こんにちは!プロモデラー林哲平です。
今回はなんと!株式会社bondsさんの「ヌルっと切れる片刃ニッパー」 を担当者さまから「使い心地を試してほしい!」との好意によりいただきました!
というわけでさっそく使い心地をレビューしてみたいと思います♪
片刃ニッパーってどんなもの?
ところで皆さん、片刃ニッパーっていったいどういうものだか知っていますか?
それまでのニッパーは挟む両方に刃があり、両側からパチン!と挟んでプラモデルのパーツをランナーから切り離す方式でした。
ですが、片刃ニッパーは刃が片方にしかついていないんですよ。
片方はゲートを固定するため平面のまな板となっており、まな板でゲートを保持して片側の極薄な刃でゲートを押し切るという仕組みなんです。
まな板の上でゲート料理するのでゲート跡が目立ちにくく、大量のパーツを手早く組む必要のあるガンプラの組み立てなどにすっごく便利なんですね♪
そして、片刃ニッパーの始祖であるゴッドハンドのアルティメットニッパーの登場により、数多くの片刃ニッパーが誕生しました。
片刃ニッパーはそれまでの最強ニッパーであった両刃薄刃ニッパーよりも遥かに切れ味が良く、デザインナイフで丁寧にカットしたかのように一瞬でゲートをキレイにカットできるのが特徴です。
私も初めて使ったときは「なんじゃこりゃ!」とびっくりしたものです!
となると気になるのはこの「ヌルっと切れる片刃ニッパー」は片刃ニッパーの元祖であるアルティメットニッパーと比べてどう違うか?ということ。
これについてはプラモデルのネットメディアとして最先端を突っ走るnipperさんの検証記事に非常〜に詳しく解説されているので、こちらを見るとすごくわかりやすいです。
担当者の愛光る!好きなものを形にした「ヌルっと切れる片刃ニッパー」!
「ヌルっと切れる片刃ニッパー」は株式会社BONDSより発売された片刃ニッパーです。
私も初めてお聞きするメーカーで、ニッパーを発売した理由は先にも紹介したnipperさんの記事で読んだのですが
「担当者がプラモ好きで、究極のニッパーが欲しかったから!」
というもの!
いや〜なんかもう、このノリが大好きです!
やはり人間、一番好きなものって絶対に裏切ることが出来ませんから、性能には期待大ですね♪
ガンダムデルタカイを組み立てて「ヌルっと切れる」使い心地を検証!
とはいうものの、ニッパーたるもの、実際に使ってみないとわかりません。
というわけでHGUCガンダムデルタカイを組み立てて使い心地を検証してみようと思います♪
片刃ニッパーは刃が薄いのが特徴です。
ランナーから直接パーツを直切りすると刃に変な力がかかってしまい、刃が欠ける危険があるんですよね。
少しパーツにゲートを残してカットし、刃の背をゲートに垂直に当ててから2度切りして使います。
2度切りでゲートをカットした状態。
パーツサイズを拡大した状態でこれくらいのゲート跡なので、片刃ニッパーとしての性能はバッチリですね♪
手を動かすこと二時間、デルタカイが組み上がりました♪
ガンプラの組み立てには問題なく使える感じです♪
デザインナイフを使わなくていいと作業スピードがすごく上がるんですよね。
「ヌルっと切れるニッパー」の使用感!
それでは肝心の使用感を解説します。
まずは切れ味について。
nipperさんの記事でも書かれていたのですが、パーツを切ったときの刃が食い込むような切れ味はゴッドハンドのアルティメットニッパーのほうが優れていると感じました 。
ヌルっと切れる片刃ニッパーは切り心地的に「ヌルっ」とよりは「ス〜、カチっ!」という感覚という感じでしょうか?
そしてこのニッパーで気になるのは耐久度です。
刃は薄いのですがパーツを切ったときの感覚が自分が今まで使ったことのある他の片刃ニッパーよりもしっかりしているので、刃の強度や耐久力が強そうな感じがするんですよね 。
もちろんこれは今使い始めた段階の感想なので、耐久度が実際にどうかはまだわかりません。
というわけで「ヌルっと切れる片刃ニッパー」でした♪
これで検証を終えるのではなく、とりあえずこれからプラモを作るときはヌルっと切れるニッパーを刃が欠けるまで使い続け、耐久度をしっかりと見ていきたいと思います。
正直なところ、片刃ニッパーはそろそろ切れ味よりも耐久性の競争に入って欲しいかな〜と個人的には思います。
やはり高い買い物なので、自分の使い方が悪いのはわかっているのですが、刃が欠けてしまうとショックで10分くらいプラモを作れなくなってしまうんですよね。
いつか、3mm真鍮線を切っても刃こぼれ一つしない超ウルトラスーパー片刃ニッパーとか未来の技術でどこか作ってくれたら超ヒットしそうですね♪
補足 片刃ニッパーの左手用と右手用について
片刃ニッパーは右手用と左手用があります。
これは片刃ニッパーがまな板に刃を押し付けて切るという性質のため、利き手が違うとまな板のほうをゲートに押しつけることになってしまい、ゲート跡がちぎれたように白くなってしまうからなんですね。
ほとんどのメーカーで右手用、左手用が用意されているので利き手に合った片刃ニッパーを購入してくださいね♪
なお、もちろんこのヌルっと切れる片刃ニッパーにも左手用があり、安定して供給されており入手しやすいので左利きの人はぜひ使ってみてください。
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