こんにちは!林哲平です。
パーティングラインと合わせ目を消し、全てのパーツをしっかり塗って完成させる、いわゆる「全塗装完成品」はガンプラ好きならいつかはやってみたいものですよね。
ただ、作業工程が多くなるのでど〜しても難しい! というイメージが強く、初心者だと不安でなかなか手が出せない人も多いんですよね。
今回はそんな初心者モデラーに、2005年以降に発売されたガンプラならほぼ全て組み立てた経験のある私が「はじめてでもうまくいく全塗装入門用キット」をご紹介します!!!
好きなガンプラよりも作りやすいガンプラを選べ!
ガンプラ初心者が合わせ目消しの全塗装しあげにチャレンジするときは、好きなMSよりも作りやすいMSをまず練習用として作り、段取りを学びつつ自信をつけていくのがオススメです。
もちろん気合いと情熱さえあればいきなりPGのパーフェクトユニコーンを全塗装仕上げで作れるような猛者も一定数確かに存在するんですが、そういう人はこのページは必要無いですからね(笑)
初心者がやりがちなことなのですが、どうしても初めての全塗装仕上げに好きなMSを選びがちなんですよね。
ユニコーンガンダムやバルバトスルプレクス、ウイングガンダムゼロカスタムやストライクフリーダムガンダムなどの人気のガンダム系MSはおしなべて難易度が高めです。
線が多くかっこいいデザインなので当然パーツ数も多く、合わせ目が複雑だったり、塗装のとき発色が大変な白、赤、青、黄色がふんだんに使われていたり。
はじめての全塗装でも、せっかく作るのであれば格好良く仕上げたいもの。
ここでつまづいてしまうとどうしても「楽しくない!」「うまくいかない!」「つらい!」とネガティブなイメージと苦手意識を持ってしまいがちなんですよね。
私は大学生のころ模型サークルに所属しており、初めて合わせ目を消して全塗装をする後輩のために模型合宿をよくやっていたのですが、初めてなのにガンダムグリープとか難しいキットを選んでしまった後輩はとにかく苦労していました。
いきなり補助輪無しで自転車に乗るとか難しいですよね?
練習用キットは全塗装仕上げを学ぶ上での「補助輪」になってくれるんです。
キット選定ポイントその① マスキング不要で全パーツが色分けされている
初心者の場合、塗り分けをマスキングしてビシッと綺麗に仕上げるのはなかなか難しいもの。
パーツ段階で全て色分けされているキットならマスキングをしなくていいので、マスキング作業の手間も省けますし、完成時のクオリティも高くなりやすいんです。
ガンダム系MSよりは色数の少ない量産型MSのほうが塗り分けが少なく、初心者にはオススメですよ。
キット選定ポイントその②合わせ目が少ない
初心者の場合、合わせ目を消す作業にどうしてもつまづきがちです。
ヤスリを使うとパーツに傷もつきますし、傷を綺麗に消すのも初めてだと難しいもの。
合わせ目が少なければ少ないほど工作量も減り、パーツを傷つける頻度も減るので合わせ目があるか無いかをチェックしておくとぐんと作業が楽になりますよ。
キット選定ポイントその③部品数が少ない
部品数が多いと初心者の場合、完成するまでに疲れて飽きてしまうことも。
部品が少なければ少ないほど完成も近いので、部品が少ないガンプラを選ぶと完成も近づきます。
ただし!
多くのMGなど、部品数は多くても合わせ目が無く色分けも完璧なキットは実は全塗装入門には的しています。
マスキングや合わせ目消しなど失敗するポイントが少ないので時間はかかりますが難易度自体はそれほど高く無いのです。
そもそもMGは全塗装をするようなガンプラのハードユーザー向けの配慮もされているので、塗装で失敗するような部分は少ないんですよね。
初心者でも素晴らしい完成品を仕上げることができるので、根気があるのならいきなりMGにチャレンジするのもアリですよ♪
ガンプラを3000体以上組み立てたプロが選ぶオススメ全塗装入門用キットはこれだ!!!
私のオススメ全塗装入門用キットを紹介していきます。
どのキットも実際に組み立てた経験があり、そこからで感じた「これは初心者に向いている!」というポイントから選んでいるので安心してくださいね♪
HGリーオー!
現在最もガンプラの全塗装入門向けに適したキットです。
パーツ数が抑えられおり、パチ組みならわずか30分で組み上がり、合わせ目も武器以外に存在しません。
マスキングする部分も無く、手慣れた人ならば2日あれば全塗装でもあっという間に仕上げられるほど。
何よりも1000円という低価格も入門者に優しく、全力でおすすめできる良キットです。
こちらに以前紹介記事を書いていますので、気になる人はぜひ読んでみてくださいね。
HGゴッグ
学生時代、ガンプラを初めて作る新入部員にガンプラの合わせ目消しから全塗装までを教えるのに使っていたのがHGゴッグです。
いや〜、懐かしいなあ〜♪
というのはさておき、このキット、合わせ目はありますがほんの少しだけですし、直線的で消しやすいものばかりなので消すのも非常に楽チン。
後ハメ加工すればマスキングも一切必要ありませんし、ガンプラの基本的な工作をしっかり学びたいならば非常におすすめのキットです。
古いキットなので部品数も少ないですし、何よりも700円!という貧乏学生にはありがたい低価格も魅力的なんです。
こちらに全塗装初心者向けHOWTO記事として製作したHGゴッグの作例を詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてくださいね♪
REガンイージ!
マスターグレードからフレームを抜いて、低価格&組み立て安さを良立させたREシリーズはどのキットも全塗装初心者にはオススメなのですが、中でも群を抜いて入門者向けなのがガンイージです。
1/100ながら小型MSなので15cmと作りやすいサイズに、パーツ点数も少ないので組み立てる手間はHGシリーズとほとんど変わりません。
MG ZZ.Ver.ka以降の技術的フィードバックによりダクト類も全て色分けされているので塗り分ける手間もほとんど無し。
武器も含めて合わせ目も全くありませんし、ツインアイのガンプラならば最も全塗装入門向けと言っていでしょう。
1/100グリムゲルデ!
優秀キットが揃う鉄血のオルフェンズ1/100シリーズですが、中でも全塗装入門者向けなのがグリムゲルデ。
MGシリーズ同様のフルフレーム構造と一見難しそうに見えますが、
このクラスのキットとしてはパーツ数は少なめで、合わせ目も無く色分けも完璧なのでマスキングも必要無し。
武器も合わせ目が無いのは初心者にはありがたいんですよね〜
何よりも非常に尖った迫力のある造形なので、完成するととにかくインパクトがあってカッコいいんですよ!
こちらは「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ 鉄血のガンプラ教科書」にて私が製作した全塗装初心者向けのHOWTO記事作例が掲載されているので、気になる人はぜひ読んでみてください。
全塗装は怖くない!
全塗装入門者向けキット解説、いかがだったでしょうか?
今は昔以上に入門者向けキットが充実しているので、「ものすごく難しい一部の人だけがやっていること」ではなくて。
「意外と簡単だし、できるとカッコいいし嬉しい!」と全塗装の世界を楽しんでもらえると嬉しいです。
とにかく全塗装のガンプラって出来るとすっごい嬉しいんですよね。
私なんかは完成すると1時間くらいニヤニヤしながら眺めていることもしょっちゅうです(笑)
ぜひぜひチャレンジしてみてくださいね♪
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