こんにちは!プロモデラー林哲平です!
今回は子供へのファーストプラモとして超オススメな、究極の食玩プラモデルとも言えるカバヤのほねほねザウルスを紹介します♪
ほねほねザウルスとは?
ほねほねザウルスは製菓メーカーのカバヤから発売されているガム入りの食玩プラモデル。
https://www.kabaya.co.jp/catalog/honehone/
スーパーの食玩コーナで購入でき、安い店では180円くらいで購入出来ます。
今回購入した第36弾は全部で8種類。
ガムと本体、ボーナスパーツのランナー、キット用の説明書が入っています。
丸窓から中身がわかるのはビッグワンガムの時代からのお約束ですね♪
子供でも簡単に組み立てられる!
ブロックトイ要素もあるので、破損しにくいABSで成型されています。
ここが子供にいいところで、パーツを外したりつけたりする前提なので組み間違いを心配する必要が無いんですね!
パーツ数が少なく、簡単なボールジョイント構造で感覚的に製作できるので7歳の子供が作ってもあっという間に組み上がります。
なにげにランナー状態で彩色されており、剥がれやすいシール無しで遊び倒せるのもいいところなんです♪
暗いところで光る!
成型色が白いものは蓄光素材が使われており、暗いところに持っていくとボワっと光ります。
これが子供には嬉しいみたいで、7歳の息子は布団の中に潜っって遊んでいました♪
なお、私はブラックライトに当ててギラギラに光らせて遊んでいます♪
多彩なラインナップ!
ラインナップも面白いんです!
私は39歳で、子供の頃は恐竜といえばティラノサウルスかトリケラトプスでしょ!って感じなのですが
映画「ジュラシックパーク」シリーズで活躍したモササウルスやスピノサウルスがメインを張ってるんですよね!
うちの息子も映画の影響で、この二匹はティラノサウルスより強い、凄い恐竜だと信じこんでおり、スピノモサ人気の高さが伺えますね♪
恐竜の研究は日進月歩で進んでいます。
羽毛が生えているのはともかくとして、息子用に恐竜図鑑を選ぼうと見て見たら、全然知らない恐竜がいっぱい載ってるんですよ!
ディノケイルスやアマルガサウルスなど昔の恐竜図鑑にはあまり見かけなかった恐竜もほねほねザウルスにはもちろんラインナップされています♪
ラインナップは恐竜だけではありません。 ドラグーンのようなオリジナルのファンタジー系から!
コングのような哺乳類まで。
今回のシリーズでは、コングの出来がズバ抜けてる感じですね。
もちろん定番恐竜のプテラノドンみたいなのもバッチリいるので我々大人も安心して買うことができますよ〜♪
集めろ!ボーナスパーツ!
ちなみにキットには謎の「ボーナスパーツ」と呼ばれるおまけが付属しています。
単体だと意味不明ですが、全部集めて組み上げると……?
なんと!スレイプニルになりました!
ほねほねザウルスはシリーズごとにボーナスパーツを集めることでスペシャルモデルが完成するんです。
スペシャルモデルは他にもクラーケンやヒドラ、アシュラやベヒモスなど幻獣的なアイテムがひしめいており、これを集めるのも楽しみなんですよね♪
ブロックトイなので無限に遊べる!
ほねほねザウルスはブロックトイ的な要素もあるプラモデルです。
軸やボールジョイントが共通なので、自由に組み替えて遊ぶことができるんですね。
こちらは7歳の息子が作ったモデルです♪
楽しそうなので私もやってみました♪
息子に見せると、 「あ、おとうさんもけっこうやるじゃん」 とのことらしいです(笑)
普通に組み立てても、バラして遊んでも、多少パーツを無くしてもオリジナルモデルで遊べるという、子供に極限までの配慮が行き渡っているって凄いと思いませんか?
本まである!
ほねほねザウルスを買い与えたその次の日のこと。
なんと、学校の図書館で息子がほねほねザウルスの本を借りてきたんですよ!
https://www.iwasakishoten.co.jp/special/honehone/
内容はティラノベイビーを主人公に、子供マンガ形式でいろんな冒険をするというもの。
迷路あり、クイズありと小学生の男の子にドストライクな内容で、ゲーム解禁してすっかりゲームに夢中になった息子でさえ読んでいました。
シリーズは続刊中で、現在は23巻まで出ているという人気っぷり。
こちらもプラモと合わせて読むと、楽しめること間違い無しです!
ちなみにトミカ超図鑑的な子供むけカタログも発売されていて、これも息子が借りてきたのを読ませてもらったんですが、面白いんですよね!
スーパーの食玩コーナー模型店だった時代を思い出そう!
息子とプラモを楽しむ。
息子が生まれてから、私はそれが一番楽しみにしていたことだったんです。
でも、いざやってみると難しい!
未就学の子供が簡単に組めるキットって、今の世の中にはほとんど無いことに愕然としたんです。
私は1981年生まれです。
初めて作ったプラモはガンダムチョコスナックなどの食玩プラモでした。
当時は食玩コーナーにはいろんな食玩プラモが置いてあって、普通のプラモに入る前に、このあたりの超単純で直感的に組めるキットでみんな手慣らししていたんですよ。
プラモはすっかり高くなり、1000円でも安いと感じる時代に。
小学生の自分の感覚だと600円のミニ四駆ですら高く、300〜500円のBB戦士がちょうど良かったのをすごく覚えています。
そして、200円くらいで買える食玩プラモって買いやすくて、普通のプラモ買うようになってもよく買ってたんです。
今やバンダイキャンディ系の戦隊ロボプラモ以外だと、昔から続くシリーズとして生き残っている食玩プラモはほねほねザウルスぐらいしかありません。
ほねほねザウルスのキット内容は素晴らしく、組んでみるとこの時代まで絶滅せず、生き残ってきた理由がすごくわかります。
スーパーの食玩コーナーが模型店だった、あの懐かしい時代を感じるんですよね。
というわけでほねほねザウルスでした!
すごくいいプラモなので、子供と言わず大人もぜひ組みたてて遊んでみてくださいね♪
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コメント
コメント一覧 (2件)
初めてコメントさせていただきます。
以前、Twitterでリヒトナイチンゲールをアップしてコメントいただいたものです!
私も同世代の人間なので、スーパーの食玩コーナーが模型店だったのを思い出して、コメントせずにいられませんでした(笑)
当時はビッグワンガムやトランスフォーマーガム、ガンダムチョコスナックなど手軽でクオリティの高い食玩プラモデルに恵まれてましたね…。
ちょうど今日、ガンダムアーティファクトを買いましたが、クオリティは高いものの子供には難しい(そして値段が高い)と思いました。
ちなみに我が家には7歳の娘がおりますが、プラモデルデビュー作は6歳のときのプチッガイでした!
すけぽんさん、コメントありがとうございます!
その節はありがとうございました♪
食玩コーナー模型世代の仲間に、そう言ってもらえると超嬉しいです!
あの時代は黄金時代ですよね。
トランスフォーマーガムとか、200円でおもちゃと同じ完全変形とかしてましたし、カバヤの食玩プラモのクオリティは他とは比べ物にならなかった思い出があります。
アーティーファクトはちょっと子供には作れないですよね。
あと、子供からするとガンダムって「大人のおじさんが好きなロボ」って感じなので、自分たちのもの、とは感じにくいのかもしれません。
娘さんの英才教育、素晴らしいです!
女の子には可愛いプラモが一番ですね♪