こんにちは!プロモデラー林哲平です🎵
オーロラ製ゴジラの制作記事、最終回は「完成編」です🎵
完成!オーロラゴジラ!
塗装したパーツを組み立てたら、いよいよ完成です!
さっそくパッケージと並べてみました
パッケージの完成見本が大変素晴らしい出来栄えであったので、そちらに合わせつつ、グリーン部分をオレンジで塗り、「夜光るデスゴジカラー」に仕上げてみました
昔、アメリカでは消費者運動により「箱絵と中身が違うのは良くない!」ということで、完成見本と写真箱の時代があったんですよね。
プラモデルは正直、写真箱よりもしっかりとしたパッケージアートが描かれているほうが私は好きですし、圧倒的にかっこいいと思っております
このモノグラム版の完成見本はぱっと見、ぼよ〜っとしているふうに見えますが、ディテールを殺さない気配り、夜光を意識したカラーリング、そして、キャラクターの命である瞳を超精密に塗ることにより、キットを最大限に魅力的に見せているんですよ。めちゃめちゃ上手いんですよ!
これぞ真にキットを活かす作りだ!と感じました。
頭部アップ。
私が初めて買ったホビージャパン1992年6月号の表紙がキンゴジヘッドだったので、感慨深いですね
真っ暗な部屋で光らせる!
さあ、いよいよブラックライトで光らせてみましょう!
真昼間なので、雨戸を締め切って真っ暗にした部屋にGO!
きっと、当時のアメリカでも、夜光オーロラゴジラを暗闇に持っていって光らせよう!とした少年がいっぱいいたにちがいありません!
うちの息子も、夜光版のホネホネザウルスを作ったら布団の中に潜って「ひかる!」って興奮してましたし
まあ、私は42歳なんですけどね🎵
光るかな〜 光るといいな〜
ブラックライトを当てていざ撮影!
ええと、光っているのは光っているのですが、台座のほうががはるかに光って目立っている!
う〜ん、こういう感じで本体を光らせたかったのですが…
本体をガイアエナメルの蛍光レッドでウォッシングしておけば良かったですね〜
こちらはブレた失敗写真なのですが、むしろ当時のUMAやUFOの写真感があり、個人的には結構気に入っております
アダムスキー型UFOとか、昔はロマンがある時代でしたよね〜
1964年のプラモデルを2024年に作れるという喜び!
というわけで、1978年モノグラム再販版のオーロラゴジラでした
このキットが発売されたのは1964年、今から60年前です
私が、プラモデルが面白い!と思うポイントの1つに、自分が生まれるよりも前のキットが、今でも作れるということがあります
このキットの開発に関わった人の多くは、おそらくもうこの世にはいないかもしれません
でも、作った人や会社は無くなっても金型は残り、そこから作り出されるプラモデルをまた新しく生まれた人が作っていく
真に優れたキットって、一瞬のブームではなく、ずっと作り続けられて歴史になっていくんだなあと感じました
テレス☆ゴンさん、@TELES_GON 素晴らしい名作キットを作る機会をいただき、本当〜にありがとうございました!
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プロモデラーとして、そのたびにたまらない喜びを感じます。
「プラモデルを趣味として作ってみたいけれど、ちょっと難しそうで手が出ない」という人はぜひ手にとってみてください。
プラモデルの楽しさをを体感する、手助けになれば私は嬉しいです。
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