こんにちは!プロモデラー林哲平です🎵
オーロラ製ゴジラの制作記事、第2回は「工作編」です🎵
まずは仮組み!
まずはマスキングテープで仮組みです♪
台座とネームプレートが雰囲気バツグンです
頭部のアップ
目は黒目の部分が落ち窪んでおり、組み立てたままでも立体感ある仕上がり
塗り分けも楽そうです
で、このゴジラってどのゴジラなんだろう? と気になったのですが、キットをいただいたテレス☆ゴン@TELES_GONさんに教えていただきました!
こちらはゴジラ対キングコングのゴジラ、いわゆるキンゴジがモチーフとなっており、オーロラモンスターシリーズには対決できるようにキングコングもラインナップされております
東宝怪獣だと、他にはラドンやキングギドラもオーロラからはプラモになっており、これがまたかっこいいんですよ!
パーツを接着しよう!
大型モデルですし、ガッチリと固定したかったので、接着力が強力な、通常の流しこみ接着剤で組み立てます
輪ゴムでぐるぐる巻いて、接着中にパーツが反って隙間が出ないように固定します
意外だったんですが、隙間がほとんど出来ず、合いが良いのにビックリしました!
接着剤がしっかりと乾くまで、一週間ほど待ちました🎵
これはおそらくディテールを極限まで活かすための設計であると思うのですが
接着面の部分はかなり薄くなっており、合わせ目を消すと隙間や強度が気になったので、裏側から高強度タイプの瞬間接着剤を流し込んで補強しました
ベースに配置された雰囲気バツグンの建物
すり合わせでの調整だけではどうしても塞がらない隙間が出来てしまったので、Mr.瞬間接着パテを裏側から塗り込んで隙間を埋めます
オーロラゴジラで一番悩むのが合わせ目消しです
紙やすりで普通〜に合わせ目を消すと、せっかくの絶妙なディテールが消えてしまうんですよ!
ここは愛用しているウェーブのHGキサゲナイフ曲面片刃で、接着剤がはみ出た合わせ目部分だけをピンポイントで削り取っていきます
手足の合わせ目を消したら、いよいよ胴体に接着です! ……と、その前に!
接着面を削り、すり合わせをしてできるだけ隙間が開かないように調整します
首を接着する前に、ちょっと悩んだのが上顎の中
ここは得に中のディテールが無く、すっからかんではあるのですが……まあ、下顎をつければそんなに見えないですし♪
ここはキットの素性をありのままに楽しむ!ということでファクトリーストックにそのままにして進めます
隙間をパテで埋める!
手足を接着した状態 だいぶゴジラらしくなってきました……が!
調整はしたんですけど、あわてて接着したのでどうしても隙間が出来てしまいました さて、ここをどうするか……
ディテールの凹凸がかなりしっかりしている怪獣キットであればエポパテで埋めれば楽なのですが
オーロラのゴジラは凹凸の具合がそこまで激しくないので、そのディテールを活かすためにも、今回はタミヤパテを使って隙間を埋めることにします
タミヤパテをMr.カラーうすめ液で薄めて溶きパテを作り、先端を尖らせたつまようじで隙間に刷り込んでいきます
パテが乾いたら、Mr.カラーうすめ液を染み込ませた綿棒ではみ出したタミヤパテを拭き取ります
紙やすりやデザインナイフのような切削器具を使わず、パテを溶かして除去するため、オーロラゴジラの絶妙な表面ディテールを損なわず、隙間だけを埋めることができるんです
パテ埋め完了です!
制作の参考にしていただければ幸いです☺️
悩んだのが下顎のパーツです
ここは接着すると口の中の塗装がすっごい面倒になるので、接着は塗装後にすることに
ご覧の通りパチピタで隙間も無いですし
それにしても、めっちゃいい顔してますよね〜🎵
全体組み上がりました!
さて、次回は塗装編!となります
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