こんにちは!林哲平です。
ピカピカと輝く光沢塗装って憧れますよね。
でも、いざやってみると難しいんですよね!
私も2015年くらいまでは光沢塗装ってすっごい苦手で、カーモデルを4台ぐらい作ってようやくコツを掴んだのは懐かしい記憶です(笑)
ここでは簡単に光沢塗装のコツについて解説していきます。
光沢塗装のコツは重ね吹き!!!
まず光沢塗装でつまづくのは「吹いたはずなのに全然光沢にならない」ということでは無いでしょうか?
表面がちょっとテカっているだけで、車のボディのような、イメージしていた光沢とは全然違う。
私も昔はそれで悩んでいました。
でも、そこには深〜い理由があったんですね。
それでは光沢塗装を始めてみましょう。
光沢塗装をする前の、素の状態のパーツ。
表面はプラスチックの成型色そのままの光沢で、そのままだとちょっとおもちゃっぽい感じです。
ここにクリアーを吹いていきます。
今回は乾燥が早く、クリアー層を重ねやすいラッカー系クリアー缶スプレーのMr.スーパークリアー光沢を使用しました。
ここがポイントなのですが、クリアーって一回だけだとクリアー層が薄すぎて綺麗なクリアーにならないんですよ。
一回塗っては乾かし、1時間くらい乾燥させてからまた吹いて、を繰り返して三回くらいクリアーを吹き、表面をクリアーの樹脂で作ったレンズで覆い、光を乱反射させる…… くらいの感覚で塗るのが大事なんです。
これは3層クリアーを重ねた状態。
成型色そのままのツヤから、いい感じのヌルっとしたグロスに仕上がりました。
なかなか上手くいかない人は「クリアーを重ねる」という意識を持ってもらえると上手くいくようになります。
実際カーモデルのクリアー吹きだと3、4回クリアーを重ねるのは当たり前ですしね。
ちょっと手間はかかりますが、グロス塗装がうまく決まると非常〜に見栄えのする仕上がりになるのでぜひチャレンジしてみてくださいね♪
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