けるだけ。
このマーシィドッグの場合だと下地をグリーンで塗ったあと、他の部分は全て筆塗りで塗り分けています。
グリーンの上にホワイトは普通は発色しずらいですし、ムラにもなりやすいのですが、シタデルカラーやファレホアクリルカラーのような隠蔽力が強く、上塗りしても下地が溶け出さない水性エマルジョン系塗料を使えば簡単かつキレイに塗り分けることができるんです♪
スミ入れはディテールごとにいちいち流して拭き取ると時間がかかるので、ウオッシングで一気にディテールにスミを流せば拭き取る手間もかかりません。
エッジやリベットが多いデザインなので、最後にドライブラシをしてディテールと立体感を引き立てています。
ちなみに、このトライゴンとほぼ同じ方法で仕上げています。
小スケールのロボットはロボットプラモとして考えるより、ミニチュアモデルとして考えると製作はグンと楽になります。
改造はタンクから伸びるホースをスプリングパイプに交換したのみ。
このホース、キットのままだと他の部分に干渉して塗りにくかったんですよ(笑)
コクピット内部を塗り分ける!
ガシャプラシリーズはコクピット内部までバッチリ再現されているので、しっかりと中身も塗り分けてみました♪
といっても見える部分をざっくり塗り分けただけ。
これくらいでも、肉眼で眺めるぶんには充分雰囲気ある仕上がりとなります。
コクピットハッチはキットのままだと取り外しで塗膜が剥がれてしまうので、前の取り付けピンを切り取り、後ろも少し削って干渉部分を減らして調整しています。
ATはコクピット開くと嬉しいんですよね。
昔、フルスクラッチでエクルビス作ったときも頑張ってコクピットは開けましたし♪
小さいロボットは楽しい!
というわけでガシャプラマーシィドッグでした♪
これ、元々ホビージャパンでガシャプラ第二弾を紹介するとき、素組みだと寂しいから塗って!とお願いされて製作したもの。
本当は同じ弾にラインナップされていたタートル、もしくはレッドショルダーカスタムが作りたかったのですが、私に回ってきたときは最後の一体のマーシィドッグしか残って無かったんですよ(笑)
ちっこいロボットは場所取りませんし、なによりすぐに出来るのが嬉しい!
元々余り者ですが、なにげにすごく気に入ってます♪
大学生のときにもマーシィドッグはタカラの1/24を頑張って作ったので、もしかしたら私マーシィドッグ大好きなのかもしれません(笑)
私は子供の頃食玩プラモやガチャに入っていたちっこいプラモからプラモの道に入ったので、こういうちょことしたプラモは大好きなんですよね。
気になる人はぜひ作ってみてください♪
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