こんにちは。林哲平です。
今回は5体目のケルバーダイン、グラッズドレアの製作途中写真を紹介します。
ケルバーダインについてはコチラをみてくださいね。
使ってみたい!生体パーツ!
今回のケルバーダインは今までと趣向を少々変えまして。
生体パーツを多めに使って製作してみました。
きっかけは夕飯にでたホッケです。ホッケの開きを食べていたら、「このホッケの骨はッ! ケルバーダインの部品にッ! 応用できるッ!!!」と唐突に思い至ったのです。
実を言うと、模型に生き物のパーツを使うのはそれほど変わったことではありません。
かつてホビージャパンで活躍し、造形師、そしてアーティストとしても確実な地位を築いている竹谷隆之氏や、仮面ライダーの怪人デザインで知られる韮沢靖氏はクリーチャーの作例を作るときに生き物の骨や甲殻類の殻、貝殻などを積極的に使われていました。
子供心に「なんてすごいアイデアなんだ!!!」 とリスペクトしまくりだったので、今回ノスタルジーにひたる意味も込めてこの「グラッズドレア」を製作するに至ったのです。
グラッズドレアという名前は頭部や肩、背中に使っている牡蠣の学名 「Crassostrea」をもじって命名しました。
そのまま発音するとスースーして弱そうな響きなので、濁点を付けて強そうな響きとしてみました。
やっぱりロボットの名前には濁点が入っていないと♪
4面図!
「骨を使うからにはガイコツみたいな格好良くて悪そうなケルバーダインにしよう!!! テーマはアンデッドロボだ!!!」
とか考えながら手を動かしていたら想像を超えた感じに凶悪なデザインとなりました。
悪そうなロボットを作るのは得意なので気が楽です。
胴体の各部に貼りつけたホッケの骨が存在感抜群!!!
頭部の構成!
頭部はゾイドのジェノザウラーをイメージソースに100円ライターと洗濯バサミ、ホッケの骨、牡蠣の殻で構成。
牡蠣の殻は去年、結婚式の段取りを決めるために結婚式場に通っていたとき、昼食で私、奥さん、義母で食べたカキフライ定食に飾りで入っていたもの。
使えるかな~と確保しておいて正解でしたね。
存在感抜群の装甲になってくれました。
胴体の構成!
胴体中央部の金属フレームは道端で拾ったもので、どういう用途に使われるものなのかはよくわかりません。
腰には義母から貰ったプラスチック製フォークの先をくっつけ、よりガイコツっぽい凶悪さを演出してみました。
私がこういうゴミでロボットを作るのが趣味だと知った義母が、「使わないから良かったら使ってね♪」と大量の使い捨てフォークとスプーン、ナイフを譲ってくれたのです。
理解のあるお義母さんのおかげで、グラッズドレアは完成したと行っても過言ではありません。
お義母さん、ありがと~♪
背面の構成!
背面はマウスの内部に入っていた基盤をメインに、洗濯バサミと瞬間接着剤のケースを組み合わせた肋骨状パーツで構成しています。
奥さんに言わせると、この肋骨状パーツが今までに無い感じで良いとのこと。
脚部の構成!
足首は2種類の洗濯バサミと瞬間接着剤のフタで構成。
関節部分はペットボトルのフタとサーティワンアイスクリームのスプーンを組み合わせ、デザインナイフのケースをバーニアノズル風に取り付けて構成しています。
そのままだと骨すぎて強度が怖かったので塗料が固まってしまい使えなくなった塗料皿を装甲兼補強パーツとして接着しています。
左腕の構成!
左腕はMr.瞬間接着パテの容器を歯ブラシではさみ、スプーンやコード、ヘラ、樹の枝などを隙間に詰め込み関節っぽく構成。
このあたりは以前製作したオーヴォルからのフィードバックです。
右腕の構成!
チェーンソーの刃部分はサランラップを切り取る部分に貼られている金属のギザギザを丸めて使用。
先端にブラシウォッシュの中身と義母からもらったナイフをくっつけてさらにトゲトゲしいシルエットとし、凶悪度をアップさせてみました。
生体パーツ最高!
生体パーツは有機的で特徴的なラインが一発で出せるので、使っていてとても楽しいです。
こんなことなら今年の正月食べたカニの殻を取っておけば良かったと少し後悔です。
グラッズドレアは今までのケルバーダインとは露骨に違うラインをしているのでどんな塗装を施すか考えるのが楽しいです。
さてどんな色に塗ろうかな~♪
ケルバーダインを応用してジオを製作しました!
このケルバーダインの製作で培った技術を応用して、100円ショップの素材だけで小林誠版ジオを製作しています。
こちらもぜひ見てくださいね♪
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