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リーズナブルな価格と豊富な種類が魅力の老舗メタルフィギアメーカー、リーパーミニチュアを知っていますか?「ドラゴネット」をシタデルカラー で塗る! メタルフィギア初体験の思い出。

 こんにちは!プロモデラー林哲平です。

 すっかり定着した感じのミニチュアペイントですが、海外製のミニチュアって昔はほとんどがホワイトメタル製のメタルフィギアだったんですよ。

 実は日本に初めてメタルフィギアを紹介したのはホビージャパンでして、昔の広告とか見ると「メタルフィギアを集めよう!」のキャッチコピーと共にグレナディアやラルパーサのメタルフィギアが紹介されているのをオールドファンならご存知ですよね?ね?

 というわけで昔からメタルフィギアは作ってみたいな〜と思っていたのですが、初めて(とは本当は違うんだけど)メタルフィギアをしっかり作った思い出の作品、ドラゴネットを紹介したいと思います。

 この記事は過去ブログからの再録にあたり、二記事を一記事にまとめて一部リライトしています。

 2012年4月にタイムスリップしたつもりで読んでくださいね♪

目次

老舗メタルフィギアメーカー、リーパーミニチュアとは?

 こんにちは。林哲平です。

 ついにメタルフィギュアに手を出してしまいました。

 今回紹介するミニチュアはReper Miniatures(リーパーミニチュア)の『Dark Heaven Legends(ダークヘヴンレジェンズ)』シリーズより、Dragonette(ドラゴネット)をお送りします。

 リーパーはアメリカのテキサス州にあるミニチュアメーカー。

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 1992年に開業し、現在でも精力的な商品展開をしています。

 このドラゴネットが所属するシリーズの『ダークヘヴンレジェンズ』は1000を軽く超える商品点数があり、リーパーのホームページを眺めても眺めても終わりが見えてこないほど。

 新作も毎月発売されているのでチェックが欠かせません。

 メタルフィギュアは数ある模型の中でも斜陽のジャンルですが、リーパーにとっては無縁のようです。

 最近はさすがにメタルから樹脂製品であるBONES(ボーンズ)シリーズに移行しつつあり、メタルでの新製品が無いのがメタル好きとしては残念ですが、メタルフィギアの製造を続けてくれているのはありがたいところですね♪


 このドラゴネットは新宿のイエローサブマリンにて購入しました(2020年現在、すでにメタルフィギアの取り扱いは無くなっています)。

 会社帰りに足を運び、なんとなくメタルフィギュアを眺めるのが最近のマイブームなのですが、このドラゴネットはず~っと気になっていたんです。

 クレルも完成したことだし、いいや♪ と思ってついに買ってしまいました。

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 購入価格は税込1176円。

 ウォーハンマーのミニチュアに比べると、リーズナブルな価格ですね。

 ブリスターパックの左上には品版と原型師名が明記されています。

 ドラゴネットの原型師はKevin Williams氏。

 氏の最新作のAKAR NAKHAL, PHARAOH DRAGONなんかを見るとアンデッドながら派手な造形が良い感じです。

 これも欲しくなっちゃいますね。

 メタルフィギュアは原型師によって作風が違うので、原型師名をチェックして贔屓の原型師の作品を集めるのも楽しそうです。

 ベテラン原型師の中には今や無きメタルフィギュアメーカーのグレナディアやラルパーサで活躍していた人もいるので要チェック。

メタルフィギアってどんなもの?パッケージを開けてみよう!

 さっそくブリスターを開けて中身を取り出してみました。

 ズッシリとしたメタルの重みがいい感じです♪

  さて、メタルフィギュアをいうと大抵の人はホワイトメタルで作られていると思いがちですが、現在は鉛がふくまれていないピューターというスズが主体の合金で作られているものがほとんんどです。

 このドラゴネットも当然のようにピューター製。

 これは90年代にアメリカで鉛が含まれたホワイトメタル製のメタルフィギュアは子供にとって有害であるという裁判の判決が出たためで、現在ではホワイトメタル製のメタルフィギュアを製造しているメーカーはごくわずかのようです。

 翼のアップ。

 近くで眺めてみると思ったよりもゴツゴツしていてドラゴンらしい翼です。

 パーティングラインの処理がちょっと大変そうですね。

 背中の鱗は立体感のある造形。

 鱗一枚一枚が大きめなので、鱗ごとに色を塗り分けても面白そうです。

 頭部アップ。

 意外と可愛い感じです。これなら私が作っても悪そうにならないかもしれません。

 今回はモンスターなので、鎧や武器、装飾が無い分これまでに作ったリザードマンやクレルよりもはるかに早く完成させることができそうです。


……しかし、メタルフィギュアを作るのは実に20年ぶり。

 小学5年生のときに作ったウェーブ【大怪獣総進撃シリーズ】のビオランテ以来です。

 上手に作れるかな~

ドラゴネット完成!

 ドラゴネット完成しました~♪

 ちっちゃくっても、ドラゴンはドラゴン!!!

 ドラゴンのメタルフィギュアを作るのは昔から憧れだったので、完成したドラゴネットを眺めていると純粋に嬉しいです。

 正面と背面。

 ドラゴネットはリーパーミニチュアのホームページに爽やかな青色にペイントされた完成見本が掲載されています。

 最初はこれを真似して塗ろうと思ったのですが、ちょっと妖精のようで可愛らしすぎます。

 なので、渋く強そうな灰色と紫のツートンカラーでペイントしてみました。

 思いきりバハムートカラーです。

 頭部アップ。

 頑張ってペイントしたのですが、さすがにここまで拡大の刑になるとアラが目立ちますね……

 精進せねば。

 肉眼で見るといい感じなのですが、現実は厳しいようです。

 目は怪物感を出したかったので瞳は入れずに仕上げました。

 翼は完成見本だと骨格部分が骨のような白で塗装されていたのですが、それだとアンデッドみたいに見えてしまうので胴体と同じ灰色で塗装しています。

 500円玉とのサイズ比較。

 この写真のサイズがほぼ原寸大といった感じです。

 メタルフィギアなので完成後手に取ると感じるズシリという重さがたまりません。

 無駄に嬉しくなってきます♪

 次はもう少し大きなミニチュアにチャレンジしたくなってきました。

 でっかいドラゴンとか作りたいのですが、どれも押しなべて高額なのが悩みどころですね……

(今更ながら)メタルフィギアを集めよう!

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 というわけでリーパーミニチュアのドラゴネットでした♪

 リーパーのメタルフィギアはウォーハンマーのシタデルミニチュアに比べるとチープな感じもしますが、バラエティ豊富で価格が安く、とにかくとっつきやすいのが魅力。

 現在でもメタルフィギアを販売していますが、最近はほとんどのライナップが白い塩ビで整形された「BONES」という商品に置き換わっています。

 BONESはとにかく安いので、ミニチュアペイント入門にはぴったりじゃないでしょうか?

 リーパーミニチュアの入手経路ですが、前はイエローサブマリンにリーパーコーナーがあり、現物を見ながら購入できるのですが、今は残念ながらありません。

 なので通販での入手が基本となります。

 一番手取り早いのはアマゾンでの購入。

 BONESがメインになりますがメタルも取り扱っており、安いものはなんと200円代くらいで購入できます。

 ドラゴンも種類によっては400円くらいで売ってますからね。

 ただ、やはり豊富な商品のうちの一部と言う感じなので、公式ホームページに載っていても扱っていない商品も多いんです。

 となると必然的に公式サイトからの直販となるのですが!

 以前ツイッターで知り合った人に教えてもらったのですが、リーパーの公式サイトから通販するとすぐに到着する反面、ものすごい送料を取られたので、現在は国内でリーパーを扱っているミニチュアショップに代理で輸入してもらい購入しているそうです。

 それならば送料も国内料金でOKですからね。

 私はリーパーのメタルフィギュアを通販で買う時はこちらのリングテイルさんを使っています。

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 リングテイルは九州の大分にあるミニチュアショップで、リーパー以外にも数多くのミニチュアを取り扱っています。

 サイトの商品写真見ているだけでも楽しいので、ミニチュア好きにはたまりませんよ♪

 ずっしりとした重量感、ひんやりとした金属の質感がダイレクトに伝わるメタルフィギュアの魅力って特別なもの。

 ぜひとも作って見てください♪

 「メタルフィギアを集めよう!」

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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