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露出度高めなエルフのメタルフィギュアで女性らしい柔肌の塗りを練習してみる!オーロラモデルFE-05 エルフの剣闘士。

 こんにちは!プロモデラー林哲平です。

 今回はオーロラモデルのメタルフィギュア、エルフの剣闘士をペイントしたので紹介します♪

目次

女の子の肌色を練習したい!

 女の子ミニチュアをペイントするとなると、避けて通れないのは肌の塗装です。

 そして、女性の肌って繊細なので塗るのがこれまた難しいんですよ。

 スケルトンとかドラゴンと同じってわけにはいきませんからね。

 というわけで肌のペイントを練習しよう!と購入したのが今回紹介するオーロラモデルのエルフの剣闘士なんです。

オーロラモデルFE-05エルフの剣闘士ってどんなミニチュア?

 可愛らしい顔が特徴の、日本人好みな美少女ミニチュアを数多く発売している国産メタルフィギュアメーカーのオーロラモデル。

 このアルケミストはファンタジーミニチュアシリーズの第5番アイテムとして発売されたもの。

 英語表記は「Elven Gladiator」。

 グラディエーターは古代ローマのコロッセウムなどで戦う剣闘士のこと。

 鎖に繋がれた、ほとんど裸同然のエルフの少女が剣と盾を持って対峙するのは一体どんな相手なのか…… と想像力を刺激してくれます。

 キットはホワイトメタル製で、特に別パーツなどは無く一体成形となっています。

 別パーツがあると軸打ちなどが面倒なので、一体式のメタルフィギュアは楽でいいですね♪

肌の表現に四苦八苦!

 今回、小さい女の子を塗るにあたり、伝統的なフィギュア塗装法である「ラッカーで肌を下塗りし、エナメル塗料で納得のゆくまでやり直しながら書く」を最初に試してみました。

 ただ、この方法だとクリアーコートするたびに塗膜が厚くなるので、これほど小さいサイズの女の子の顔だとディテールが気がつくとかなり埋まっていて、のっぺりとした顔に。

 泣く泣くツールクリーナーに漬けて塗料を落とし、結局街角の娘と同様の方法で頑張って塗りました。

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 肝心の瞳ですが、これまでは先端を削ったツマヨウジで点つけしていたのですが、これでは狙った位置に瞳を描いたり、形を調整することができません。

 なにかいい方法はないかな? と海外超絶ペインターの動画をいろいろ見たところ、みんな極細の筆ではなく、丸筆の面相筆を使っているのに気が付きました。

 私も一本持っているので、それで塗ってみると……?

 意外や意外、すごくキレイに小さい線や点が書けるんですよ!

 丸筆は塗料を多く含むことができるので、常に塗料で濡れた状態を保ち、乾燥の早いシタデルカラーのような水性エマルジョン塗料でも筆先が乾かず塗れる!

 このおかげで初めて目をある程度まともに塗ることができました。

 いや、上手い人の作業をしっかりと見て、勉強しなきゃダメですね♪

完成!エルフの剣闘士!

 というわけで完成しましたエルフの剣闘士!

 目はボトムズのキリコのような、グッ!と睨みつけるようなキリっとした目に。

 これは狙って塗ったわけではなく、今の私の実力で一番キレイに塗れたのがこの状態だっただけです。

 でも、白目と黒目をちゃんと分けて塗れるようになったのは嬉しい!

 髪の毛は最近奥さんが髪をブルーに染めたのでつられて青に。

 おかげでますますキリコに似てきました♪

 服はエルフっぽくグリーンに。

 シールドの表面も青く塗っています。

 ここまでくると服もブルーにしたほうが統一感があってよかったかも?

 肌は薄めた旧シタデルカラーのエルブンフレッシュを薄く溶いて何回も何回も塗り重ねています。

 おかげでこれまで塗った女の子の肌の中で一番キレイに塗れたとは思うのですが、どうしても時間がかかるんですよね。

 海外のペインターさんの動画を見ると、まずいきなり肌色を結構な濃度でベタぬりしてから影色やハイライトを塗っている人もいるので肌の塗りはもっと研究したいですね。

 手早く、効率的にキレイな肌を塗る方法ってないかな〜?

実体顕微鏡が欲しい!

 オーロラモデルの女の子メタルフィギュアも4体目に。

 確実にレベルアップはしている……はず!

 目がなんとか書けるようになったので、次は瞳を狙って書けるようになりたいですね。

 3.5倍の拡大鏡ではなかなか厳しいので、もうこれは実体顕微鏡を買うしかないのでしょうか?

 昔、「戦車模型超級技術指南」で高石誠氏が1/35フィギュアを実体顕微鏡を使って油絵の具で超リアルに塗っているのを見て「これは絶対に真似できない」と思ったのですが、今は小さいフィギュアを本格的に塗ってる人は顕微鏡率凄く高いのでもう買うしかないのかもしれません。

 まだ買う勇気は出ないのですが、買って使いこなせるようになったら「君にもできる!実体顕微鏡の使い方!」みたいなHOWTOをやってみたいですね♪

 

 

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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