こんにちは!プロモデラー林哲平です
今回はフルタ製菓のサンダーバードモデルチョコのジェットモグラを紹介します♪
懐かしのサンダーバードモデルチョコ!
先日、押し入れから出てきたタイラーモデルシップチョコを組みたてたのですが
タイラーシップモデルチョコと一緒にずっと封印していた「サンダーバードモデルチョコPart.2」のジェットモグラを作るべきではないのか…? と、箱を見ながらウンウン唸っていたんですよ
ラインナップは4種類
これも大昔のWFで購入したもので子供の頃は全種類持ってました♪
私が小学生の頃、サンダーバードがNHKで再放送されたときに販売されたもので、確か1993年あたりじゃなかったですかね?
ホビージャパンでサンダーバード2号の作例の艦載機として掲載されていたりして、もうとにかく欲しくて、ゲットできたときは本当に嬉しかったですね
同時期に森永からもミニプラが発売されていて、ゼロエックス号とかもラインナップされてましたのを覚えております
パッケージオープン!
パッケージをオープン! ジャッキも可動するんですよね ああ、懐かしい…
さあ、これ組み立てようかな〜でももったいないな〜とか思っていたら!!!!
息子が組み立てました!
フルタのジェットモグラ、組み立てました……息子が!
いや〜さすがにもったいなくて、ランナーを撮影したあと本棚に箱を置いていたのですが
作業場に来た10歳の息子が「え?なに、このプラモ。部品少なくてすぐできそうだし、作りたい!」って
どうしよう? たぶんもう手に入らないですし、これを息子に……?
一瞬迷ったんですが、ゲーム命の息子がプラモを自分から作りたい!ということなんて滅多にありません
「いいよ」と渡すと 「やった〜!」とさっそく作り始め
箱を開けて
「やばっ!部品少なっ!こんなの説明書とか見なくても楽勝だぜ!」
と私が旧キットの表面処理をしている隣で制作開始
「いや、ちょっとでいいから説明書読んどきなよ」
「大丈夫大丈夫。箱絵見ればだいたいの形わかるから」 と息子は超余裕
でも。 しばらくすると、 「あっ、やっべ、部品と気が付かずにドリルの先端ニッパーで切っちゃった」 とか 「硬っ!これ全然部品入らない!よし、噛んで部品をはめよう!」 とか
懐かしい。自分も昔、スナップフィットがキツいとき、噛んでパーツはめてたなあと
で、さらにしばらくするとすっごい泣きそうに 「パーツ間違ってつけちゃった!でもはずれないんだ!」 と見てみるとガントリー部分のジャッキを逆につけたままパーツをはめ込んで、外せなくて困っているんですよね
「これはね〜 こう外すんだよ」とさらりとパーツセパレーターで部品を外すと 「すげ〜!」 と一瞬関心するけれど、すぐにパーツを奪い去ってまた組み立て開始。
そこからしばらくして「できた〜!」とご満悦
「お父さん、なんかこの上のドリルがうまくくっつかないんだよ」
「あ、これは上が外れるにようになってるからこれが正解なんだよ」
「そうだったんだ!で、このメカって一体なに?」
「これはサンダーバードっていう、イギリスで作られた人形劇に出てくるメカで、大昔めっちゃ流行ったんだよ」
「人形劇?このドリルで敵をブチ抜くんだな」
「いや、これは人を助けるためのメカなんだよ」
「マジで!すげーウケる! どれが一番人気なの?」
「この2かな。でもお父さんはジェットモグラが一番好きなんだよ」
「俺も!じゃあゲームしてくる!」 と、嵐のように過ぎさっていったのでした。
自分で作ろうかと思ってたんですけど、私はなんだかんだいってこのキット作ったことありますし このキットを作ったのって、ちょうど私も息子と同じぐらいの歳でした
それと同じプラモを、10歳の息子が同じタイミングで作る
きっと、このジェットモグラは息子に作られるために存在していたんだなあと
自分が20年ぐらい前にこのキットをワンフェスで買ったのは、今日のこの日に息子が作るためだったんだなあと そんな感慨深いものを感じた体験でした
自分の子供が子供の頃の自分と同じ体験で楽しんでくれるって、本当に嬉しいですね
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