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はじめてのカーモデルに最適!!! 初心者に優しい好キット「タミヤ1/48フォルクスワーゲンビートル」製作講座【16】完成編 ! カーモデルは楽しいよ♪

kdfワーゲン完成写真 (1)

kdfワーゲン完成写真 (2)

 こんにちは!!! プロモデラー林哲平です♪

 長きにわたって製作していたビートル、やっと完成しました♪

 いや~HOWTO写真を撮影しながら作ると時間がかかりますね。

 でもHOWTO好きだし職業病なんで、どんなプラモを作るときもついHOWTO仕立てにしちゃうんですよね〜♪

目次

1/48ビートル製作講座一覧!

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 「はじめてのカーモデルに最適!!! 初心者に優しい好キット「タミヤ1/48フォルクスワーゲンビートル」製作講座」

 と銘打って制作法を解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

 正直製作中からどんどん作るのが楽しくなってしまい、ボディカラーをツートンにしたり、ホイールとタイヤを塗り分けたり、ワイパーを自作したりと完全に初心者置いてけぼり状態になってしまったのは反省しております(笑)

フォルクスワーゲン ビートルってどんな車?

 ところで、車好きではなくても、誰もが知っている有名車であるビートルですが、この車は一体どんな車なのでしょうか?

 一般に「ビートル」と言われていますがこれは愛称で、正式名称は「フォルクスワーゲンタイプ1」と言います。

 ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンにより1938~2003年まで実に65年にもわたり生産されており、同一車種の連続生産期間では世界一の記録を持つ、実に長い息を持った車なんです。

 元々は第2次世界大戦前、ヒトラーが打ち立てた「国民車構想」がタイプⅠ誕生のきっかけとなりました。

 一家に一台、ドイツ国民全てに安価で高性能な乗用車を普及させるという壮大な計画で、ヒトラーが要求した厳しい条件を取り入れながら、戦車好きにはマッドサイエンティストで有名なフェルディナント・ポルシェ博士により開発されたのです。

 戦時中は軍用車のボディを乗せてキューベルワーゲンとして活躍し、民生用として使われることはほどんどなかったのですが。

 ドイツ敗戦後の1946年から本来の乗用車としての生産が始まり、アメリカを中心とした世界中に輸出されることになりました。

 タイプⅠは価格が安く、製造元のフォルクスワーゲンが手厚いアフターサービスでバックアップ体制を整えたためアメリカで大ヒット。

 日本車が台頭してくる1970年台まではアメリカ国内で輸入車と言えばタイプⅠでした。

 中古車も数多く出回ったので貧しい若者でも手に入れやすく、カスタムカーのベースや1960年台に最高潮を迎えた米国ヒッピーブームのアイコンにもなったんですね。

 日本では「ビートル(かぶと虫)」の愛称が有名ですが、アメリカでは「バグ(虫)」、ドイツ語だと「ケーファー(かぶと虫)」とも呼ばれています。

 ディズニーピクサーの映画『カーズ』では電灯に寄ってきて飛び回る虫が全てタイプⅠになっており、虫=タイプⅠという認識は世界共通の認識なんですね。

 エンジンはミッドシップの空冷式で、これもビートルの大きな特徴の1つ。

 また、シャシーの上にボディをぽん、と乗っけるだけの単純なレイアウトのため、改造しやすく改造車のベースとしても愛用されました。

 ただ、あまりにも量産車として優れていたので、フォルクスワーゲン社はビートルの後継車の開発には非常に難儀し、アウディを買収したあと、アウディ系の技術者が基本設計したゴルフシリーズの登場までタイプ1が何十年も主要車として活躍していました。

 偉大すぎる先輩がいると、後輩は大変ですよね♪

六面図!

インテリアもオシャレに行こう!

kdfワーゲン完成写真 (3)

 シートの肉抜き穴を埋めたり、コラムシフトを金属線でディテールアップしたインテリア。

 簡素ですが、実車もこんな感じですし、1/48ならばこれで充分です♪

 個人的にはホワイトに塗装したステアリングがかなり気に入ってます。

ボディーはツートンカラーで決める!

kdfワーゲン完成写真 (4)
kdfワーゲン完成写真 (5)

 ついこだわってしまい、ボディはクラシックカー御用達のツートンカラーに。

 もっと楽に、初心者向けに作るならばボディカラーはキットの説明書にあるブラック単色にして、ホイールとタイヤもキットの説明書通りに塗装すればおそらく作業時間は半分以下になるんじゃないでしょうか?

カーモデルは楽しい!

kdfワーゲン完成写真 (7)

 というわけで1/48 タミヤ フォルクスワーゲンタイプ1でした。

 タミヤ1/48シリーズからは他にもシトロエン11CVと1942フォードなど、カーモデルとして製作できるキットが発売されていますが、作りやすさでいうとこのビートルがダントツだと思います。

 初心者向け講座にしよう! と思いつつ、暴走してディテールアップしちゃって難しくなってしまいましたが、「カーモデルにチャレンジしてみたい」 という人はぜひこのビートルを手にとって製作してみてください。

 部品少ないし、塗り分けも少ないのでほんとあっという間に完成しちゃいますよ♪

 カーモデルは研ぎ出しや綺麗に作らなければならない、マスキングが多いなど初心者にはとっつきにくいイメージが強いですが、頑張って完成するととにかく嬉しい!

 あと、カーモデルを上手く作れるようになると、他ジャンルのプラモを作ったときの「清潔感」がグンとアップするんですよね。

 カーモデル、ぜひ作ってみてくださいね♪

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この記事を書いた人

 こんにちは! プロモデラー林哲平と申します。

 2005年より模型専門誌ホビージャパンの編集部に在籍。

 趣味、仕事合わせて3000体以上のプラモデルを組み立てた経験を活かし、プラモの楽しさをみんなに伝えたい!と実体験から得た製作テクニックなどを日々発信しています。
 

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