こんにちは!プロモデラー林哲平です
「絶対に作る!造形村1/32Fw190A-3」第3回は仮組みについて解説します
前回の「基本的なパーツの成形」はこちら

いきなり接着してませんか?
仮組みは実際の制作前の、分解前提の組み立てのこと
切り出したパーツをマスキングテープでパーツを組み上げて、パーツの合いなどをチェックします
これはどんなプラモデルでもそうですが、いきなり接着してしまうと、隙間ができたり、干渉してうまくパーツがハマらない部分なども出てしまいがちなんですよね
特に飛行機モデルはコクピットを胴体に入れる構成になっているので、仮組みを怠ると胴体の巨大な隙間ができたり、主翼がうまくハマらなかったり大変な事態になります
造形村のSWSシリーズは内部に組み込むパーツが多く、入念な仮組は必須!
それでは仮組み、行ってみましょう!
胴体はコクピットの床板から仮組みする

いわゆる「士の字(飛行機の基本形状。飛行機の型が漢字の士に似ているところから)」にするところまでチェックします。まずは胴体の基本となる、コクピットの床板パーツを内側に嵌め込みながら胴体を仮組みしていきます。この床板パーツは胴体の基本骨格になる最も重要なパーツなので、入念にすり合わせをしながら組み立てること
うまくハマらない場合は、位置決め用のダボの端をデザインナイフで斜めに削るなどして、奥までしっかりとハマるように調整しましょう
マスキングテープで胴体を組む。内部パーツは最小限で

マスキングテープで胴体を組み立てていきます。この段階では、あくまで胴体の外形のチェックが基本目的なので、無理に内部パーツを全て組み込んで仮組みする必要はありません。むしろ、それをするとパーツが紛失する危険があるので、あくまで形状を保つためのパーツに絞っておきます
翼はトラスパーツを入れてから

翼も同様にテープで仮組みします。内側のトラスパーツを入れておかないと翼が撓むので、仮組みの段階でも入れておいてください
翼と胴体を合わせて「士の字」に

翼と胴体を合わせたら・・・「士の字」になりました!ガンパネルやエンジン周りは今回開口して仕上げるので、仮組みはここまでで。機首周りもしっかり密閉して作る場合は、エンジンは作った状態で仮組みしましょう。エンジン周りの外板取り付けはかなり繊細な作業なので、疎かにすると高確率で隙間が開きかねません。私としては、ボークスのSWSシリーズは内部表現が魅力なので、開けたほうがいいと思います。むしろ、ピッタリと閉じて作るほうが難しいんじゃないでしょうか?
要になる部分はスマホで撮っておく

仮組みしたら、コクピット内部など、要になる部分はスマホで写真を撮影しておきましょう。塗装後に組み立てるとき、隙間が空いたりした場合、どこが干渉しているかなどを把握しやすくするためです
完成後に見えないパーツは思い切って省く

キットは内部パーツが充実しているため、エアモデルとしては相当なパーツ数となります。なので、よほどこだわるのでは無い場合、完成後に見えなくなるパーツは思い切って省いてしまいましょう。これで相当に制作コストが下がります。私はハッチを開けたとき、少しでも見えるのでは?とほとんど全てのパーツを塗装して中に入れましたが、この胴体下の空間に入れる燃料タンクのみ、完成後は絶対に見えないため、省きました
というわけで仮組みでした!
このキットは内部がギッシリ詰まっているぶん、仮組み、仮組み、仮組みしてはまた仮組み、と、どれだけ仮組みするんだ!というぐらい、仮組みしながら制作するのが制作上最大のポイントとなります
一度仮組みしても、塗装して塗膜ぶんの厚みが増えたり、他のパーツを接着したりするとなにかしら干渉して上手くパーツが合わなくなることがあるので、とにかく接着の前には納得行くまで仮組みしてください
次回はコクピットの制作について解説します
お楽しみに!
この作例は月刊ホビージャパン2026年9月号に掲載されています!
完成したFw190A-3の作例と制作記事は、月刊ホビージャパン2026年9月号に掲載されています
ホビージャパンWebでもキットレビュー記事が公開されていますので、あわせてどうぞ
林哲平の書籍一覧はこちらのページにまとめています

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