こんにちは!林哲平です。
ガンプラのデカール貼ってますか?
昔のMSV時代のキットならともかく、最新のVer.kaやユニコーンガンダム系のキットなんかは何百枚ものデカールを貼るように指定されていることも多いので、人によっては説明書見ただけで気が遠くなることがあるんじゃなでしょうか?
ちなみに私は毎回なります(笑)
今回はメッキキットへのデカールの貼り方を解説していきます。
基本は普通のデカールを貼るのと同じですが、ちょっと気をつけるポイントがあったりするんです。
それではMGフェネクスを題材にデカールを貼って行きましょ〜♫
デカールを台紙から切り出す!
台紙からデザインナイフで必要なデカールを切り出します。
フェネクスのような大量のデカールが付属するキットの場合、ハサミを使って切り出すと台紙がバラバラになってしまい、小さなデカールがなくなったり、必要なデカールがどこにあるのかわからなくなってしまいまうんです。
デカールはお湯につける!
デカールを水につけます。
ユニコーン ガンダムのようにデカールが多いキットは水だと台紙から剥がれるスピードが遅く、時間がかかるのでお湯を使うとスピーディーに作業できます。
冬場の水が冷たいときなんかは水だと全然デカールが浮いてこないので、ポットを横において常に湯を補給しながら作業すると楽ですよ。
私は一年中デカール用のポットを常備してます(笑)
ただ、デカールをお湯につけすぎるとデカールのノリが全部流れて貼りにくくなってしまうので慣れるまでは注意してくださいね。
デカールを貼る!
お湯につけてデカールが台紙から浮いてきたら、貼る位置にセットしてから台紙をズラし、デカールをパーツにのせます。
位置の微調整はつまようじや水で濡らした平筆の先で動かすとうまくいきます。
メッキキットにデカールを貼る場合、そのままピンセットの先で位置を調整すると先端で引っ掻いてメッキを傷つけることがあるので気をつけてくださいね。
折りたたんだティッシュで水分を拭き取ります。
このときデカールの位置がズレやすいので注意しましょう。
これで一応デカールは貼れてはいるのですが、このままだと非常に剥がれやすい状態なんです。
パーツの上にデカールは乗っていますが、パーツに密着はしていないので剥がれやすいんです。
しっかりとデカールを貼るにはマークソフターが必要なんです。
マークソフターでデカールを密着させる!
デカールをパーツに密着させるにはマークソフターを使います。
デカールを水分を抜いて貼ったら、マークソフターを塗って10秒くらい待ちます。
デカールによっては表面にシワがよってきたり、しなかったりしますが、ガンプラに付属するデカールはだいたい少しくらいシワが寄ることが多いです。
が、とりあえず10秒くらい待っておけば大丈夫です。
マークソフターはデカールを柔らかくする軟化剤。
塗ることでデカールをパーツに密着させることができるのですが、つけすぎると銘柄によってはデカールが溶けることもあるのでつけすぎには注意してくださいね♫
デカールが柔らかくなったら水を染み込ませた綿棒で中心から外側へとくるくる、と軽く回しパーツに押し付けながら密着させます。
デカールを密着させるときに使う綿棒は百円ショップなどに売っている安物の綿棒を使うと毛羽立った毛がデカールにくっついて汚くなってしまうので要注意!
模型用の毛羽立たない綿棒を使いましょう。
私はいつもGSIクレオスのMr.綿棒を使っています。
出来上がり!
金メッキの上にデカールを貼ることができました。
貼ったときメッキパーツの表面にデカールのノリなどが残ってちょっと汚くなりますが、24時間くらいしっかりと乾燥させたあと、カーモデル用の磨き用不織布でワックスがけすればピカピカになります。
また、金メッキの上にウェザリングをかけることもできますので、それならば多少デカールを貼るのに失敗して汚くなってもいくらでもごまかせるので初心者はウェザリング仕上げの方が楽ですよ。
デカールはマークソフターで密着させることを心がけると仕上がりが変わってきます。
というかマークソフターで密着させることまでがデカールを貼ることであり、デカール貼りでは必須作業であると思ってもらった方がいいかもしれません。
デカール大量貼りのコツ!
ユニコーンガンダムのような大量にデカールを貼らなければならないキットの場合、このように貼る場所に対応して10枚くらい切り出して置いておくとスムーズに作業できます。
反面これをやると作業スピードはアップしますが、デカールを無くしやすくもなるので自分のレベルに合わせてやって見てください。
ちなみにユニコーンのデカールを全部貼るのはかなりの苦行です。
目立つ部分だけに貼り、ある程度間引いても誰も気がつかないのでオススメですよ。
メッキにマークセッターは厳禁!
デカールを貼るとき、密着させるアイテムとして便利なのがマークセッターです。
私はGSIクレオスのマークセッターを愛用しているのですが、以前PGフェネクスのデカールを貼ったとき、メッキに上掛けされているクリアーオレンジの塗膜をわずかに溶かして表面が汚くなってしまったことがあるんです。
マークセッターはデカール用のノリで、お湯を使った大量貼りでは欠かせないアイテムなんですが、メッキにデカールを貼る時は使用を控えておきましょう。
どうしても使いたいときは水生アクリル系のクリアーなどを事前に吹いておき、メッキ面を保護してから使った方が良いでしょう。
おわりに
メッキキットへのデカール貼り、いかがだったでしょうか?
やってみたい!という人はぜひぜひチャレンジしてみてくださいね♫
なお、このデカール貼りの方法は私の著書「ガンプラ 凄技テクニック」より抜粋したものです。
より詳しい製作法が気になる人は読んでいただけると嬉しいです〜
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