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たった2日で完成する、巨大宇宙怪獣のプラモデル!組み立てから塗装まで16時間!!ウォーハンマー40kのトライゴンをスピードモデリングで作りきる!!!

 こんにちは!プロモデラー林哲平です!!!

 人生初の巨大ミニチュア、ウォーハンマー40kのトライゴンが完成しました♪
 

 実はこれ、見た目に反してすごく作りやすいキットなんです。

 製作期間2日、実質作業時間16時間位ってところで、作った本人の自分でもびっくりです!!!

目次

実物は何センチ? 「超」巨大宇宙怪獣トライゴンをぐるっと見てみよう!!!

 では早速ぐると回して全身を見てみましょう♪
 

 すっごい巨大なサイズに見えてきませんか?

 ウォーハンマーを全然知らない友人に写真を見せたところ、

「何これ? 洋物のガレキなの? めちゃめちゃデカイじゃん!!!」

 とか言ってくれたので作戦大成功な感じですごく嬉しい♪

 実物のサイズは13センチ位。
 

 これは大体1/144スケールのガンダムと同じ位のサイズですね。

 でも、ウォーハンマーのミニチュアの中ではかなり大きいサイズのモデルなんですよ〜♪。

 トライゴンはウォーハンマー40kに登場する、外宇宙から侵略してきたエイリアン軍団ティラニッドに属する大型ユニット。

 ティラニッドは1つの集合意識に従う軍隊アリ的なエイリアン。

 惑星の有機物を根こそぎ食べ尽くし、緑豊かな星をまたたく間になにもない月面みたいにしちゃうと言う設定。

 例えて言うならマブラヴのベータな行動をするエイリアンだと想像してもらえると1番近いと思います。

 ウォーハンマーのミニチュアは高額化がより進み、大型アイテムは二万円近い値段がするものも多いですが、トライゴンはかなり前に出たミニチュアなので価格は9,000円程度とかなり良心的な価格。

 当時はこれでもかなり高く感じたのですが…… 時代は変わるものですね。

 キットはマルチパーツ構成で、トライゴン、トライゴンプライム、マウロックの3種類を選んで組み立てることができます。

 ユニット的にはマウロックが地面の下を移動できるみたいで非常に強いらしいのですが、私はトライゴンの方がかっこよくて好きなのでこちらを選んで組み立てました。

 ただ普通に作っても面白くありません。

 せっかくなんでボックス内のパーツだけでいいからカスタムしてみよう!!! といろいろ改造。

 尻尾はマウロック用のものを選択、余ったトライゴン用の尻尾を額に接着し、巨大な角としてみました。頭部はとにかく目を引く部分なので、他にも余ったトゲや爪などを移植して凶悪な印象をアップさせています。

 組み立て時間は改造も含めて大体4時間位。

 パーティングラインや合わせ目の処理も全てその時間内で終りました。

 モールドリムーバーがあれば硬く粘りが強く、強度の高いゲームズワークショップのプラでもガンガン削れたのがスピード工作の秘訣ですね♪

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 ぱっと見非常に複雑なパーツ構成に見えますが、合わせ目やゲート跡が目立たない構成になっているので組み立て自体は非常に簡単でしたね。

 ここまでストレスフリーでプラモを作るのは久しぶりかもしれません。

ミニチュアにエアブラシを使ってはいけないと誰が決めた!!!

 大型のミニチュアをペイントする時ネックになるのが「どう塗るか?」ということ。

 ウォーハンマーのミニチュアペイント法と言えば黒からのレイヤリングで色を立ち上げて立体感を出す方法が一般的ですが、大型のミニチュアをそこの方法でペイントするとものすごい時間がかかってしまいまうんですよ。

 こちらは私が2015年に製作したディーモンプリンス。

 真面目に何層も重ね塗りしてレイヤリングして作ったところ、完成までに半年位かかってしまいました。

 トライゴンはホビージャパンエクストラのホビージャパンEX模型部用の作例だったので、締め切りも早くそんなに時間をかけるわけにはいけません。

 他の作例や作業もあるのでトライゴンに割ける時間は2日程度。

 さてどう作るか? そこで思い出したのが昔自分がウォーハンマーを始めたばかりの時、外国のサイトで見たティラニッドの作品です。

 オールドライブラシで仕上げられた作品だったのですが、キットのディテールの素晴らしさとも相まってレイヤリングした作品と比べても全く遜色のない仕上がりでした。

 テクニック的には特撮怪獣のプラモデルやガレージキットの塗装方と全く同じ。
 

 怪獣のガレージキットはアマチュア時代に何体も作ったことがあったので「これはミニチュアじゃない!!!ちょっとちっちゃい洋モノの宇宙怪獣のプラモなんだ!!!」と考えてみるとなんだかすぐに完成しそうな気が。

 自分を騙しつつ、早速ペイントスタートです♪

 まずは下地にホワイトをエアブラシで塗装します。

 筆塗りの印象が強いシタデルミニチュアですが、ディテールの繊細さを生かすためにもエアブラシでの塗装は非常に効果的。

 大面積を一気塗りできるので、とにかく大幅な時間短縮になるんですよね〜

 次に全身をオレンジで塗装します。

 これももちろんエアブラシで。

 筆で塗っていたら何時間もかかるでしょうが、エアブラシなら一瞬です。

 続いてブラックをエアブラシの細吹きで甲羅部分に吹き付けます。

 後から筆で塗り分けるのでアバウトで全然大丈夫です。

 先ほどのアバウトだった部分をきっちりと筆で塗り分けます。

 色の境目は筆で塗り、それ以外の部分はエアブラシを使えばそれぞれの技法の利点である「一気に塗れる」「細かい塗りわけができる」のイイとこどりができちゃうんですよね。

 筆塗りかエアブラシかで戦争している人がたまにいますが、両方使えれば便利なのでどっちも覚えておくとイイですよ♪

 オレンジ部分はシタデルウォッシュのレイクサイドフレッシュシェイドでウォッシング。

 レイクサイドフレッシュシェイドは人間の肌など、いろんな下地の色に使えるので本当に万能ウォッシュカラーですね〜♪

 2段階ほど下地と同系色のより明るい色でドライブラシ。

 オレンジはイエロー系で、ブラックはブルー系でドライブラシして、最後にエッジ部分を軽くホワイトで撫でるようにドライブラシしてハイライトとし、レイヤリング風に強調しています。

 腕は別々にペイントして最後に接着したら完成!!!。

 シタデルカラーはスチロール系の接着剤を完全ガードするので、接着部分はデザインナイフで塗装を剥がすなりしておかないとちゃんとくっつきませんよ。

 ざ~っとドライブラシでメリハリをつけてみましたが、キットのディテールが素晴らしいので、技術がなくても浮き上がるように立体感が強調されてゆく様は感動もの。

 レイヤリングは筆遣いのテクニックが必須ですが、ドライブラシは筆先に残った塗料の量を調整するぐらいしか気を使う部分は無いのでびっくりするほど簡単なんです♪

筆使いのテクニック一切必要ナシで仕上げたミニチュアを見よ!!!

 写真はかなり拡大していますが、ドライブラシとウォッシングだけにもかかわらずほぼアラが見えないのは作った本人もびっくりですね〜♪

 手足の鎌は廉価ながら高性能なハンドピースで私が現在愛用しているエアテックスのビューティーフォーを使い、先端にホワイトでグラデーションをかけています。

 これをレイヤリングでやるとなるとテクニックも時間も必要になりますからね。

 ヘヴィメタルチームのような筆塗りオンリーのグラデーションテクニックは普通の人には真似できませんし……

 ベースはシタデルサンドを木工用ボンドで接着。

 岩はコルクボードを分解したもので、草はシタデルのスコーチドグラスを使っています。

 ベース用カラーを使うほうが楽なんですが、ひと手間ですが砂をまくとベースの立体感が全然違ってくるので、私はいつもこの方法でベースデコレートしてます。

 最近量が少なくなってきたので、追加で買おうと思ったらもうカタログ落ちしているとのこと。

 真似したい人は鉄道模型用の砂とスタティックグラスを使ってみてくださいね♪

怪獣プラモデルとして作ればウォーハンマーのミニチュアも怖くない!!!

 と言うわけで巨大宇宙怪獣ことティラニッド トライゴンでした。

 トライゴンは2013年にウォーハンマーを始めたとき、カタログで見て一目惚れして以来いつか絶対に作ろうと思っていたミニチュアなんです!

 ただ、レイヤリングで仕上げるとなると「これ絶対2年くらいかかるよな」とビビって手が出せなかったんですよね。

 自分の中で「レイヤリングしなきゃ!!!」って固定観念から外れたとたん、怪獣のプラモデルに見えてきて、手慣れたものだと割り切って作れたのが完成の秘訣だと思います。

 「ウォーハンマーのミニチュアに興味があるんだけど難しそうで手が出せないなぁ」って思ってる人は変に筆塗りを頑張ろうとせず、いつも自分が塗っている方法で気楽に作ってみるのもいいんじゃないでしょうか?

 ティラニッドやドラゴン等のクリーチャーやモンスターは装飾が少なく、細かい塗り分けが通常の人型のキャラクターに比べ少ないので完成のハードルは見た目以上に低いです。

 このトライゴンを見て「自分も出来るかも!!!」とウォーハンマーを始めてくれる人が1人でも増えると嬉しいです♪

今どきは音声入力だよ(ザンダップ教授風に)

 話は変わるのですが、この記事は執筆にGoogleドキュメントを使った音声入力を使って書いた記事なんですよね。

 こちらのけんすうさんのnoteを参考にさせていただきました。

けんすう
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 思ったことをすらすらと口からアウトプット出来るのでブログの執筆スピードが格段にアップしますね。

 やってみると普段使ってない脳を使うのか終わると頭がピキピキするんですが、これがまた楽しい!

 現在はツイッターの内容をまとめるスタイルでブログを書いているのであまり使わなくなってしまいましたが、機会があればまた音声入力で記事作ってみたいですね。


 プラモもそうですけど、新しい技術を積極的に取り入れるのは楽しい♪

 さ、引っ越しして部屋も大きくなったことだし、そろそろ真面目に3Dモデリングの勉強はじめないと……

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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