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戦車のエンジンを搭載したモンスターマシンをミニタリーなイメージでリペイント。「ブラストレーン・スペシャル・スタッフカー」。ホットウィール ジェイ・レノ・タンクカー改造作品

こんにちは。プロモデラー林哲平です

今回は個人的に制作した、ホットウィールのジェイ・レノ・タンクカーのカスタム作品を紹介します

実車はM47パットンのエンジンを搭載しているので、米軍戦車らしくオリーブドラブでリペイント、ウェザリングと細部ディテールアップで仕上げてみました♪

目次

ジェイ・レノ・タンクカーこと「ブラストレーンスペシャル」とは?

実車はアメリカの著名なTV司会者、コメディアンであるジェイ・レノ氏が保有する「ブラストレーン・スペシャル」という車です

この車や、こちらホットウィールについての詳しい解説はこちらの「ホットウィールにわかマニア」氏のの記事が大変参考になります

Hot Wheelsにわかマニア
JAY LENO TANK CARのレビュー!戦車のエンジンから作られたホットロッド!?[HCJ85] | Hot Wheels 情報まと... すんごいマシンがホットウィールに来たぞ~!! JAY LENO TANK CARの名のとおり、戦車のエンジンを

久しぶりにホットウィールを買ってみたら大当たり!

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最近、すっかりホットウィールから遠ざかっていたのですが

とある場所このジェイ・レノタンクカーを見かけ、あまりのカッコよさに久しぶりに購入したんです

で、ブリバリして中身を取り出してみると……?

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「これ、異常に出来がいいしカスタム映えするんじゃね?」

メッキの輝きで見えにくくなっているものの、スケールモデル並みに超精密なエンジン!

昔のメタルキットを思わせるような、フォルムが美しく重量感抜群なダイキャスト製シャシー&ボディー!

なんというか、まさにカスタムされるために生まれてきたかのようなホットウィールなんですよ!

ただ、1台目を買ったときはすごく思い出深いイベントがあったので、もったいなくて改造できなかったんですよね

「もし、二台目が手に入ったら改造しよう」 と思っていたら、久しぶりに家族で行ったトイザらスに何台か普通〜にぶら下がっていたので購入したわけです

カシメを外そう!

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それでは久々にホットウィールカスタム行ってみましょう♪

ホットウィールは「カシメ」と呼ばれる部分で胴体とシャシーが保持されており、これを削り落とすことで分解できます

私はカシメを外すときはピンバイスの先端をぐるぐる押し付けて回すことで削り落としています

ボディがダイキャスト製のときはちょっと大変ですが、まあそんなに時間はかからないので気軽にやっています

タイヤを外そう!


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タイヤをつなぐシャフトはシャシー側にあるツメで保持されています

このモデルはシャシーも金属製であるため、私の手持ちのプラモデル用のニッパーを使うと刃こぼれするので使えないんですよね……

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ここは先の細いペンチでちょっとずつ削り落としました♪

分解状態!

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分解した状態

リアルライダーを履いた豪華版とはいえ、ボディはなんと7パーツ!

シャシーも実車のラダーフレームを再現するため二重に重なっていますし エンジンはスーパーチャージャー&エグゾーストパイプ部と別パーツになっていました

いろんなホットウィールを分解してきましたが、この気合の入りようには感激します!

ここまで来たら、もう古のメタルキットみたいじゃないですか?

エンジンを塗る!

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ブラストレーンスペシャルの心臓部である、M47戦車用のコンチネンタルAV1790-5Bエンジン

キット、いやキャストでは輝くクロームメッキが施されていますが……この素晴らしいディテールのシャープさを活かすため、メッキを落として再塗装することにします♪

ちょっともったいないですが、そこはモデラーのサガです(笑)

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メッキを落とすなら漂白剤

さあ、散歩から帰ってきたら塗ろう、と漬け込み 戻ってきて引き上げると……?

剥がれていない!

漂白剤が効かないメッキの場合、表面にクリアーの塗膜とかが上掛けされていることが多いんですよ

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なので、きっとクリアー塗膜があるんだろうな〜と

プラモデル用のラッカー系塗料のうすめ液をティッシュで染み込ませて表面を拭くと、みるみるうちにメッキが落ちて下地の黒い成型色が出てくる!

結局、ラッカー系薄め液をつけながら歯ブラシでゴシゴシ磨いてメッキを落とすというところに落ち着きました

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エンジンを塗装します

戦車のエンジンですので、あまりギラギラしたシルバーよりはアルミの質感の落ち着いた感じがいいんじゃないか?と思いまして

金属含有量が高く、生っぽい金属表現が魅力である伝統の銀塗料であるGSIクレオスのMr.カラー8番シルバーを使っています

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ディテールを引き立てるため、Mr.ウェザリングカラーのグランドブラウンでウォッシングします

全体がオイルで汚れたような風合いになり、塗料が奥に溜まってよりエンジンの形状がクッキリと見えてくるようになりました♪

ボディを戦車風に塗装する!

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ブラストレーンスペシャルはM47 パットン戦車のエンジンを積んだ車です

なら、元の戦車色に塗ればカッコ良くなること間違いなし!

と信じて米軍戦車風のオリーブドラブでボディを塗装しました

ガイアカラーのNAZCAカラー ディープカーキをベースに、いろいろ足して調色しています

ダイキャストの上にそのままラッカー系塗料を塗ると剥がれるので、ガイアマルチプライマーを下地として吹いています

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表面がピカピカでは戦車らしくないので、プレミアムトップコートつや消しでを吹いて全体をフラットにしてから、Mr.ウェザリングカラーのグランドブラウンでウォッシング

金属製なので、ドライヤーの熱風をガンガン当てて乾かしても変形を樹にしなくていいのがスッキリしますね

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ウォッシングが乾いたら、シタデルカラーのスカーホワイトで軽くドライブラシを施します

これで、ボディ全体に打たれている凸リベットがクッキリと引き立ち、より戦車風の仕上がりになるんですよ

ボディサイドの星マークは手持ちの米軍マークデカールから流用しました♪

インテリアはキットを活かす!

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めっちゃ悩んだのがインテリアです

戦車の戦闘室内部は白が多いので、白に塗ったほうがらしいかな〜とか思ったのですが

インパネ部分のタンポ印刷が素晴らしく、これを潰してまた塗り直すのは大変だなあ、と成型色の上にウェザリングカラーで軽くウォッシングするだけに留めています

ライトのクリア化!

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ライトはピンバイスで開口、4Artistマーカーのシルバーを刷り込み、塗料が乾いてからUVクリアレジンを流し込んでクリア化しています

UVクリアレジンのおかげで小スケールのミニカーのライトを簡単にクリア化できるようになったのはいいことですよね

排気管にはサビ表現!

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エグゾーストパイプは戦車の排気管風に、GSIクレオスのMr.ウェザリングパステルでサビ表現を加えてみました♪

これはパステルをアクリル系塗料の溶剤で溶き、粉のパステルをぽんぽん、と筆で後から叩きつけるようにまぶすと簡単にそれっぽくなるんですよ

完成!ブラストレーン・スペシャル・スタッフカー!

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ボディ、シャシー共にダイキャスト製で重量があるため、剥がれないように接着強度の高いエポキシ系接着剤で組み立てたら完成です!

名前はどうしようかな〜と思ったのですが、タミヤのミニタリーミニチュアシリーズとかだと民間車を軍用車に使っている車には「スタッフカー」とついているので「ブラストレーン・スペシャル・スタッフカー」に決定!まあ、いろんな順番が間違っているような気もしますが良しとしましょう!

今回は家の裏の神社で、スマホで自然光で撮影してみました なぜか娘も付いてきて「パパ!ここで撮影しよう!」とめっちゃ撮影プロデュースされました(笑)

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完成状態の4面図

最後まで悩んだのが「砂や土ウェザリングをするか?」ということ

戦車であれば地面を走った汚しを加えるほうがリアルですが、アメリカで実際に使われているラットロッド系のカスタムカーの写真を見ると、タイヤやエンジンは結構キレイなものも多いんですよね

なので、車の来歴も考えて「当時の軍用車+ラットロッドの中間ぐらい」のウェザリングで仕上げております

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上から見た状態

ボンネットからはみ出したエンジン部分は面倒だしそのままでいいかな〜とか思ったのですが、8番シルバーを筆塗りしてウォッシングしています

やはりこっちのほうが引き締まりますね♪

車体裏には

©2021 Mattel 1186 MJ,1,NL
Jay Leno Tank Car Hotweels
made in THAILAND

と刻印されています

リアルライダーを履いた豪華版モデルなのでタイ製なのは納得ですが、私がカスタムしたので林製ですね♪

ホットウィールカスタム最高!

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モデラーとして、このモデルがいいなあ、と思うのが、偶然ながらもスケールが約1/76であるということです

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というわけでブラストレーン・スペシャル・スタッフカーでした♪

優れたキット、じゃなかったミニカーですので、ボディを磨いてスペクトラフレーム風のキャンディ塗装で仕上げたり、ソリッドなエナメル風のレッドやブルーで鮮やかに仕上げたり……と3台目、4台目が欲しくなってきます

ホットウィールカスタムは最高ですね!

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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