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手を洗わない子は、血で手を洗わされる…!マイルストン 1/12 俺たちの和式便器を昭和の学校の怪談風に改造!「手洗いさんのトイレ」【月刊ホビージャパン2026年12月号掲載作例】

マイルストン 俺たちの1/12 和式便所を昭和のお化けトイレに改造した作例「手洗いさんのトイレ」。斜め上から見た全体

こんにちは!プロモデラー林哲平です

今回は月刊ホビージャパン2026年12月号で制作した「手洗いさんのトイレ」を紹介したいと思います♪

まずは、こちらの噂話から‥‥‥

ねえねえ知ってる?

北校舎の1階にある誰も使わないトイレ

一番奥の部屋には「手洗いさん」が出るって噂

トイレの後、手を洗わない子は手洗いさんに真っ赤な血で手を洗わされて、トイレの中に引き摺り込まれるんだって…

手洗いさんのトイレ 完成写真。血の手形だらけの壁と、便器から伸びる腕

‥‥‥というわけで、学校の怪談風のお化けトイレです!

目次

俺たちのホラートイレ!

今回使用したのは、マイルストンの「俺たちの1/12 和式便所」

このキットは本来、1/12スケールのガールズモデルなどと組み合わせて楽しむためのキットなんですよね

ところが今回受けたミッションは「ホラーなお化けが出そうなトイレにして」というもの

そこで、学校の怪談風の仕上げにチャレンジしてみました

いただいたオーダーはこちら

  • 手形をつける
  • 便器は割れてヒビが入っている
  • トイレットペーパーが出ている
  • 壁の隙間から目が覗いている

これらを反映しつつ、私が小学生だった昭和後期の雰囲気を目指して制作開始です!

塗装前はほぼ真っ白!

塗装前の状態。メッキパーツとグレーの台座以外は白一色

こちらが塗装前の状態

メッキパーツとグレーの台座以外は、すべてホワイトの単色成形です

見栄え良く仕上げるには、塗装が必須なんですよね

昭和なトイレとは?

キットはほぼ真っ白なので、まずは通常のキレイなトイレを作るところからスタートです

壁のタイルは、昭和風ならもっと濃いブルーのほうが「らしい」んですよ

ただ、それだと手形の血糊がまったく目立たなくなってしまうので、ギリ昭和の病院のようなライトグリーンにしました

キットには水タンクや手すりなどのオプションも付いています

でも、昭和はそれほどバリアフリーではなかったので、シンプルに便器のみの配置に

ボットン便所に改造しようかとも思いましたが、さすがに私の小学校は水洗だったので踏みとどまりました(笑)

緑に塗ったタイル壁の隙間に、筆で白を入れている

壁はアルティメットホワイト+ビリジアングリーンで、昭和の緑タイルを再現

塗りっぱなしで光沢が出るように、リターダーを入れてエアブラシで吹き付けています

リターダーというのは塗料の乾燥を遅らせる添加剤で、ツヤを出したいときに便利なんですよ

タイルの隙間の漆喰は、アーミーペインターのマットホワイトで塗装

はみ出した白をフィニッシュマスターで拭き取っている

はみ出した部分は、マジックリンを染み込ませたフィニッシュマスターで拭き取ります

マジックリンでの拭き取りについては、こちらの記事もあわせてどうぞ

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ホラーといえば、壁中の手形!

ホラーといえば、壁中についた手形は欠かせません

ここはガールズモデルの余りハンドの平手を使い、クリアーレッドでスタンプすれば完璧!

‥‥‥と思ったのですが

クリアーレッドを付けたガールズモデルの平手と、手形を押したタイル壁

実際にやってみると、指以外は密着しないんですよ

使ったのは、1/12ガールズモデルの軟質樹脂製の平手

これに水性ホビーカラーのクリアーレッドを漬けて、壁に押し付けていきます

指の部分を押し付けてアタリを取り、手のひらは筆でそれっぽく塗って仕上げました

手形があるなら、それを付ける手も必要だよね?

ということで、トイレから伸びる腕を追加しました

ヒビの入った便器から伸びる血まみれの腕のアップ

これはスタンプの役目が終わった平手に真鍮線を刺し、エポパテを盛って形を整えたものです

トイレの中はUVクリアレジンでかさ増ししてから、ガイアノーツのクリアーレッドを垂らして、血の噴き出るトイレに

オーダーにあった「便器は割れてヒビが入っている」も、もちろん再現!

こちらはニッパーとデザインナイフで、ヒビを入れてあります

真鍮線の先に平手を付けた腕が何本も伸びている没案

ちなみに、トイレから出る腕は当初、複数を想定していました

こちらがその没案

娘の提案で、一本に絞っています

壁の隙間から覗くのは‥‥‥女の怨霊!

オーダーにあった「隙間から覗く目」

巨大な目だけだと、バックベアードみたいで恐怖よりもギャグ寄りに見えちゃったんですよね

そこで、余っていたガールズモデルのフェイスパーツを改造し、女性の怨霊が壁の隙間から覗いているシチュエーションにしてみました

霊は男より、女性のほうが怖いですからね

Jホラー映画の主人公怨霊も、みんな女ですし

クリームケースに詰めたエポキシパテの中心に顔を埋め込み、ツマヨウジで凹みをつけている

壁から覗く霊は、100均で購入した女性用のクリームケースにエポキシパテを詰め込み、中心にガールズモデルの素体フェイスを埋め込んで制作

ギョロ目はハンダゴテで開口したのち、MSGの丸リベットを埋め込みました

周りにはツマヨウジで、うねるような凹みをつけておきます

クリアーレッドを塗った怨霊。血糊の中から白い顔が覗く

全体をアルティメットホワイトで塗装し、つや消し後、シタデルカラーのドルーチ・ヴァイオレットでウォッシングして、不健康な紫色の色味をプラス

そして顔だけが覗くように、ガイアカラーのクリアーレッドを、表面が光沢になるようにたっぷりと塗ります

血糊の肉塊の中で蠢いているような表現として、ホラー感を強調しました

封印のポスターは妻の手描き!

ただ、トイレに入っていきなり壁の隙間から顔が見えてたら、私なら速攻逃げます

そこで、ポスターでひび割れを隠し、裏側にお札を貼って封印されている、というイメージにしてみました

「手をあらおう」のポスターが貼られた壁を正面から見たところ

一見、ただの古いポスターですが‥‥‥

めくれたポスターの裏に、お札の束と壁の隙間から覗く顔が見える

めくれた裏側には、びっしりとお札が!

私は字と絵が下手なので、お札とポスターは妻と娘に描いてもらいました

女性は強し!

コーヒーで褪色させた手描きの「手をあらおう」ポスター

ポスターは当時の学校用ポスターに近いものを、妻に手描きで描いてもらったもの

コーヒーに漬けて褪色表現を施しています

退魔札は妻と娘の合作!

完成した1/12スケールの退魔札2枚を指でつまんでいる

退魔札は市販のもので合うものが見つからなかったため、自作しました

ネットで調べたデザインを参考に、妻と娘に筆ペンで原画を描いてもらい、モノクロコピーで紙に出力

コーヒーに漬けて染みをつけ、使い古した、薄汚れた表現にしています

1/12スケールに合わせ、全長は2cmほど

左が妻、右が娘の描いたものです

炙って上の端を焦がした退魔札

そしてお札といえば定番の、悪霊の力が強すぎてお札が焼ける表現

これは実際にチャッカマンで炙って焼いています

退魔札のくわしい作り方は、また別の記事で紹介したいと思います♪

トイレットペーパーとゴミ箱で生活感をプラス

ホルダーに細切りのティッシュを貼ったトイレットペーパー

トイレットペーパーはティッシュを細切りにし、両面テープで貼り付けて、紙が長めに出ている表現に

お札とティッシュを詰めたゴミ箱と、紙が長めに出たトイレットペーパー

ゴミ箱には、お札と、小さくちぎったティッシュを丸めたものを詰め込みました

台座はダイソーのフォトフレーム!

台座に使った木目調のフォトフレーム

台座はダイソーで購入したフォトフレームを使用

両面テープで貼り付けてあります

裏側に貼った両面テープ

タイルや外壁なども、両面テープで貼り付けています

接着剤のはみ出しがなく、いくらでも貼り直せて、接着力も強いので非常に便利なんですよ

もしやこれはガールズモデル?

手洗いさんのトイレ 完成写真。上から見下ろした全体

というわけで完成した昭和のお化けトイレ、いかがでしょうか?

手洗いさんのトイレ 完成写真。低い位置から見たポスターとタイル壁
手洗いさんのトイレ 完成写真。低い位置から見た便器と腕
手洗いさんのトイレ 完成写真。便器から伸びる腕を正面から見上げたところ

自分ではかなり面白い作品に仕上がったと思っています

それにしても、1/12で顔も手もガールズモデルということは‥‥‥

ある意味、この作品単体でガールズモデルの作例と言ってもいいのではないでしょうか?

このシリーズは他に洋式便器もあるので、いろんなお化けトイレが作れそうですね♪

この作例は「月刊ホビージャパン2026年12月号」に掲載されています!

今回紹介した「手洗いさんのトイレ」は、月刊ホビージャパン2026年12月号に掲載されています

ぜひ手にとってみてくださいね♪

ディオラマをもっと作ってみたい人へ

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洗濯バサミ60個で組んだ恐竜型ロボットを手に持った写真(塗装前)

余ったパーツと日用品で、
ロボを一機作ってみる。

洗濯バサミ、ペットボトル、100均の雑貨。プラモの延長でできる、手を動かす日用品工作。写真は洗濯バサミ60個の恐竜(塗装前)。

10分・200円で一機作る ▶

作り方の一覧(ケルバーダイン再生構築法)

この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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