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Hot Wheels(ホットウィール)カスタムにチャレンジ!!! 入門用にピッタリなガゼルGTをいざ改造!!!(分解・表面処理編)

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 こんにちは!プロモデラー林哲平です。

 今回からしばらくは気軽かつ、けれども奥が深い、3インチミニカーの改造法を解説したいと思います♪

 一台の値段も安く、カーモデルほど部品も多くないので気軽に楽しめるんですね♪

 なお、この記事は過去ブログからリライトしたものなので、2016年10月ぐらいの気持ちで読んでもらえると嬉しいです♪

目次

コレクションからカスタムへ!(2016/10/16)

 2014年頃からカーモデルを製作するようになり、車に興味が出だしてからハマりだしたのが3インチミニカー収集。

 実車の勉強がてら「いつでもどこでも自分のコレクションを眺めたい!!!」とミニカーのコレクションブログ「ディスカウントミニカーコレクション」を始めたりとプラモデル以上にミニカー三昧な毎日を送っていたりするわけです。

http://discountminicar.blog.jp/

 で、集めていると気になってくるのが「改造ミニカー」。

 モデラーならば当然のことではありますが、組み立て前提のキットではなく、完成品を改造するってものすごく手間がかかるんですよね。

 楽しそうだなあ、という反面、ハマると気軽にミニカーが楽しめなくなるかもという思いもあり、なかなか手が出なかったのですが……

 やはりやってみたい!!!  とついに手を出してしまったわけです。

ホットウィールのガゼルGTを改造する!

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 それがこのホットウィールのガゼルGTです。

 ホットウィールはアメリカのマテルが販売している世界最大の3インチミニカーブランド。

 商品ラインナップは一貫して「カスタムカー」を貫いており、ファンの間で改造などをしている人も多いんです。

 詳しくは私のホットウィール友達のにわかマニア氏が運営する日本最大のホットウィールポータルサイト「ホットウィールにわかマニア」を見ればバッチリです♪

https://hotwheels-labo.xyz/

 初めてミニカーを改造するにあたり、「いかに楽にできるか」を追求したところ、このモデルに行き着きました。

 私が求めた条件は

 1  改造に失敗しても惜しくない、入手の容易なホットウィールオリジナルデザインのベーシックカーであること

 2  ボディが加工しやすいプラスチック製であること

 3  表面にディテールがほとんど無く、ヤスリがけや研ぎ出しが容易であること

 の3つ。

 1に関してはホットウィールの人気車種はなかなか入手出来ないので、改造に失敗するとおそらくかなりの大ダメージを受けること間違い無し。

 なによりもコレクション数の少ない私としては、勿体なくて塗装を剥がすこともできません。

 しかし、いつもトイザらスのホットウィールコーナーに余っているオリジナルデザインのベーシックカーならば失敗しても心が痛みません。

 2も大事なポイント。

 ダイキャスト製ボディは硬く、加工はとっても大変なんですよね。

 反面プラスチック製ボディならば通常のプラモデルを作る手間と同じですから、自分がいつもしている作業をするだけ。

 ホットウィールのオリジナルモデルはコストダウンの影響でほとんどがプラ製ボディのものばかりで、ここもモデラーには嬉しいところです。

 3も重要。

 ディテールが多かったり、複雑に込み入った形状をしているとヒケ消しやディテールほり直しなどの表面処理が大変なんですよね。

 最初に難しいものや大変なものを作ると飽きたり心が折れたりするので、楽できるところはとことん楽するのが王道です。

 というわけで早速改造と行ってみましょう。

カシメを外して分解する!

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 ホットウィールはカシメと呼ばれる部分でシャシーとボディが固定されています。

 カシメをピンバイスでグリグリとえぐりとり、バラバラに分解しましょう。

 ガゼルGTはプラスチック製ボディなのでカシメを外すのもとっても楽です。

 これがダイキャストボディのモデルだとカシメも金属製になりますから、作業の手間がいきなりアップしちゃうんですよね。

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 分解した状態。

 ボディ・ガラス・インテリア・シャシーの4パーツに分かれます。

ボディを成型する!

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 まずはボディの成型から。

 プラスチック製ボディなので加工は楽チン。

 通常のカーモデルを製作するのと同じ工程で問題無しです。

 全身を400番紙ヤスリでヤスリがけしてヒケやパーティングラインを消し、表面をなだらかにしましょう。

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 インジェクション成型されたボディには、金型と金型の隙間にわずかにプラがはみ出してできるライン「パーティングライン」が入っています。

 わかりやすくするために黒で着色した部分がそう。

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 パーティングラインラインは不要なので、400番紙ヤスリでヤスって削り落とします。

 紙ヤスリは目詰まりがしにくく、削りやすいタミヤのフィニッシングペーパーがオススメ。

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 大改造無しのミニカー改造であれば、400番~2000番までを一通り取り揃えておくとよいでしょう。

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 インジェクション成型されたプラパーツの宿命である「ヒケ」

 ボンネット中心部が凹んでいるのが確認できるでしょうか?

 これはプラスチックが金型の中で冷やされて液体から個体に固まるとき、パーツに厚みがある部分が収縮のため凹んでしまうんです。

 これもそのまま残っていると見栄えが悪くなるので消してしまいましょう。

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 深いヒケは紙ヤスリで削り込むだけでは消せないので、ウェーブの黒い瞬間接着剤で埋めてあります。

 ウェーブの黒い瞬間接着剤はちょっとしたヒケ消しには最適の素材なので、1つ持っておくととっても便利ですよ。

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 パネルラインが浅いので、スジ彫り堂の0.1㎜のBMCタガネで彫り直します。

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 塗装すると塗膜の厚みでどうしてもディテールが甘くなってしまうので、この作業をしておくと完成後のシャープ感がガラリと変わってくるんですよね。

 BMCタガネは細く深い均一なスジ彫りを入れることができる素晴らしい工具。

 ちょっぴり高いですが、私はこれが無いともうプラモデルは作れないですね。

 ホットウィールのプラスチックは破損を防ぐためか多少ゴムっぽい粘り気があり、タガネの刃が引っかかってスジ彫りが曲がりやすいので少しずつ撫でるように深くほってゆくとよいでしょう。

ボディ下ごしらえ完成!

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 最後に600番紙ヤスリで表面を磨きいたらボディの下準備完了です。

 次回は下地処理のサーフェイサー吹きから塗装して完成まで、一気に駆け抜けちゃいましょう♪

https://promodeler.net/2021/02/11/gazellagt01-2/
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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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