こんにちは。林哲平です。
顔はガンプラの命。
そしてその中でも目は一番目立つポイントです。
ここがビシっ!と決まってないとどんなに他の部分を丁寧に仕上げていても台無しに。
実際本体の工作はすごく良くできているのに、目でものすごく損をしている作品を展示会やSNSでよく見かけます。
ただ、ガンプラ、特にガンダム系MSの目って塗るのがすんごく難しいんですよね。
ここではそんなガンダム系MSのツインアイをカッコ良く仕上げる方法を解説していきますね♪
基本なれど効果抜群!キット付属のシールのをキレイに貼って見よう!!
ほとんどのガンプラには彩色を再現するためのシールが付属しています。
ツインアイはパーツのみだと目の周りの黒縁などを再現するのが難しいので、ガンダム系MSだとHGだろうがMGだろうがほぼついてきます。
で、ガンプラカラーリング用のアルミシールってこの手のセンサー部分のメタリック表現が非常に良いいんです。
なんせ目は基本シールを使う!ってプロモデラーだっているくらいですからね。
まずは基本中の基本!目のシールをきれいに貼る方法を学んでいきましょ〜♪
まずはシールをピンセットでつまみ、指定の位置に貼ります。
ツインアイのシールはとにかくピンセットを使うことをオススメします。
小さいシールは指だと貼りずらいですし、手で持つと手の脂がシールの粘着面について粘着力が弱まり、シールがパーツに貼れなくなってしまうのです。
ピンセットは安物だと先端の精度が低く失敗の原因となるので、ちょっと値は張ってもいいものを使いましょう。
私はタミヤのピンセットをよく使っています
ツインアイのシールは位置決めも難しいのですが、ガンダムのマスクの頂点とツインアイの繋がっている部分の窪みを合わせながら貼っていくと位置を調整しやすいですよ。
シールはそのままでは上に乗っているだけ。
ツインアイのディテールに沿ってつまようじの先でおさえ、シールの弾力を活かして凹凸になじませていきます。
アルミシールは比較的強度が高いのでそうそうやぶれることは無いですが、より慎重にいきたい人はつまようじの先端を軽く紙ヤスリで撫でておくと先端が丸まるのでより安全に作業できます。
ツインアイのシールを貼った状態の出来上がりです!
ディテールにしっかり馴染み、キラキラ輝くツインアイが立体感ある仕上がりになりました。
目のシールは綺麗に貼るとパチ組みでもグッとカッコよくなります。
まずはこのあたりを目指して頑張ってみてくださいね♪
クリアーを活かせ!本物のセンサーのようにツインアイを塗る!!
HGリバイブシリーズやMGなど、ツインアイがクリアーパーツになっているガンプラもあります。
せっかくなのでこのクリアーを活かして塗装したい!という人も多いはず。
ここからはクリアーパーツを活かした塗装方法を解説していきます。
持ち手にパーツを保持し、缶スプレーかエアブラシでクリアーカラーを塗装します。
少ない面積ですが、筆でクリアーカラーを均一に塗るのは非常に難しく、ムラになると目立つので缶スプレーかエアブラシを推奨します。
タミヤエナメル塗料のフラットブラックでくまどりを筆塗り。
後で拭き取ればいいのでハミ出しは気にしなくても大丈夫です。
なお、タミヤエナメルのフラット系カラーはしっかり攪拌しておかないと底に溜まったツヤ消し成分が全体に回らず、塗っても半光沢になってしまうのでよく混ぜておくこと。
はみ出たエナメル溶剤をタミヤエナメル溶剤を染み込ませた綿棒で拭き取ります。
ツインアイは小面積なので、先端が尖った綿棒などを使うと作業しやすいですよ。
クリアーパーツを活かして塗装する場合、裏側は透けるのでそのままだと真っ黒く沈んだようになり、死んだ目になってしまいます。
裏側からラピーのようなメタリックテープをを貼って反射板を作っておきましょう。
こうしておけば光がクリアーカラーを透過してキラキラ輝くツインアイになります。
なお、裏側からメタリックテープを貼るのが面倒だからとシルバーを塗るのはやめておきましょう。
シルバーはクリアーを通すとグレーのように見えてしまい、やはり目の輝きを生かすことが重要なこの方法ではあまり見栄えがしなくなってしまうのです。
クリアーを活かしたツインアイの完成です!
この方法はキラリとした透明感のある、非常にリアルな仕上がりとなります。
ただし、肉眼での見栄えの反面、写真を撮る場合よほど上手にライティングしないと目に光が届かず、暗く沈んでしまいがちなので注意してくださいね。
なお、クリアを活かしたツインアイ塗装法が最大の効果を発揮するのは電飾工作です。
アニメ同様にボワっと光るツインアイはリアリティー抜群です!
最近ではMGに仕込める小型の組立て済みLEDも発売されているのでぜひ試してみてください♫
筆塗りでツインアイを塗る!!
ツインアイを塗る方法はいろいろありますが、最も伝統的なのが筆で塗装する方法です。
昔のガンプラは今のように目だけが別れた別パーツにはなっていなかったので、筆で塗り分けるのが普通だったんです。
かつてはラッカーやエナメルを使うのが一般的でしたが、現在では筆塗りに的した水性エマルジョン系 塗料であるシタデルカラーやファレホアクリルカラーが普及してきたのでそれを使うのが一番のオススメ。
塗装するときは上の写真のように下地をソリッドカラーで塗っておいてから、中心にほんの少しだけホワイトを塗ってハイライトを入れてみましょう。
こうするとハイライトのおかげで何もせずともボワっと光っているように見えるんです。
ソリッドカラーゆえに写真で撮影したとき光を拾いやすく、目が暗く沈むことが少ないので古い技法ですが現在でも非常に効果的なテクニックです。
どちらかというとウェザリング仕上げなどの渋めのフィニッシュと相性がいい感じです。
ツインアイは怖くない!
ツインアイのいろんな仕上げかた、いかがだったでしょうか?
私もガンダムタイプのツインアイって昔はかな〜り苦手で、モノアイのザクとかドムなんかの方が気が楽なのでそっちばっかり作っていました(笑)
ただ、今では非常にいいシールとか最初からついていますし、方法さえ知っていればとっても簡単なんです。
ツインアイはガンダムの命。
ぜひビシっとカッコ良く仕上げてあげてくださいね♪
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