こんにちは!プロモデラー林哲平です。
今回は食玩プラモデル「無責任艦長タイラー シップモデルチョコ」を紹介します♪
押し入れから発掘されました!
徳島のゆめタウンで開催される私のイベントのために、作例の整理をしていたら、押入れから大昔WFで購入したフルタ製菓の「無責任艦長タイラー シップモデルチョコ」が出てきました
いつか開けて作ろう……と思ってはいたのですが、勿体なくてなかなか勇気が出なかったんですよね
フルタは私が小学校高学年ぐらい、1993年あたりだったと思うのですが、彩色済みの飛行機のミニプラや、サンダーバードのミニプラなどハイクオリティの食玩プラモデルを発売していて、私はよく買っておりました
ただ……このタイラーのミニプラは全く存在を知らず、「こんなキットがあったなんて!」とWFで中古で売られていたのを確か20年ぐらい前に買ったんですよ
フルセットで1000円ぐらいだったような?
駆逐艦「そよかぜ」!
勇気を出してパッケージオープン!
ナンバー①の駆逐艦「そよかぜ」
プラは塗装や加工しても問題ないしっかりしたもの
パーツ数17点で、ヤマトのメカコレを思わせる本格的な造りになっています
成形色がライトグレーなのもスケールモデル風で好きです
組み立てました! ヴィンテージプラモ制作には技術よりもニッパー入れる勇気が必要ですね♪
4面図
全長13cmとボリュームもなかなかのもの
言われないと食玩プラモだなんて、気がつかなさそうな佇まいです
細部ディテール 艦橋は強攻型にトランスフォームしそうなデザイン 艦首の丸い部分は別パーツになっており、塗装しやすさまで配慮された設計がモデラー的に嬉しいです
台座にも「そよかぜ」と名前が彫られており、本格的なフルハウルの艦船模型のフォーマットで作られているのに唸ります!
空母「鳳凰」
ナンバー②空母ほうおう
全然11パーツで、そよかぜと比べるとシンプルな構成ですが、胴のディテールの精密感はなかなかのもの!
組み立てるとどーなるんでしょう?
組み立てました!
空間が出来る独特なシルエットが小スケールながらバッチリ再現されております
四面図
なんかグラビティブラストとか打てそう……とか思うのは私だけでしょうか?
戦艦「肥前」
③戦艦「肥前」
部品数は少ないですが、流麗なラインの大型ボディがいい感じです♪
組み立てました♪ 流れるような速そうなスタイリングがカッコいいです
四面図
艦首の波動砲っぽい部分は上側が別パーツになっており、奥までしっかりと抜けています
巡洋艦「ドローメ」
④巡洋艦「ドローメ」
ラアルゴン陣営からは唯一のラインナップです
組み立てました!
あ、本来艦首下のアンテナは2本あるのですが、一本はうっかり無くしました(涙)
四面図
有機的で生物のようなフォルムが特徴で、生物的なデザインが特徴のゼントラーティ艦とかよりも、『宇宙の騎士テッカマンブレード』のラダム獣や『トップを狙え!』の宇宙怪獣に近い印象を受けます
ドローメは初期のタイラーのライバルポジションだった、ル・バラバ・ドム艦長が使っていたような〜気がするんですよ。
25年ぐらい前なのでうろ覚えですが…
というわけで無責任艦長タイラーシップモデルチョコでした♪ いや〜20年越しに組めました♪
タイラーの戦艦だと、これもうろ覚えなのですが、最終決戦に使う超巨大戦艦だったか軍の基準を誤魔化すために超横長に作られて、乗組員が全員横を向いて乗るみたいなエピソードが印象に残っています。
確かシリーズ1の最終局面だったと思うのですが、デザインとかあるんでしょうか?
「無責任艦長タイラー」シリーズはアニメは全く見ていないのですが、富士見ファンタジア文庫の原作小説が好きでめっちゃ読んでました
一作目の2巻とか、畝傍消失とネタにした明治時代へのタイムスリップものだったりとか渋かったなあと。
ただ、とにかく驚いたのが、シリーズ一作目から二作目の娘の代に移るときにイラストの変化
え、みんな別人じゃん! 特にアザリンとか頭身も全然違うのでめっちゃびっくりしました
「無責任三国志」の後半ぐらいまで読んでいたのですが……いつかまた、全巻最初から読みかえしてみたいですね。
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