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初心者でも安心!プロモデラーが教えるメタルフィギア、ミニチュアペイント簡単製作講座! 第11回【ベースデコレートしてみよう!】リーパーミニチュア PATHFINDER Red Dragon(パスファインダー レッドドラゴン)

 こんにちは! プロモデラー 林哲平です♪

 メタルフィギュアやミニチュアはペイントして仕上げるだけでも格好良いものですが、どうせならより格好良く見せたいもの。

 そこでベースデコレートが重要となってきます。

 しっかりとしたベースデコレートを施せばミニチュアの魅力を何倍にも引き上げることができます。

 今回はベースデコレートに必要な素材と工作の解説をレクチャーします。

 なお、こちらの記事でもベースデコレートについて解説しているので、合わせて読むとよりベースデコレートへの理解が深まりますよ♪

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目次

ベースデコレートの必須素材!

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 ミニチュアのベースデコレートに絶対に必要なもの。それは当然ながらベースです。

 海外のミニチュアメーカーなどから、ミニチュアに合ったさまざまなサイズのデコパージュ台が発売されています。

 今回使用したのはアンドレア製の木製デコパージュ台。

 ミニチュア専門店ミニチュアパークで1500円にて購入しました。

 このお店、いろんな変わったミニチュアが置いてあるので商品眺めているだけでも楽しいですよ♪

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 なお、ベースを選ぶときは、次の二つのポイントを憶えておきましょう。

 (1)高さがあるもの

 高さがあると、ぱっと見たときに目にとまりやすくなります。

 ミニチュアはただでさえ小さいものなので、ベースの分高さを稼いで大きく見せるのです。

 優勝トロフィーの上にくっついているスポーツ選手像を想像してください。

 床に小さな人形が置かれていても、誰も気が付かないでしょう。

 (2)ミニチュアがベースからはみ出るもの。

 これはミニチュアのベースデコレートというよりはディオラマやヴィネットのテクニックなのですが、ズバリ!!! ミニチュアをベースからはみ出させると迫力が出ます。

 大きなベースの中にぽつんとミニチュアが置いてあると開いている空間にばかり目がいき、とてもさみしく見えてしまうのです。

 ベースの表面を底面に見立て、上に向かって扇形に広がるようなレイアウトがベストです。

 しょぼい手抜きのベースの上にデコレートしてしまうと、たとえどんなに素晴らしく仕上げたメタルフィギュアでも全てが台無しに。

 逆に言えば、いいベースを選んでしっかりデコレートすればミニチュアの出来栄えをベースでカバーすることもできます。

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 エポキシパテはベースの地面作りに使います。

 写真はウェーブエポキシパテ[軽量グレータイプ]。

 値段の割に量が多く、硬化も早く使いやすいのでベースデコレートに最適です。

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 木工用ボンドはベースに設置する石や砂を固定するために使用します。

 手早く作業できるので写真の速乾タイプのものがオススメ。

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 ズバリ、石です。

 家の前の砂利道で手頃なサイズのものを拾ってきました。

 水洗いして、この状態で電子レンジに入れて3分ほどチンしています。

 野外で拾ってきた石や砂には植物の種子が混入していることがあり、しばらくするとニョキニョキと草が生えてきてびっくりするハメに。

 熱を通して種子を殺しておきましょう。

 もっとさまざまな種類の石から選んでコダワリたい!!! という人は鉄道模型用のレイアウトストーンやコルクブロックなどを購入してください。

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 砂は野外のものはサイズが揃っていないので、ディオラマ用や鉄道模型用の砂を買うほうが手っ取り早いです。

 私はミニチュアのベースデコレート用にいつも使っているシタデルサンドを使いました。

ミニチュアをベースに固定しよう!

 材料が揃ったら、いざベースデコレート開始です。

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 まず最初にしなければいけないのがベースの保護。

 ミニチュアを置く面以外をマスキングテープでコートします。

 作業中は接着剤や塗料をふんだんに使うので、これを怠るとベースが汚れて見栄えが悪くなってしまうのです。

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 ミニチュアを乗せてバランスをチェック。

 ベース選びのポイントでも解説していますが、ミニチュアがベースからハミ出し、底面から扇形に広がるレイアウトとすれば迫力を出すことができます。

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 ピンバイスでベースにシンチュウ線を刺す穴を開けます。

 しっかりと補強するために、深い穴を堀りましょう。

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 メタルフィギュアの側にも穴を開け、3mmシンチュウ線でベースに固定。

 接着はエポキシ系接着剤でガッチリと固めます。

 メタルフィギュアは重いので、固定がしっかりしていないとちょっとした衝撃でベースから転がり落ちてしまうのです。

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 固定した状態。

 空間を開けているのは、少しでも高さを稼いでヴィネットを高く見せるため。

 空いた隙間は石やエポキシパテで簡単に埋めることにします。

エポパテと石で地面を作ろう!

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 ウェーブエポキシパテ[軽量グレータイプ]を等分にカットします。

 多少なら主剤と硬化剤の分量が違っても硬化しますが、硬化不良を引き起こしやすくなるので必ず同じ量に揃えましょう。

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 エポキシパテを混ぜます。

 ついつい忘れてしまいがちですが、エポキシパテは人体に有害なので混ぜるときは手袋をつけて混ぜましょう。

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 エポパテを混ぜた状態。

 色がマーブル模様から均一になり、完全に混ざったように見えても油断してはいけません。

 外側が混ざったように見えても内部が混ざっていないことがよくあります。

 5分くらいしっかりとこねくり回して混ぜ合わせましょう。

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 エポキシパテを細かくちぎり、ベースとミニチュアの隙間を埋めます。

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 ここでついにSHIストーンことその辺で拾った石を使うときがきました。

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 ムニュッ! とエポキシパテに押し付けて固定します。

 エポパテを表面に出さないように、周りを石で囲んでいきましょう。

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 小さな石やぐらつく石は瞬間接着剤で固定します。

 石と石同士は結構隙間が開いているので、多めに流しこみましょう。

砂を木工用ボンドで固定しよう!

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 砂の固定には木工用ボンドを使います。

 まずは砂をまく場所にツマヨウジで木工用ボンドを塗布します。

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 上からパラパラと砂をまくとボンドの上に固定されます。

 砂がぐらつくようなら指で押さえて固定しましょう。

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 最後の仕上げとして、水で溶いた木工用ボンドを全体に塗って砂と石を固定します。

 木工用ボンドが筆に残った状態で乾くと…… 筆が使い物にならなくなってしまいます。

 こまめに水で洗いましょう。

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 グランドワークが終わった状態。

 エポキシパテと石、砂があればそれっぽい地面を簡単に作ることができます。

 次回はドライブラシ、ウェットブラシを使って地面をリアルにペイントする方法を解説します♪

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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