こんにちは!プロモデラー林哲平です。
今回はHJメカニクス14の連載記事「林哲平のHOW TO BUILD GUNDAM」にて制作した「ZION’S砂漠の駐屯地」の1/144砂漠ドムをバックパックを紹介します♪
プラ板工作を学んでみよう!
プラ板工作を覚えている者は幸せである
工作力豊かであろうから
私たちはその記憶を記されてモデラーとして生まれてきたにも関わらず、思い出せない性を持たされたから
それ故に、ミ・フェラリオに変わりプラ板工作を伝えよう……
今回はダンバイン特集ということで、前回制作した砂漠ドムのバックパックをテーマに、プラ板工作を徹底解説しております。
プラ板工作は改造の基本テクニックですが、「方法がわからない!なぜ、プラ板工作ができる人はプラ板でなんでも作れるんだろう?」とお悩みのモデラーさんが多いように感じます。
そこで、今回の記事では入門者が疑問に感じるポイントを初歩の初歩から徹底的に解説しております。
○形状を読み取る方法
○図面の引き方
○プラ板の切り出し方
○接着の方法
○箱組み
○積層
○複雑なブロックの構成法
などなど。それでは技法紹介行ってみましょう♪
つくりたい形を計測する!
プラ板工作において最も重要なのが「いかに作りたいものの形状を把握するか?」ということです。
記事では写真や立体を採寸し、形状を把握するために必要なコツについて徹底解説しています。
ここがおろそかだとどんなに工作力があっても「あれ?なんで似てないんだろう」ってなっちゃいがちなんですよね。
方眼紙に図面を引こう!
プラ板工作において重要なのが「図面」です。
複雑な形状であれば、最初にある程度設計図をかいておけば正確な形を格段に把握しやすくなるのです 。
記事では方眼紙を用いて、ノギスと定規、シャーペンで、段階を踏んで図面を引く方法を初歩の初歩から徹底解説しております。
プラ板を組み立てよう!
図面を引いたらそれに合わせてプラ板を切り出し、組み立てて行きます。
記事では図面通りにプラ板を切り出す方法、接着や図面が間違っていた場合のリカバリー法など、基本的な工作ポイントについても徹底解説しています。
「積層」で形を作ってみよう!
プラ板はカクカクした箱型だけではなく、ゆるやかな曲面なども表現可能なマテリアルです。
記事では曲面を再現可能な基礎テクニックである「積層」についても徹底解説しております。
異素材も使ってみよう!
ほぼ、どんなものでも制作可能なプラ板工作ですが、場所によってはパテや金属線など、異素材を使ったほうが表現しやすい部分もあります。
記事では異素材と併用する方法についても解説しています。
プラ板工作は「魔法」ではありません!
前回のHJメカニクス14で砂漠ドムを制作したとき、どうしても悩んだのがバックパックでした。
既存のどのキットからも流用できる形状ではないので自作するしかないのですが、どうしても制作を解説するスペースが1連載では足りない、と感じたのです。
そこで「徹底的にプラ板工作の基本からバックパックの制作法の解説記事がしたい!」と、HJメカニクスの木村学編集長にお願いしたところ、ありがたくも8ページもいただくことができ、今回の記事が実現したのです !
木村さん、ページいただき、本当にありがとうございます!
今回の記事、実際本を読んでいただいたモデラーさんならわかると思うのですが
ノギスで採寸→方眼紙に書き込む→切り出し→組み立て……
を本当〜に延々と繰り返している地味な内容です。
ですが、それこそがプラ板工作なのです。
魔法のように一瞬で出来ているわけでは無いのです。
ですが……一枚一枚、プラ板を切り出し、貼り重ね、組み立てて形が出来上がってゆく工程というのは。
子供の頃ひたすらレゴブロックを組み立てていたような、プリミティブな快感を私は感じるんですよね。
この記事で、プラ板工作の楽しさを感じてくれるモデラーさんが一人でも増えてもらえると私は嬉しいです。
というわけでプラ板でバックパックを作る方法、徹底解説編でした♪
砂漠ドムの記事はHJメカニクス14と15を合わせて完結となるので、ぜひ2冊合わせて読んでみてくださいね
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プロモデラー林哲平が送る、週末の空いた時間に、誰でも簡単、お気軽に、カッコいいガンプラがあっという間に作れてしまうガンプラ製作本「ガンプラ凄技テクニック」。
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実際に作った作品をモデラーさんから見せていただけることも多く、本を書く側として。
プロモデラーとして、そのたびにたまらない喜びを感じます。
「プラモデルを趣味として作ってみたいけれど、ちょっと難しそうで手が出ない」という人はぜひ手にとってみてください。
プラモデルの楽しさをを体感する、手助けになれば私は嬉しいです。
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「世界の全てを模型店に」をテーマに、ありとあらゆる日用品で制作するオリジナルメカ
それが「再生構築機界ケルバーダイン」です。
子供の頃の、なにかを作りたくてしかたがなかったあの衝動を、いつの日も追い続けたい。
そんな気持ちで制作しているので、ぜひケルバーダインたちを見て、なにかを感じていただけると嬉しいです。
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