デカールをパーツにピタリと密着!デカール貼りには欠かせないMr.マークセッター完全攻略ガイド!!

 こんにちは! プロモデラー林哲平です!

 プラモデル製作にはつきもののデカール貼り。

 その強い味方であるマークセッターですが……

 結構周りのモデラーさんから話を聞いてみるとマークソフターと用途を混同している人が多いんですよね。

 マークソフターとマークセッターデカールの密着を助ける補助剤ですが、用途は結構違うんですよ。

 今回はマークセッターについて解説します。

 これを読めば、もうソフターとセッターを混同することなんてありませんよ!!!

マークセッターはデカール用の糊なんです!!!

 マークセッターはデカール用の糊、つまりパーツへの定着を助けるためのものなんです。

 デカールを水につけて貼っていたら、位置決めに手間取り気がついたらデカールの糊が全部流れ。

 フッと息を吹きかけるとデカールが飛び、慌てて探す…… モデラーなら誰しもやったことがある経験ですよね。

 そんなときこそセッターの出番。

 糊が流れきったデカールに糊を継ぎ足し、パーツに定着させてくれるんです。

先に塗るか、後から塗るか?

 マークセッターの基本的な使い方は二種類。

 デカールを貼る前に塗るか、貼ったあとに塗るかです。

 たいていのマークセッターの説明書には、デカールを貼る前に張る場所に塗っておけと書かれています。

 貼る前に塗っておくとパーツへの定着力は格段にアップしますが、反面一度水を拭き取って固定したあとには位置をずらしにくくなるというデメリットもあります。

 自分の感覚でいうと、カーモデルやエアモデルの国籍マークなど、大判デカールを貼るときは事前にマークセッターを塗るほうが作業しやすく感じますね。

 続いて、デカールの上からマークセッターを塗る方法。

 これはどちらかというと位置決めに手間取って糊が流れてしまったデカールに定着力を復活させる方法です。

 ガンプラでVer.k.a用の細かいデカールを貼りまくっているときなどはこちらのほうが作業しやすいですね。

 後から塗る方法はデカールの位置がすでに決まっているぶん、後の微調整を考えなくていいので細かいデカールを大量に貼るときに役立ちます。

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マークセッターはラッカー塗料の塗膜を侵すことを知っていますか?

 あまり知られていないんですが、マークセッターはラッカー塗料の塗膜を溶かします。

 といっても、塗った瞬間に溶けるというわけではありません。

 ある程度のマークセッターをパーツの表面に乗せ、そのまま拭き取らずに乾いたときに溶かしやすい。

 なのでマークセッターを塗ったときは、デカールを密着させたら出来る限り早急に拭き取るようにしましょう。

 つや消しや半ツヤなど、パーツ表面のツヤが無いほどセッターが染み込みやすいので不安な人は一度光沢のクリアーを上掛けしておくと安心です。

 デカールの密着度も上がりますしね。

補足・私のマークセッターで塗膜溶かした履歴とより詳しい注意点について!

 先ほども書きましたが、マークセッターが塗膜を溶かすことについてはあまり知らない人が多いんです。

 この記事は元々は私がライブドアブログでやっていた旧ブログ「林哲平のプラモデルの教科書」からリライトして持ってきた記事なのですが、昔のブログで最もアクセス数が多かった記事でもあるんです。

 ただ、そこから「マークセッターは危ない!塗膜溶かすから使うな!」みたいに思ってしまう人も多く、誤解を産んでしまったのも事実なんです。

 なので、ここでは補足として私がマークセッターでどんな塗膜を溶かす失敗をしたかについて詳しく書かせていただきますので、それを見たうえで使うかどうか判断してください。

 ちなみに私はGSIクレオスのマークセッターしか使ったことが無いので他の銘柄についてはわかりません。

 塗膜を全く溶かさないかもしれませんし、もっといい商品もあるかもしれませんが、使い慣れているのでこれを使っています。

 私が初めてマークセッターで塗膜を溶かしたのは仕事で組み立てたPGフェネクスのテストショットのデカール貼りのときでした。

 私は以前メッキを活かしてMGフェネクスの作例を作ったことがあるんです。

 その作例はメッキを活かした作例で、かつ変形もしっかり紹介するためにデカールをとにかくパーツにしっかりと密着させる必要があったんですよね。

 そのときはセッターを使いまくり、超ガッチリデカールを固着させ、作例自体は非常に評判も良く、塗膜が溶けることもありませんでした。

 で、そのつもりで使っていたら、PGフェネクスのメッキの表面にできたマークセッターの染みが取れなくなっているのに気が付いたんですよね。

 やばい!とは思いましたが、その時は塗膜を溶かしたのはマークセッターのせいではなく、試作品のテストショットだったのでメッキの塗膜が弱いせいだと思ったんですよね。

 実際以前のMGフェネクスのメッキは全く溶けなかったわけですし。

 それでそんな一回きりの事故だろう、と思っていたら、タミヤの1/48メッサーシュミットBf109Gを作っているときにまたセッターの染みが取れずに塗膜を侵したんですよ!

 そこから色々調べてみると、どうもスケールモデルの世界ではセッターが塗膜を溶かすということを知っている人が結構いるようで。

 そのとき初めてセッターが溶かす、ということを自分は知ることになったのです。

 正直、私はいまだにこのマークソフターが塗膜を侵す現象については正確なことは良くわかっていません。

 一番最初のフェネクスのメッキが特別強かったのかもしれませんし、jMGフェネクスとPGフェネクスの間にマークセッターの組成が変わったのかもしれませんし。

 でも、どちらにせよ現在のデカールワークが必須のガンプラシーンにおいて、マークセッターって欠かせないアイテムなんですよね。

 ちなみに成型色仕上げなら塗膜を溶かすことは全く無いのでどんなに使っても大丈夫です。

 成型色仕上げでかっこいいガンプラを作りたい! という人はこちらの記事をぜひ見てくださいね♪

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マークセッターで軟化するデカールもある!!!

 「マークセッターとマークソフターは違う!!!」

 という前提を覆すようで申し訳ないのですが、デカールによってはマークソフターを使ってもデカールが軟化しないのに、マークセッターを使うと軟化するデカールとかあるんですよ。

 なにを言っているのかわからないかもしれませんが、そんな恐ろしいことがあるんですよ。

 私がここ最近作ったキットでいうと、ホビーボスのメルカバMK4のデカールがそうでしたね。

 ガンプラのデカールだと問題ありませんが、海外メーカーモノのスケールモデルだとマークソフターが全然効かない硬いデカールとか結構あって、それを強引に無理やり貼るためにもセッターってデカール貼りの必需品なんですよ。

 ソフターを試して効かなかったらセッターで固定!!! とおぼえておくと便利です。

結論・マークセッターは常備しておきましょう!!!

 というわけでマークセッターの解説でしたが、いかがだったでしょうか?

 マークソフターに比べるとちょっと影が薄いんですけど、デカール貼りには欠かせないマークセッター。

 たまに塗膜を溶かしたりするお茶目なヤツなんですが、もし家にいないならぜひともお迎えしてあげてください。

 マークセッターでガッチリ貼ったデカールは水につけても取れなくなるくらいですからね!

 私は基本GSIクレオスのマークセッターを使っているのですが、様々なメーカーから発売されているのでもしこれがオススメ!!! というセッターがあれば教えてくださいね♪

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