こんにちは!プロモデラー林哲平です!
今回はらいだ〜Joe師匠が考案した脅威の時短合わせ目消しテクニック、らいだ〜Joe式合わせ目消しを紹介します!
これはマジでヤバイテクニックですよ!
合わせ目消すの、大変じゃないですか?
みなさん、合わせ目って好きですか?
私は嫌いです。
だって合わせ目消すのって超面倒臭いじゃないですか!
しかも、それが旧キットともなると……
全身合わせ目だらけですし、段差も大きいですし、しかも挟み込み式なので接着剤が乾くのを毎回待たなければなりませんし。
ですが、そんな面倒な合わせ目を一瞬て消してしまう凄技テクニックがあったとしたら?
そんな夢のようなテクニック、それがらいだ〜Joe氏の考案した「らいだ〜Joe式合わせ目消し」なのです!
それでは旧キットの1/144旧ザクを使ってテクニックを紹介していきますね♪
合わせ目に接着剤を塗る!
まずは普通に合わせ目を消すときと同じように、ドロドロタイプのスチロール用接着剤を接着面に塗ります。
3回くらい塗って、接着面の表面が溶けたようになるようにしておきましょう。
パーツ同士を合わせて接着します。
指でパーツをぎゅっと押して、むにゅっと接着剤がはみ出すくらい。
はみ出した接着剤はそのままで。
この接着剤が合わせ目を溶接する、パテの役割をしてくれます……
と、ここまでは伝統的な合わせ目消しと同じなのですが!
あ、合わせ目に接着剤を塗るッ!!
ここからがらいだ〜Joe式合わせ目消しの本領発揮!
なんと、合わせ目の上からドロドロタイプのスチロール系接着剤を塗ります!
「こんなことして大丈夫か?」 と思うかもしれませんが、ドバっと塗ってください。
これは表面をプラ用接着剤で溶かすことが目的の作業。
とりあえず塗りましょう♪
溶けたパーツ表面を指でぐるぐるする!
溶けた表面を指先でぐるぐると回しながら塗り広げ、表面をなだらかにします。
接着剤でプラの表面を溶かし、それを塗り広げることで旧キットのような段差の大きな合わせ目でも無理やり、一瞬でならすことができるんです!
表面がカサついて、ガサガサになったら次の作業に移りましょう。
紙やすりで合わせ目を消す!
ガサガサになった表面を紙やすりで整えます。
240番くらいの荒めの番手から初めて、400、600と仕上げればOK !
これであっという間に合わせ目を消せてしまうんです!
もちろん完全に接着剤が乾燥しているわけでは無いので接着跡はヒケてきますが、ウェザリングで仕上げれば目立たないので問題ありません♪
挟み込み式の旧キットがスラスラ組める!
これを繰り返せば挟み込み式の関節構造のため、じっくり接着剤の乾燥を待つと結構な時間がかかる旧キットでも、1日くらいで全ての合わせ目を消しながら組み上げられちゃうんですね!
高い精度の工作には向きませんが、おおらかな形状の旧キットをスピード仕上げするにはとにかく適したテクニックなんです♪
思いついたきっかけがとにかく凄い!
このらいだ〜Joe式合わせ目消し、初めてホビージャパン本誌でドムのHOWTOで紹介されていたときは目玉が飛び出るかと思うくらい驚きました。
ウェザリング前提とはいえ、こんな方法があるなんて!
そして、らいだ〜Joe師匠はいったいどんなきっかけでこんな物凄い方法を思いついたのでしょうか?
聞いてみると超気軽に教えてもらえました!
さすが師匠!発想が超システマティックすぎます!
なお、らいだ〜Joe氏のテクニックをまとめた脅威のHOWTO本「ビギナーでもうまくいく!ガンプラお気楽製作ガイド」も絶賛発売中なので、氏のテクニックの真髄を知りたい人はぜひ読んでみてください!
これさえあれば旧キットも怖くない♪
というわけでらいだ〜Joe式合わせ目消しの紹介でした。
このテクを覚えれば、接着前提の旧キットを作るハードルががくんと下がり、週末だけのお手軽気分で製作可能となります。
なお、この記事は私の著書「週末で作るガンプラ凄技テクニックHG編」収録のベストメカコレクション旧型ザクの制作法より抜粋したものです。
より詳しい旧キット制作法を知りたい人は本と合わせてぜひ読んでみてくださいね♪
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