こんにちは!プロモデラー林哲平です。
様々な工程を経てやっと塗り上がったドラゴン!!!
このままでも十分格好良いのですが、さらに一工夫してミニチュアのリアリティを高めてやりたいと思います。
第9回はミニチュアの生物表現。
口から滴るヨダレの表現法をレクチャーします。
ヨダレに使う素材はこれだ!
ヨダレ表現はとっても簡単♪
使用する素材さえ憶えておけば楽勝です。
口の中に塗り、濡れた口内を再現します。
タミヤアクリルカラーはシタデルカラーをわずかに溶かすので、微妙なグラデーションの効いた生々しい口内となります。
溶け出しが気になる人はラッカー系の塗料をつかいましょう。
オススメはGSIクレオスののスーパークリアーⅢです。
コニシボンドのボンドGクリヤーです。
粘りの強い透明接着剤で、空気に触れるとすぐに粘り始め伸ばすと長い糸を引きます。
黄ばみにくいのもポイント。
新鮮なヨダレ表現には欠かせません。
まあ黄ばんだヨダレもそれはそれでリアルでもあるのですが。
ツマヨウジでヨダレ表現にチャレンジ!
まずは紙やプラ板の切れ端などの上にGクリヤーを少量出します。
Gクリヤーは空気に触れた瞬間から急速に粘り出すので、蓋を開けっ放しにして作業するとすぐに蓋が閉まらなくなってしまいます。
チューブから出したらすぐに作業を始めましょう。
奥歯からヨダレをつけ始め、前歯が最後になるように作業します。
事前に口内をタミヤアクリルカラーのクリアーで塗り、濡れたような光沢を付けておくのを忘れずに!!!
加工前と比べるとより兇悪で生々しい印象となりました。
つや消しトップコートでフラットとなった中に一つグロスの部分が加わると全体に変化がつき、ミニチュアの印象をより一層引き締めてくれます。
完成!パスファインダーレッドドラゴン!
長きにわたる工程を経て、ついにレッドドラゴンが完成しました!!!
次回は完成写真を細部のUPを交えながら詳しく紹介したいと思います。
そして…… ミニチュアといえばベースデコレートを忘れてはいけません。
市販の台座をつかってレッドドラゴンを簡単なヴィネットとして仕上げ、その工程をベースデコレート編として詳しく解説します。
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