こんにちは!プロモデラー林哲平です
今回は娘の制作したエントリーグレード カービィを紹介します♪
娘のオネダリに屈する!
私はよく、塗料や接着剤を買いに川越駅西口前にある模型店、精文堂さんに通っています。
で、買い物に行くときに「わたしもいきたい!」と娘がよくついてくるんですよ
あの日は娘と二人で川越にお出かけしたときでした。
7歳の娘はお買い物が大好き。
「お出かけで買うものは1個だけだよ」
というルールなので、川越の商店街、クレアモールにある老舗文房具店のキムラヤでマインクラフトの自由帳を買い、食事をしてからさあ帰ろうとなったとき!
「パパ!模型屋さんにいこうよ!」
とか言い出したのです!
これは絶対やばいパターン。
「え〜今買うもの無いし、もう帰るよ」
「え〜 やだ!模型屋さん行きたい! なんで近くまで来たのにパパいかないの? プロモデラーでしょ?」
と返されてまったく言い返せず
「なにも買わないからね!」
「うん!わかった♪」
と精文堂に向かったのです。
店員さんにご挨拶し、そういえばサーフェイサーが切れてたな……と塗料コーナーを物色していると!
「ねえ、パパ!わたしまたプラモデルつくりたい!」
とやっぱりブチこんできました!
模型店の中で、プロモデラーの自分が娘に「プラモ作りたい」と言われて、「駄目」とはなかなか言えないじゃないですか。
あっさりと娘の前に屈し
「じゃあ、安いのね。1000円より高いのは駄目だよ」
「え〜わかんない。これとかいい〜♪」
と、4700円ぐらいするモササウルスの骨格とか持ってきます
「これは高いし、部品多くて作るのが大変だから、子供でも作れるのにしなさい!SDガンダムかポケプラかエントリーグレードで!」
で、娘が選んだのがカービィだったんです
缶スプレー塗装を娘に教える!
私はてっきり普通に組み立てるだけだと思っていたのですが
「塗りたい!」
とか娘は言いやがります。
「どんな色に塗りたいの?」
と聞いてみると
「金のキラキラに塗りたい!」
とのこと。
前に、娘は缶スプレーでプラモを塗ったことがあるんですよ。
それがこの1/144ギャンなのですが、このときはMr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラックとタミヤスプレーのゴールドを超至近距離でひたすら吹き付け続けていました。
娘はまた至近距離から吹き始めたので、急いでストップをかけます!
基本、私はプラモは好きに組めばいいし、好きに塗ればいいと娘には自由にやらせているのですが
さすがに今回は缶スプレーの使い方を教えたほうがいいかも? とちょっとレクチャーすることに
ほら、カービィが塗料でボテボテになったら、後で泣くかもしれませんし……
というわけで
「こう塗るんだよ」
と、缶スプレーをよく振らせ、ブワ〜と吹き付けるのではなく、シュッ!シュッ!と小刻みに吹き付ける方法をカービィの胴体正面パーツを塗ってお手本を見せました。
ほら、胴体正面は一番目立つので、教えながらこうして私がさらりと塗ることにより娘が泣く率も減る!
「ええ〜!すご〜い。こんなふうにするんだ〜」
と、娘は缶スプレーをシュッ!シュッ!と器用に吹き、胴体後ろ半分もムラないキレイなゴールドに仕上がりました。
エアブラシ塗装を娘に教える!
これで塗料が乾いたらOK!と思っていたら!
「足は銀色で塗りたい!銀色のスプレー無い?」
と追加注文してくるではないですか!
「銀のスプレーは今無いんだよ。赤でいいじゃん」
と答えると、娘はすっごい悲しそうな顔。
ああもう、しゃあない!
「エアブラシで塗ってみようか?」
「うん!」
と、ガイアノーツのスターブライトシルバーを薄め、ケルバーダイン用に常備しているスプーンで練習させ、足を塗装
……意外とまったく液垂れもしないし、自分が初めてエアブラシを使ったときよりかなり上手いような……?
塗料が乾くのが待ちきれない!
塗装したパーツをノータイムで触ろうとする娘にすかさずストップ!
「塗料は乾くまで待たないと指紋がついちゃうよ」
「はやく作りたい!まだ?」
と、娘は早く組み立てたくてたまらない様子。
私も未だに塗料が乾く前にプラモのパーツ触って指紋つけるので、その気持ちはめっちゃわかります(笑)
さすがに子供だけに塗膜が厚めで、これはラッカー系塗料でも乾くのに時間がかかるな〜 と思ったのでなんとかなだめすかし。
娘は塗料の乾燥時間待ちにお絵かきを始め、絵を書き終わったところで組み立て開始!
さすが組みやすさを究極までに考慮されたエントリーグレードだけあり、あっという間に組み終わりました。
キラキラカービィ完成!
という感じでキラキラカービィ完成!
娘も嬉しくてたまらないようで、母や兄に見せて満面の笑み。
私のスマホでいろんな角度で撮影したり、AIでイラスト風に画像加工したり。
今回ブログに使った写真は全部娘が撮影したものです。
完成させたら誰かに見せたい!
で、
「模型屋さんの人にも見せたい!」
と言い出しました。
そういえば、自分もプラモ狂四郎を読んで、徳島市にあった模型店、クリッパーでタミヤの旧1/35ティーガーⅠを買ったとき、缶スプレーでダークイエローに塗った完成品を店員さんに見せにいったなあ……と思い出しました。
今度精文堂に行くときに、娘と一緒に見せに行けたらいいなあ、と思っております。
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