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エアブラシ無し!合わせ目消しも面倒な工作も全く無しであっという間にプロさながらの作品がどんどん出来上がる!著書「週末で作るガンプラ凄技テクニック〜ガンプラ簡単フィニッシュのススメ〜」大好評発売中!!!

 こんにちは!プロモデラー林哲平です。

 ついに!ついに!著書「週末で作るガンプラ凄技テクニック〜ガンプラ簡単フィニッシュのススメ〜」が発売しました!

 ガンプラをちゃんと作る!となると、全体を表面処理して、しっかり全塗装して仕上げるというのが王道ですが、それってすっごい大変なんですよね。

 この本は基本的に組み立てたままの色を活かして、お手軽にガンプラを作る「簡単フィニッシュ」のガンプラ製作教科書です。

 エアブラシのような高価な工具や、表面処理のような面倒な作業抜きで 。

 カッコいいガンプラを誰でも簡単お気軽、でもプロ顔負けの格好いい仕上げに「できる!」テクニック満載の一冊になっている!と著書の自分が自信を持っておすすめできる一冊として仕上がっています。

 それでは本の内容を紹介していきますね♪

目次

ガンプラの進化に人間がついていけなくなっているという事実をご存知ですか?

 ガンプラが生まれて今年で40年。

 300円ガンダムから始まったガンプラは今や数千種類にも数を増やし、バンダイホビー事業部の脅威のメカニズムにより恐竜的進化を遂げ、今や誰でも組み立てるだけで素晴らしい立体物を手に入れることができるようになりました。

 しかし。しかしです。

 伝統的なガンプラの製作方法である「合わせ目を消して、全身をヤスリがけして表面処理して、サーフェイサーで下塗りして全部塗装して完成させる」という方法では、もはやパーツ数やディテール、ギミックてんこ盛りのガンプラには一般モデラーならず、プロモデラーでも太刀打ちできなくなってきているのも事実なのです。

 

 「このキット上達したらいつか作ろう!」 とマウンテンサイクルに積んでいる間にVer.2.0が出てしまった経験ある人も私だけではないはずです。

 自分が上手くなるよりももっと早いスピードで、ガンプラのほうがパワーアップしている現状を考えると、とにかく手を動かして今作る!というのが我々ガンプラモデラーにとって大事になってきているんです。

 では、どうすればついおっくうになってしまいがちな作業に手をつけることができるのでしょうか?

面倒な工作を全部省いてしまえ!完成へのハードルをグンと下げる簡単フィニッシュ!!!

「合わせ目消しや面出しなどの表面処理作業がめんどくさい!」

「エアブラシなんて買えないし場所もないし物理的に無理!」

「昔はできたけど、今は仕事や家庭が忙しくて作るヒマも無い!」

 だったら、無理に普通に作る必要なんてありません。

 その過程を全てショートカットしてしまえばいいんです。

 成型色を活かし、面倒な手間なく、ガンプラ製作の楽しい部分だけをいいとこ取りし、しかも格好良く作る!

 「そんな都合のいいことあるわけない!」

 とか思う人もいるかもしれませんが、近年のプラモデル用マテリアルの急速な進化と技法の発展により、簡単フィニッシュでも非常にハイクオリティーな作品を仕上げることが可能になったのです!

 簡単フィニッシュの方法はいろいろありますが、この本では初心者でも失敗しづらく、簡単にリカバリー可能でかつ格好良く仕上がるウェザリングテクニックを中心に解説しています。

製作期間は「最大で週末二回」の4日間を推奨!!!

 ところで、簡単フィニッシュでガンプラを作るときどれくらいの時間をかければいいのでしょうか? 

 この本では製作期間を 「最大で週末二回」、合計4四日間の製作期間を勧めています。

 1日目は組み立て。

 2日目は部分塗装や改造につや消し 。

 3日目はウェザリング 。

 4日目に最終仕上げと完成。

 このスケジューリングを基本とし、その日一日でできるくらいの作業でとにかく完成させてしまおう!というスタンスなんです。 

 もちろん無理に週末だけの4日で作る必要はありません。

 もっと時間をかけてもいいですし、逆に手慣れているならどんどんスピードアップしても大丈夫です。

 ガンプラ製作は一体にあまりに長時間かけてしまうとどうしてもモチベーションが低下しがちなので、製作期間をあらかじめ決めておき、その中でできることで一気に仕上げる!というのが完成させるコツだったりするんですよね。

簡単フィニッシュに適した1/100スケールのMG、REシリーズを主題に構成!

 この本では100スケールのMGやREといった高クオリティの大型キットでの簡単フィニッシュを推奨しています。

 「なんで部品も多くて作るのが大変なMGを?」

 とよく聞かれるのですが、

○出来が良く完成すると自信に繋がること

○目立つ合わせ目やパーティングラインがほぼ無いので消す手間が無いこと

○部分塗装の手間がいらないこと

○ビッグスケールゆえに派手なウェザリングを施しても浮かないこと

 という利点により実はHGキットよりも簡単フィニッシュのテーマとして優れているポイントが多いんです。

 もちろんHGに応用しても大丈夫なので安心してください。

 実際この本のテクニックをHGやガンプラ以外のプラモデルに応用している人も多いので、自分なりに楽しんでもらえると嬉しいです。

MGザクキャノンのテーマは陸戦!砂漠のような乾燥した大地を駆けるMSのウェザリングを表現する!!

ここからは本書に収録されている作例を紹介していきます !

 トップバッターであるMGザクキャノンのテーマは砂漠のような乾燥した大地を想定したウェザリング 。

 スポンジ、ドライブラシ、リアルタッチマーカーと現在のAFVモデルで多様される色ハゲ表現であるチッピングの紹介。

 リキッド状のウェザリングカラーとと粉末であるタミヤウェザリングマスターの二種類の異素材を使い、多重の層としてリアルな土汚れを表現する方法などなど。

 もっとも基本的でわかりやすり「陸戦ウェザリング」を徹底解説しています。

MGズゴックのテーマは海!水垢や塩焼けを表現する!!

 MGズゴックのテーマは海中で運用されるMSを想定した海水ウェザリング。

 ウェザリングカラーマルチホワイトを使い乾いた塩で退色した表面の再現し、

 溜まったサビが流れ落ちた垂れや、水が溜まる部分に繁殖した水垢などをウェザリングカラーとリアルタッチマーカーでお手軽に再現する方法などなど。

 本物の潜水艦や漁船の風合いを水中型MSに落とし込む手法を解説しています。

MGジムスナイパーカスタムのテーマは宇宙空間でのウェザリング!伝統的ウェザリング手法をおさらいする!!

 MGジムスナイパーカスタムのテーマは宇宙空間でのウェザリング。

 MSV時代からのガンプラの伝統的ウェザリング手法であるウォッシングやドライブラシなどを基本に立ち返り丁寧におさらい。

 基本的なテクニックに絞って解説している作品なので、この本の中では最も初心者向けで入門的な技法解説となっています。

 他の作品のウェザリングが難しいと感じたら、この作例の手法で練習することをおすすめします。

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MG量産型ゲルググVer.2.0のテーマはバトルダメージ!フレーム構造を活かしてMSの破損を表現する!!

 MG量産型ゲルググVer.2.0のテーマはバトルダメージ。

 ハンダゴテや各種工具によるダメージ表現。

 人間が格闘した時に負うケガの位置から導き出したMSにもし本物があれば破損しやすいポイントや、フレームをあえて露出させてリアリティを高める手法などを解説しています。

 MGゲルググ2.0は一年戦争系MG2.0シリーズの中では最後発のキットで、凄まじく出来が良いので普通に作る分にもオススメです。

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MGガンダムVer.2.0のテーマはフレームモデル!内部フレームだけでも成立するMGのフレームを思い切り楽しむ!!

 MGガンダムVer.2.0のテーマはフレームモデル。

非常に完成度の高い2.0シリーズの内部フレームを活かし、外装をつけずにそのまま完成品として仕上げる方法を紹介。

 ドライブラシやメッキ調マーカーでシリンダーディテールを塗り分ける方法など、凹凸の多いパーツを立体的に仕上げるテクニックを詰め込んでいます。 

 外装パーツを使わないので、実質普通にMGを作る半分の手間で完成するので時間がなく、ちょっと変わったことがしてみたい人にはおすすめです。

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MGザクJ型Ver.2.0テーマは湿地帯での泥汚れ!筆塗りにで成型色を活かしながら迷彩する!

 MGザクJ型Ver.2.0テーマは湿地帯での泥汚れ。

MSVの湿地戦用三色迷彩ザクをイメージソースにしつつ、成型色を活かしてアクリル系塗料で迷彩する方法 。

 湿った泥をMr.ウェザリングペーストのウェットクリアーで表現する方法などを解説しています。

 迷彩塗装っていうと全塗装の完成品じゃないと出来ないイメージがありますが、実は成型色の上から筆塗りでちゃちゃっとやっちゃっても全然大丈夫なんです!

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MGギラドーガのテーマは冬季迷彩&近藤版MS!ジオン系MSといえばツェメリットコーティングでしょ!

 MGギラドーガのテーマは冬季迷彩&近藤版MS。

 Mr.ウェザリングカラーマルチホワイトを使った超簡単に冬季迷彩をする方法。

 そして!私が大好きなイラストレーターでガンダム漫画の大御所である近藤和久氏の描く、1990年代初頭に大ブームを巻き起こした「近藤版MS」風に仕上げるためのツェメリットコーティングなどのAFVモデルテクニックを徹底解説しています!

 一見難しそうに見えるかもしれませんが、この本の作例の中ではもっとも最速の2日で完成しています。

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RE GP04のテーマはクリーンフィニッシュ!缶スプレーでできるお手軽スプリッター迷彩も解説!

 RE GP04のテーマは成型色を活かしたクリーンフィニッシュ。

 ウェザリングはせず、リアルタッチマーカーでシャープでキレイなスミ入れを入れる方法や、大型テトロンシールの貼り方など基本的な成型色フィニッシュの方法を解説しています。

 ただ、それだけではちょっと寂しいので成型色を活かしたまま簡単にスプリッター迷彩を施す方法など、青系ガンダムをセンチネル風に仕上げるポイントなども。

 全塗装のクリーンフィニッシュが難しい人はぜひこちらを見ながらで練習してみてくださいね。

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MGフェネクスのテーマはメッキウェザリング!デストロイモード固定やサイコフレーム塗装などMGユニコーン系を作るなら必見!!

 MGフェネクスのテーマはメッキを活かしたウェザリング法 。

 メッキってキラキラ輝くものですから、汚すなんてもってのほか!と思っている人も多いと思うのですが、実はメッキにウェザリングってめちゃくちゃ合うんですよ!

 他にもサイコフレームを目立たせる方法やシタデルウォッシュを使ってツヤを抑えつつウォッシングする方法、デストロイモード固定のススメなどなど。

 キットの素性をより強調させてかっこよく仕上げるテクニックを解説しています。

 なお、この作例はらいだ〜Joe氏がGBWCでファイナリスト入りしたMG百式ver2.0を思い切り参考にして製作させていただいております。

 詳しい解説記事はこちら↓

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MGギャン式典使用のテーマはエングレービング!

 MGギャン式典仕様のテーマはエングレービング。

 かつてはエングレービングといえば高レベルのモデラーのみが可能な超高等テクニックでしたが、この作例では市販のデコレーションシールを使って超!お手軽にできるように徹底解説しています。

 ウェザリングカラーもそうですけど、プラモって素材の進化でいきなり技法が簡単になったりするんですよね。

 他にも缶スプレーのランナー吹きで美しいメタリックシルバーに仕上げる方法などなど、キラキラド派手なガンプラを作りたい人はぜひ参考にしてくださいね♪

 詳しい解説記事はこちら↓

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ジムウォーリアⅡのテーマはお手軽ミキシングビルド!

 ジムウォーリアⅡのテーマはお手軽ミキシングビルド。

 これはジムスナイパーⅡとアメイジングレッドウォーリアを合体させているのですが、共にMGガンダムver.2.0から発展したキットなので互換性が高く、いろんなパーツを簡単に組み替え可能なんです。

同系列のキット構造を活かした簡単パーツ組み換え方法や、カッコいい組み合わせの考え方。

 ミキシングでバラバラになった色を簡単に統一可能な、Mr.フィニッシングサーフェイサー1500シリーズを塗料として使う方法などを解説しています。

 詳しい解説記事はこちら↓

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 CMS03Jゲム0082北アフリカのテーマはミキシングによるオリジナル鹵獲機。

 「鹵獲機(ろかくき)」というのは敵軍の兵器を拿捕し、自軍で運用しているもの。

 なのでジムを奪ってザクのパーツで修理する…… なんて無茶なこともできちゃうのでミキシングの幅がグン!と広がるんですよね。

 記事では異なる系統のキットを組み合わせるためのポイント、手持ちザクシールドなど、鹵獲機っぽい武器の選び方。

GMをお手軽にモノアイ化する方法や、形式番号と名前でリアリティを強化する方法などを解説しています。

 詳しい解説記事はこちら↓

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 これは関西を中心に活躍されているプロモデラーのらいだ〜Joe氏が考案した塗装法で、ガンプラに特化したウェザリング技法としては現在最も優れていると断言できます!

 水性ホビーカラー焼鉄色の効果的な使い方や、リアルタッチマーカーでウォッシングさながらに汚す方法 。

 らいだ〜Joe式塗装法の真髄である「神ペン」の製作法などを解説しています。

 詳しい解説はこちら↓

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セカンドVダッシュガンダムのテーマは部分塗装ミキシング!

 セカンドVダッシュガンダムのテーマはより踏み込んだ内容の中級ミキシングビルドとガンプラ最大の課題であるホワイトの塗装。

 これはジムウォーリアⅡ同様の同形機ミキシングに近いのですが、VとV2と似てはいても細かい部分の構造が結構違うキットを共通の設計機構に着目して組み替える、中級的な内容。

 成型色を活かしつつも、プロポーションバランスを調整する方法を解説しています。

 加えてガンダム系MSの難易度をあげている、ホワイトの塗装法を徹底紹介。

 全パーツホワイトで塗るのは大変だけれど、部分的なパーツから始めてみると楽だし、手軽で楽しいよ!とホワイト塗装への苦手意識を少しでも払拭できればな〜とMrフィニッシングサーフェイサーシリーズを使って解説しています。

 詳しい解説はこちら↓

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ガンダムVer.kaのテーマはセイラマスオ氏風仕上げ!

 表紙モデルであるガンダムVer.k.aは成型色仕上げの第一人者であり、この15年間常に最も人気の高いガンプラモデラーであり続けたセイラマスオ氏の作風がテーマ。

 デザインナイフで引くだけの超お手軽スジボリ法「引くだけスジボリ」やランナータグを使ったディテーリング の方法、アクリル塗料筆塗り徹底攻略などを解説しています。

 詳しい解説はこちら↓

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ガンプラウェザリングの教科書として!

 この本は成型色フィニッシュのHOWTO本であると同時に「ガンプラウェザリングの教科書」でもあります。

 ウェザリングは技法も大事なのですが、実際にどう兵器が運用されて、どう汚れるか?という知識を理解しているかしていないかで、仕上がりがガラリと変わってくるんです。

 例えばギラドーガは冬季迷彩がテーマなので、実際に冬季迷彩とはどういうものなのか?というふうに、各作例のラストにしっかりと解説しています。

 スケールモデルなどの知識が無くても一からウェザリングをしっかり学ぶことが可能です。

 何よりも全塗装でも簡単フィニッシュでもウェザリングの方法って実は全く変わらないんですよ。

 工作の過程をすっ飛ばし、いきなりウェザリングをいくらでもできる成型色フィニッシュはウェザリングの経験を積むのに非常に向いた仕上げでもあるんです。

全塗装仕上げへの入門として!

 この本は成形色フィニッシュのHOWTO本ですが、全塗装仕上げへの入門書でもあります。

 掲載されている作例の中にはギャン式典仕様やジムウォーリアⅡのようにほとんど全身が塗装されているものもあります。

 「こんなに全部塗装するとか大変すぎるし!」

 と思う人も多いかもしれませんが、ガンプラ製作って表面処理が一番大変なので、実は塗装だけだとすっごい楽なんですよね。

 ゲート跡やパーティングラインを考えなければ、缶スプレーのランナー吹きであっという間に塗りあがってしまうんです。

 アクリル塗料の筆塗りなどなど、エアブラシを使わずできる基本的な塗装テクニックは全ておさえてあります。

 簡単な塗装から少しずつステップアップしていき、好きに楽しく塗装してみて

 「あれ?ガンプラ塗るって実は簡単なんじゃない?」

 と、形色仕上げで初めた初心者が塗装への苦手意識を持たず、楽しく上達することができる構成となっているんです。

「こうしなければならない」から「これでいい」ガンプラに!

 この本は初心者向けの本ではありますが、私としてはぜひともベテランのガンプラモデラーさんに読んでいただきたいのです。

 技術が上がってきて、一旦表面処理して全塗装する仕上げになるとなかなか成形色仕上げには戻れません。

 でも、ガチの全塗装仕上げって作るのにすっごい時間がかかるんですよね

 面出しして、筋彫り掘り直して、ディテールアップしてサフ吹いて塗装してデカール貼って……

 最初は「こうすればかっこよくなる!」と楽しんでできていたのが、いつしか「これをしなければいけない」になってきて。

 気がつけが「これができないから作らない」になってしまい、完成がどんどん遠ざかってしまう。

 この「やらなければいけないことが多すぎて最初からできない病」は少し前の私そのものなんです。

「ガンプラ成形色フィニッシュのススメ」が始まる前の2017年は超絶スランプで、年間で全塗装完成品が3体くらいしか作れていませんでした。

「やらなきゃ!」と思うことが多すぎて、結局何も手につかなかったんです。

「簡単フィニッシュ」が全てを変える!

 そんなときホビージャパンの木村学編集長から

「週末の短期間で誰でも気軽にガンプラを作れる簡単フィニッシュのHOWTO本を作る」

 という話をいただいたのです。

  最初は「簡単フィニッシュの本なんて大丈夫なんだろうか? 売れるんだろうか?」って思ったんですよね。

 でもです。

 連載が始まり、簡単フィニッシュでガンプラを仕上げてみると……

 これがまたすっごい楽しいんですよ。

 合わせ目消しも表面処理も無く、わかりやすいウェザリングとか、エングレービングとか付け替え改造とガンプラの楽しい部分ばかりを純粋に味わえていたんです。

 買ってきたガンプラをその日に組み立てて、チョロっと足りないところを塗って仕上げて。

「やばい!これ世界一カッコいい!俺めちゃうまいじゃん!」

 とテレビの上に乗っけて眺めて楽しんでいた小学生の頃のあの感覚。

 「上手く作らなきゃ!」みたいなのが無い純粋に楽しんでいたあの気持ちが戻ってきたんですよ!

 不思議なことに、成形色フィニッシュの作品をどんどん完成させていくうちに、ガンプラを完成させる勘やコツがだんだん戻ってきて、気がつけば全塗装のガンプラも数多く完成させることができるようになっていたんです

 簡単仕上げでも「完成させるための筋肉」はどんどんついていくのがわかったんです!

 それどころか、成形色の段階でいろんな仕上げやアイディアをいくらでも短時間で実現できちゃうので、全塗装作品のレベルも驚くほど上がったんです。

https://twitter.com/tepepro/status/1106122655097188352

 例えばこのラフレシアファントムは自分史上最もバズった作品なのですが、この本に掲載されているらいだ〜Joe式塗装法がなければ変形などのギミックを組み込むことは不可能でしたし、

 このパーフェクトユニコーンガンダムは成型色仕上げの作品で、もし全塗装にこだわっていたら永久に完成せずアイディアメモの中で一生封印していたでしょう。

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 簡単フィニッシュでも、全塗装作品に負けない高度な作品が作れる。

 もはや簡単フィニッシュは「初心者向けの適当な作り方」ではなく、上級者でも歯ごたえあるものが作れる、ガンプラ製作のしっかりした一ジャンルとして成立しているのです!

ガンプラはどんな自由な発想で作ってもいいんだ!

 自分の初めての本なのでつい長々と語ってしまいましたが、

 初心者は「こんな作り方があるんだ!」と 。

 ベテランは「こういう作り方があってもいいよね」と 。

 この本が皆さんのガンプラ製作を楽しむための手助けになってもらえたら、私は一番嬉しいです!

「というわけで週末で作るガンプラ凄技テクニック〜ガンプラ簡単フィニッシュのススメ」でした!

 みなさま、どうぞよろしくお願いします!

「ガンプラ凄技テクニック」シリーズ大好評続刊中です!

プロモデラー林哲平が送る、週末の空いた時間に、誰でも簡単、お気軽に、カッコいいガンプラがあっという間に作れてしまうガンプラ製作本「ガンプラ凄技テクニック」。

シリーズ続々と続刊中で、「読むと初心者でも本当にそのとおり作れてしまう!」と、皆様からも大好評を頂いております。

実際に作った作品をモデラーさんから見せていただけることも多く、本を書く側として。

プロモデラーとして、そのたびにたまらない喜びを感じます。

「プラモデルを趣味として作ってみたいけれど、ちょっと難しそうで手が出ない」という人はぜひ手にとってみてください。

プラモデルの楽しさをを体感する、手助けになれば私は嬉しいです。

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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