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30cm以上あるガンプラの超大型パーツをクリアー吹き光沢ピカピカで仕上げる方法。大事なのは「リカバリー」。ホコリは100%付着する前提で塗装するのが成功の秘訣!

こんにちは! プロモデラー林哲平です

ピカピカで見栄えも抜群な光沢グロス塗装 。

でも、大きいカーモデルのボディやキュベレイのバインダーなど、パーツが大きければ大きいほどホコリが着くリスクが上昇するので、やってみたいと思っても、どうしても腰が引けることってありますよね 。

私もつい最近まで「そんなの不可能や……」と諦めていたのですが。

仕事でどうしても超大型パーツを光沢で仕上げる必要があり、不器用な私でもできるような、これが一番成功率の高いんじゃないかな?という方法を考案したので紹介します♪

「超スーパーでっかいパーツをグロス塗装で仕上げる方法」行ってみましょう♪

目次

事前準備しよう!

まず、ホコリをつけないようにするためには事前の準備も重要です。

これは基本中の基本ですが、

○部屋を掃除する

○服はホコリが出にくいものを着る

○ホコリが舞い上がるため、塗装中は席を立たない

○霧吹きで水を部屋中に吹いてホコリを地面に沈着させる

○ホコリが舞うのでエアブラシを洗浄するときはティッシュではなく筆を使う

部屋が汚れているとホコリはどうしてもつきやすくなるので、自分も部屋もキレイに掃除することを心がけてください。

キレイに掃除してると、なくしたパーツがいきなり出てきたりするのでいいことづくめ。

これで準備は完了です♪

ホコリは「付くもの」と諦めて作業しよう!

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下準備を終えたら塗装に入ります。

今回塗るのはHGUCネオジオングのバインダー。

そのまま銀英伝で活躍できそうな、全長37Cmとメガサイズガンダム並みに大きい、全ガンプラでも最大級の大きさをホコリ、じゃなかった誇ります 。

今回はこのパーツをグロス仕上げしてみましょう♪

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まずは下地としてMr.フィニッシングサーフェイサー1500ホワイトに塗料を混ぜて作ったカラーサフを吹きます 。

これだけパーツが大きいとホコリはどうしても着いてしまうことは免れません。

ホコリがついても気にせずそのまま乾燥させ、そのあと1200番紙やすりでホコリを削り落として次の作業に進みます。

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全体をラッカー系塗料で塗装します。

今回はガイアカラーのビリジアングリーンを使用しています。

ここでも、どれだけ対策していても絶対ホコリは付きます 。

この段階でもついたホコリは気にせず塗ってしまい、乾燥してからホコリを1200番紙やすりで削り落としましょう

吹きっぱなしクリアーで光沢層を作る!

基本塗装が終わったら装飾用のシールやデカールなどを貼り、クリアーがけに入ります。

ただ、これだけ大きいパーツを研ぎ出しするのは時間的に大変なので、吹きっぱなしクリアーで光沢を表現します 。

まずはExクリアー40%+Mr.レベリング薄め液60%で希釈した一層目のクリアーを全体に吹き付けます。

吹きっぱなしクリアーのコツはクリアーが重力に負けて垂れる直前のギリギリまで塗って全体が濡れたようになり、一つのパーツを全て塗り終わるまで、パーツのどこにも塗料が乾燥してくる部分を出さないことです。

大型パーツを塗っていると、最初に塗っている部分が塗装中に乾燥してくることがあります。

ここに他の部分を塗装しているときに出た塗料の粒子が付着すると、ザラザラになってしまい、光沢を損なってしまうのです

このあたりは乾燥を遅らせるレベリング薄め液で希釈し、0.5mm以上の大口径ハンドピースで作業すると途中で乾燥することを防ぎつつ、一気に塗り切ることができます。

このあたり、塗料の乾燥が遅い冬場のほうが塗りっぱなしクリアーには適しているかもしれません。

クリアー一層目を吹いたら、やはりどんなに頑張ってもホコリは着いていると思います 。

これも1500番紙やすりで削り落として対処しましょう。

1200番ぐらいの傷なら、クリアーを上掛けすれば埋まり、ほぼわからなくなります。

最後についたホコリは「部分的に研ぎ出し」て対処せよ!

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ホコリを落としたら最終塗装である二層目のクリアーを全体に塗装します 。

クリアーを二層塗ることによりクリアー層が厚くなり、全体を透明な樹脂のレンズで包んで光を乱反射させることになります。

これでより美しくヌラヌラ光る光沢となるのです 。

ですが、やはりここでもホコリはつきます。

最後についたホコリとかどうすればええねん!とみんな思うでしょう。

でも、大丈夫です!

最後についたホコリはクリアーを24時間以上しっかりと乾燥させてから1500番の紙やすりで削り落とし、その傷を2000番で慣らし、コンパウンドで磨いて光沢を取り戻します 。

つまり、最後にホコリがついた部分だけ、ピンポイントで研ぎ出しするのです!

グロス塗装、いやエアブラシ塗装において、ホコリというのはどんなに頑張っても着いてしまうことはあり、それを0にすることはできません 。

なので事前の準備でホコリのつくリスクを減らし それでもついた最小限のホコリを研ぎ出しでリカバリーする 。

この二段構えがポイントなのです。

研ぎ出しの詳しい方法はこちらで超〜詳しく解説しているので、「研ぎ出しよくわからん!」という人はぜひ読んでみてください♪

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ミスをリカバリーする前提で動くのが光沢塗装の秘訣です!

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というわけで大型パーツのグロス塗装法でした♪

この方法はちょっと面倒ですが確実な方法です 。

私のオリジナルというわけではなく、大型カーモデルのボディをホコリなくピカピカに仕上げるモデラーさんの製作記事を読みまくり、それを自分で再現してみたものなんです。

ホコリはどんなに頑張ってもつくものなので、ついても諦めず、上手くリカバリーすれば全然大丈夫です♪

グロス塗装が苦手な人はぜひためしてみてくださいね♪

なお、この記事は私の魂の一冊「ガンプラ凄技テクニック 機動模型超級技術指南」より抜粋……というかページ数が足りず、もっとしっかりと説明したかった!という部分を記事にしたものです。

こちらに本について詳しく解説しているので、合わせて読んでいただけると私はすごく嬉しいです☺

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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