こんにちは!プロモデラー林哲平です!
ウォーハンマーの人気爆発により、今やすっかり模型の1ジャンルとして定着したミニチュアペイント。
現在では動画やアプリなどで、本家ゲームズワークショップさんや世界中のペインターのテクニックを無料で、思う存分学ぶことができます。
ですが、私がミニチュアペイントを始めた2012年頃はもう知る人ぞ知るマイナージャンルで、まだメタルフィギアやレジンキットのミニチュアを売っている店も多く、今では当たり前となったレイヤリングなどのテクニックもほとんど知られてはいませんでした。
「ミニチュアってこんなに楽しいのに、知らないなんてもったいない!もっとみんなにも作って広まって欲しい!」
と、過去ブログでミニチュアの制作法やペイント法を連載記事としてHOWTO形式で紹介していたんです。
その名も「プロモデラーが教える!メタルフィギア製作法!」
この記事はその過去ブログで紹介した記事を見やすくしつつ、再編集したものです。
「ミニチュアとかやったことないよ〜」
という人はぜひ!このシリーズを見てミニチュア製作の楽しさを知ってもらえると嬉しいです♪
大迫力のメタルフィギア!リーパーミニチュアのパスファインダーレッドドラゴン!(2012/5/12)
こんにちは。林哲平です。
今回はアメリカのミニチュアメーカー、リーパー社のメタルフィギュア、60028 PATHFINDER Red Dragon(パスファインダー レッドドラゴン)を紹介します。
同社のドラゴネットを完成させてから、次は大型のドラゴンのミニチュアを作ろう! といろいろなミニチュアを物色していたのですが……
海外のミニチュアSNS、COOL MINI or NOTで偶然見つけたこのレッドドラゴンに一目惚れ!!!
さっそく購入したのですが、日本国内に在庫が無く、海外からの取り寄せとなったので注文から一ヶ月以上待つことになってしまいました。
でも、大昔のガレージキット通販もそんな感じだったのでちょっと懐かしい感じも。待ちに待ったぶん、到着したときの感動はひとしおです。今が便利すぎるんですよね。
このミニチュアは、アメリカのテーブルトークRPG、パスファインダーのコアルールブック表紙イラストのドラゴンを立体化したものです。
原型はグレナディア時代から活躍しているメタルフィギュア界の重鎮、Julie Guthrie(ジュリー ガスリー)氏が担当。
グレナディア時代には「Julie Guthrie’s Dragons」シリーズのように自らの名を課したドラゴンのメタルフィギュアシリーズを担当していただけあり、このレッドドラゴンも骨太で迫力のある造形となっています。
もっとも、ジュリー ガスリー氏が最も得意としているのは動きのある、くっきりとした表情の人物造形なので、レッドドラゴンが完成した暁にはいくつか集めてみたいと思います。
メタルフィギアのパーツ細部を見てみよう!
キットは6パーツで構成されたシンプルな内容。
大型のメタルフィギュアなので、一つ一つのパーツがドラゴネットなみの重量感です。
大きな翼。
迫力のあるシルエットを構成する重要なパーツです。
メタルなので相当しっかりと補強軸を仕込んで接着しないと完成後に折れちゃいそうですね。
頭部。
ゴツゴツした鱗と太いツノが魅力です。
胴体。
一つ一つ丁寧に造形された立体感のある鱗がグッド!
しかしこのディテールを損なわずにパーティングラインを消すのはかな~り大変そうな予感が。
右腕。
小さいパーツですが、鱗の下の筋肉の流れを感じさせる力強い造形です。
台座と一体になった下半身。
台座の裏側にはJ Guthrieの刻印があります。
最近多忙気味なので、開いた時間で少しづつ制作して行こうと思います。
イラスト通りのレッドドラゴンにするか、それとも他の色のドラゴンにするか……楽しい悩みを満喫できるのは模型制作の醍醐味ですね。
練習用に最適なリーパーの樹脂性ミニチュア「BONES」を知っていますか?
なお、現在リーパーミニチュアはメタルから「BONSE」と呼ばれる樹脂製フィギアにメイン商品を切り替えており、過去のメタルフィギアが数多くが樹脂製になって再販されています。
「BONES」の魅力はその安さ。
メタルだったときの半額以下となっており、メーカーの定価だと400円くらいで変える商品も多いんです。
超高額なウォーハンマー のミニチュアには手が出せないけど、やってみたい!というミニチュア入門者はぜひ製作の選択肢に加えてみてくださいね♪
次回第二回は「パーツの成型・加工法を紹介!」
次回はパーツの成型・加工法の解説となります。
続けてぜひ読んでみてくださいね。
「初心者でも安心!プロモデラーが教えるメタルフィギア、ミニチュアペイント簡単製作講座」をよろしくお願いします♪
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