こんにちは！プロモデラー林哲平です🎵
今回から、4回の連載でオーロラ製ゴジラを製作していきます
第一回は「レビュー編」です🎵
徳島でいただきました！
2023年の12月、私のプラモデルスペシャルイベントを、故郷徳島で開催させていただきました
そのとき、Twitterで知り合い、仲良くさせていただいていた、徳島のモデラーであるテレス☆ゴン@TELES_GONさんが来てくださったのですが……！
なんと！そのとき、1978年モノグラム再販版のオーロラゴジラをふくめ、たくさんの大変貴重なプラモデルをいただいたんです！
ゴジラを手渡されたとき、
「これをどう作るのかが、見てみたい」
と……！
いやあ、もう、これはモデラーとして最大の賛辞ではないですか！
もう、これは作るしかない！といざパッケージオープンの前に！
オーロラってどんなプラモデルメーカー？
昔ながらのモデラーさんはご存知だと思いますが、「オーロラ」と聞いてどんなプラモデルメーカーなのか、よく知らない！という人もいらっしゃると思います。
というわけで、簡単ですがオーロラモデルの歴史を解説していきますね🎵
オーロラは昔、アメリカで人気を博したプラモデルメーカーです。1950年代から1960年代にかけて、飛行機、車、映画やテレビのキャラクターなど、たくさんのプラモデルを送り出しました。
オーロラのメインターゲットは低年齢層の子供たちでした。精密さよりも、組み立てやすさ、パーツ数の少なさや、低い価格帯というところを意識した商品ラインナップだったのです
オーロラはプラモデルメーカーとしては後発だったので、レベルなどのすでにスケールモデルで実績のある、技術力の高いメーカーとは別の市場を狙ったんですね
特に大人気となったのが、映画のキャラクターをプラモデル化から始まったモンスターシリーズです。「フランケンシュタイン」や「ドラキュラ」などのキットは大ヒットとなりました
スケールモデルがマニア化していく市場の中で、キャラクターモデルで勝負する……なんだか、すごくどこかで聞いたことがある話ですよね
しかし、時代が進むにつれ、アメリカではプラモデルや、オーロラの収益の柱の１つであったスロットカーの人気がだんだん落ちていきます。創業者者グループは1969年にオーロラを外部の投資会社に売却、その後、1980年にオーロラは倒産してしまいます。
ですが、オーロラのキットは多くの人たちに愛されていました。
ファンからの復活を望む声も強く、オーロラの金型を引き継いだメーカーからは、復刻や再販が何度もされているので、キットにもよりますが、比較的入手は難しくないシリーズだと思います
現在では、黄金期のアメリカプラモデルを数多く復刻しているメーカー、アトランティスモデルがオーロラの金型の多くを所有しているようです
オーロラゴジラのパッケージオープン！
さて、いよいよパッケージをオープン！
オーロラのゴジラは1964年に金型が制作されたキットで、オーロラ倒産後も金型が別メーカーに引き継がれ、モノグラムやポーラライツから再販されています
このランナーがシュリンクされた袋の感じがたまりません！ 開けるのがもったいなくなります
私がいただいたモノグラムの再販版は夜光パーツが入ったバージョンである「grow in the dark」。
なお、このパーツは使わずともグリーンで成形された通常版のパーツも入っていて組めるのでお得感が高いです
1978年と46年前のプラスチックですが、この通りバッチリ光ります♪
パーツは緑の成型色で、プラスチックは固めのしっかりしたもの
ランナーに枠が無いのが時代を感じます
説明書
スマホで写真を撮影したのですが、最近は昔は読めなかった英語の解説文が、写真のテキスト自動認識機能などでスキャンしやすくなったので読みやすくなりましたよね
というわけでオーロラゴジラレビュー編でした🎵
次回は組み立て&工作編
黄金時代のアメリカンプラモを、キットのディテールを最大に生かして組み立てる方法を紹介していきますね🎵
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