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川口克己氏による伝説の作例「ZION’S砂漠の駐屯地」1/144グフを作ってみよう!「林哲平のHOW TO BUILD GUNDAM」。HJメカニクス14掲載作例

こんにちは!プロモデラー林哲平です。

今回はHJメカニクス16の連載記事「林哲平のHOW TO BUILD GUNDAM」にて制作した「ZION’S砂漠の駐屯地」の1/144砂漠グフを紹介します♪

記事では ギャンのスカートを移植する方法や、バックパックの詳細、手書きマーキングなどを解説しています

HJメカニクス14、15にて紹介した「砂漠ドム」と同様の製作法が重なる部分も多いので、こちらの記事と合わせて読んでいただけたらより楽しめると思います☺

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目次

バックパックだけではない!驚異の徹底改修作例「1/144砂漠グフ」

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「HOW TO BUILD GUNDAM2」に掲載されている川口克己氏による伝説のディオラマ「ZION’S砂漠の駐屯地」。

このディオラマには砂漠用にカスタマイズされた数多くのMSが並び、ドイツアフリカ軍団の駐屯地がそのままMSになったような、スケールモデル的なリアリティが素晴らしい傑作であります。

そのディオラマの右奥に後ろを向いて立っているのが、今回製作した1/144砂漠グフです

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マインレイヤーの意匠を感じる、自作されたバックパックにばかりつい目がひきよせられがちですが……

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素組みのグフと比べるとこの通り。

大幅なプロポーション変更が施されている、バックパックも含めた徹底改修作品なんですよ。

1/144グフはジオン系MSとしてはシャア専用ザクに次ぐ二体目のキット化で、「HOW TO BUILD GUNDAMⅡ」が発売された当時は改良強化新型ながら旧式化おり、ラインナップ後半の旧ザクなどに合わせたアップデートが施されており、そのスマートなプロポーションは後のHGやMGを先取りするかのような先進性を感じます。

それでは砂漠グフ、行ってみましょう♪

ギャンの胴体と組み合わせる!

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1/144砂漠グフの胴体は、下半身にギャンのスカートが使用されています。

当時のホビージャパンや「HOWTOBUILDGUNDAM1、2」の製作文を読むと、当時のストリームベース内ではより大河原邦男氏のデザインに近づけるためにギャンのスカートが使えないか?というアイデアが出されており、砂漠グフ以外では小田雅弘氏の製作された1/100 06Rも1/100のギャンのスカートが使用されています。

ここは当時を再現するうえでぜひともやりたい! と感じる重要な改造ポイントですので、カットの方法やパテを使って位置を調整しながら合わせる方法などについて解説しています。

頭部の改修!

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頭部も原作例に則り

■頭の幅詰め

■口の形状変更

■ヒサシを尖らせ、モノアイレールの幅を狭める

などの改造法を徹底解説しています。

特に幅詰めとヒサシの先鋭化は当時の作例では数多く見られる、定番の工作ですよね。

当時風の手首を作る!

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原作例では手首が自作されており、指はランナーから製作されています

当時の雰囲気を再現するうえにおいて重要なポイントであると私は思っておりますので、ランナーから指を作る方法を解説しています

この工作をしていると、昔のAMTとかのキットの太いランナーが欲しくなってきますね。まあ、今はいろんな太さのプラ棒が充実しているので問題無いんですが……

ああ、小学生のとき作ったAMTのYウイングとか、エイリアンのビッグチャップのランナーをとっておけば!

バックパックを作る!

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バックパックはHJメカニクス15掲載の砂漠ドムと同様に、プラ板とエポパテで自作し、四面写真や再現のポイントについて徹底解説しています

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砂漠ドムよりも形はわかりやすかったので、スムーズに作れてはいたのですが……

どうもバックパック中心ブロック、スラスターの上ぐらいのスジ彫りが気になってきて。これ、どう考えてもなにかの流用パーツだけど、わからないなあ、と思っていたら!

同時進行で進めていた、他の旧キット作例作っている最中にたまたま武器セットを開いてパーツを選んでいたところ、芯になっているパーツがフットミサイルと気がついたんです!

気がついちゃったら、やらなきゃですよね♪

というわけで、バックパックは一回作り直しております♪

ジオンマークを手書きする!

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原作例では、マーキングは全て手書きによるものです

私もラッカー塗料での手書きはマーキングは練習中であるのですが、なにかと複雑で書きにくい印象の強い、ジオンマークの書き方を自分なりに紹介しています

ラッカーの書き文字はリタッチがとにかくポイントですね

フロリアンガイエルのマーキングを書く!

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原作例では、SS第8騎兵師団フロリアンガイエルの紋章がバックラーに書き込まれており、作例の中でも非常に重要な再現ポイントとなっています

私は書き文字は苦手ですが、やはりこれは絶対再現したいポイントですし、苦手でも練習しないと上達しませんし

というわけで頑張って気合で書き込む方法、というより、私が書いた過程を解説しております

本当のマークだと馬と剣なのですが……自分で言うのもなんですが、どうしても○ーミンに見えるんですよね

いや、これは馬!馬!と心の言い聞かせております

原作例だと、もっと紋章のサイズも小さいですし、書き込みも精緻なんですよ

書き文字の経験をもっと積まねば!と作るたび思います。

HJメカニクス16をよろしくお願いします!

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というわけで1/144砂漠グフでした♪

こちらの記事は「HOW TO BUILD GUNDAM2」と一緒に読み進めることを前提とした記事なので、ぜひ! 2冊合わせてご覧ください。

HJメカニクス16をよろしくお願いします。

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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