HJメカニクス連載記事「林哲平の機動模型超級技術指南」第3回は旧キットの製作法を徹底的に解説!!!
「究極の作例を作る」をテーマに予算、時間、手間など全てのリミッターを解除して思いのままにガンプラを作るホビージャパンメカニクスの連載企画「林哲平の機動模型超級技術指南」
HJメカニクス03号掲載の第三回は1/60 MS06R-2ザクⅡジョニーライデン少佐機を題材に旧キットの改造方法を徹底解説しています。
06R-2の作例といえば「コミックボンボンスペシャル SUPER MODELING VOL.1」の表紙を飾った小田雅弘氏制作の1/60ライデン機です。
この作例はまだ06R-2のキットが発売される前に黒い三連星使用を大改造して制作されたもので、ジャイアントバズや高めの足首など後に続く06R-2の立体物の基本となり、絶大なる影響力を誇る伝説的な作品なのです。
今回は最新のマテリアルを使い小田雅弘氏の工作を現代に復活。「肩ハの字」など懐かしのテクニックや何故か現代に到るまでガンプラでは再現されていないR-2型ランドセルの完全再現、LEDを使った電飾工作など「これが知りたい!!!」というポイントを大量の写真と詳しい文章、大増量12ページに渡り解説しています。
旧キットザク系の定番工作「肩をハの字に」!
ガンプラ初の定番工作である「肩ハの字」 記事ではノギスを使い、お手軽かつ正確に左右対象が出せるように1ページまるまる割いて徹底解説。 ハの字になると旧キット特有の肩のゴツさが取れ、ナチュラルなイカリ肩となりプロポーションバランスが抜群に良くなるのです。
幅詰め工作をマスターして腕を引き締める!
腕の小型化パートでは「幅詰め」の方法を詳しく紹介。 幅増しや延長と違い、あるものから引くだけなので実は見た目よりもずっと簡単な工作なんです。
R-2型ランドセルを完全再現する!
R2型バックパックはR1型と大幅に形状が異なります。 MSVハンドブック2掲載の設定画を元に
○天板から半分露出したタンク
○オフセットされたフック
○整流板付け根の形状
などなど、全ての相違点を10枚以上の写真でわかりやすく解説しています
「高い足首を作る!」
06Rシリーズの特徴である「高い足首」も詳しい工作方法を解説しています。
記事中で「高い足首」がいかに06R2のプロポーションバランスを向上するか説明しているのですが、実際やってみるとこの工作を考案した小田氏の天才的なセンスに脱帽です!
「MAX塗り」でザクの重量感を強調する!
塗装はMSVにピッタリな重量感溢れる仕上がりが魅力の「MAX塗り」を解説しています。
ガイアカラーなどの隠蔽力の強いラッカー系塗料のマテリアル進化により、20年前の流行当時より明度、彩度の発色が格段に楽になりとっつきやすくなっているのです。
「テレビカメラ式」発光モノアイを組み込もう!
1/60 06Rといえばムギ球とモノアイシールドによる「TVカメラ式発光ギミック」が魅力。
記事では超高輝度LEDを使い、現在の最新マテリアルで回路を組み込む方法を詳しく解説しています。
実は工作初心者に優しい旧キット
工作前後の写真です。
旧キットは部品も少なく、ディテールやラインもおおらかなので最新キットのように改造部分が浮く、ということがほとんどありません。
「存分に工作を楽しむ」 という点において、工作初心者にこそ非常に優しいキットなんです。
というわけで機動模型超級技術指南第三回は「MS06-R2 ザクⅡジョニーライデン機」でした。
私は1981年生まれのSDガンダム世代でして、小田氏の作例は「古い」と思い込んでいました。
ですが、今回改めて小田氏の製作文を読みながら写真じっくり隅々まで調べて製作してみるとあまりに的確な工作の数々に驚愕!!!
手を動かせば動かすほど「伝説のモデラー」の凄まじさを実感いたしました。
1/60 06Rを持っている人、これから作って見ようと思っている人。
そして小学生の頃に「このザクを作りたい!!!」と必死で手を動かしていたモデラーさんに読んでいただければ、私はめちゃくちゃ嬉しいです!
この記事を見て作っていただきました!
なんと!この記事を見て実際にモデラーさんがジョニーライデンザクを作ってくれました!
こちらはyogawa.rx78さんの作品。
写真見て「あれ?なんで自分の作ったのがこんなところにあるんだろう?」とびっくりする完成度です!
私はガンプラの製作解説をするとき
「見たモデラーさんが本当にできるように」を常に心がけています。
こうして「見て作ったよ!」と作品を見せていただけるのが一番嬉しい時間ですね♪
「ガンプラ凄技テクニック 機動模型超級技術指南」に収録されています!
こちらのジョニー・ライデン専用ザクですが、「ガンプラ凄技テクニック 機動模型超級技術指南」に収録されています。
HJメカニクスでの連載が一冊にまとまり、自分で言うのもなんですが…… 読み応え抜群の本になっております!
↓こちらの記事で本の内容をほぼ確認できますので、ぜひ読んでみてくださいね♪
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