こんにちは!プロモデラー林哲平です
今回はアシェットの週刊ウォーハンマー40K 創刊号 コンバット・パトロール付属ミニチュア、ティラニッドプライム有翼種を制作したので紹介したいと思います♪
驚きの499円!

なにげなく、いつものようにホビージャパンを読んでいたんですが
なんと「週刊ウォーハンマー」が発売されると告知がある!
どんな付録がつくのかな〜と見てみると!
なんと、創刊号は私の推しのティラニッド!
しかも、おまけにスペースマリーンまでついてきて、お値段は499円というじゃないですか!
499円ですよ奥さん!
ウォーハンマーのミニチュアはプラモデルの中でもかなり、高額なキットです
もちろん、凄まじいハイクオリティや、ゲームユニットであるという性質、生産数を考えると、決して高くはないのですが
それが499円!
旧キットの1/144リックドムより安いって‥‥‥この令和の時代では信じられないことです
これほど安いのは、創刊号はプロモーション的な意味が強いので、ほかのアシェットの週刊シリーズも安くはあるんですが
でっかい模型の部品が週ごとに届くのならともかく、ウォーハンマーは全部独立していますから、余るものがない!
これは買わないと!と久しぶりにウォーハンマーのミニチュアをゲットしたわけです
早速組立て!

早速組立て
う〜ん、出来良すぎ!
このキットは接着剤いらずのスナップフィット式で、パーツも少ないのでスラスラ組める!
ウォーハンマーのミニチュア、数年作っていなかったのですが、その間の進化を感じますね

ついでに、おまけのスペースマリーンも組立て
たぶん、世間的にはこちらが本命なのでしょう
こちらはパーツの構成が(いい意味で)狂っていて、プラモってこんなことできるんだ!って感じさせてくれる、典型的な神キットとなっております
いや〜これで、顔がマスクかぶってる奴なら塗ってもいいんですが‥‥‥
ほら、人の顔を塗るのって面倒くさいですし
仕事に関係ないプラモほど作りたくなるのはなぜ!

他の作例や期限が迫っていた制作物もあり、パチ組みで楽しむぐらいにするつもりだったのですが
ふと、気がついたら、パーティングラインやゲート跡の処理をしていました………
といっても、パーティングラインはものすごく的確に配置されており、目立つ部分にはほとんど見えない!
ウェーブのキサゲナイフ曲面片刃があれば、あっという間でしたね♪

続いては塗装です
うちのティラニッド軍団はオレンジとブラックの配色なので、下塗りはラッカー系塗料をエアブラシで行っています
エアブラシで下塗りすると、キットの繊細なディテールを損なうことなく、爆速で作業が進むので、持っている人はオススメです
基本、こちらのトライゴンとジーンスティーラーと同じ方法で仕上げています


いや〜パーツごとに分けて塗ると、筆がディテールに届きやすくていいですね!
完成!ティラニッドプライム有翼種!

というわけでティラニッドプライム有翼種、完成しました!
制作期間は3日ほど
スペースマリーンと違い、生物系のティラニッドは装飾が少ないので、塗り分けも少なく、ものすごく塗りやすいんですよね

巨大な翼に隠れてしまいますが、胴体や脚部のディテールもすごく良いんですよ
完成したあとに「あ。キット二個買って、羽を外して爪腕4本のティラニッドプライムに改造しておけばよかった‥‥」と感じました♪

甲殻は黒なのですが、黒って、結構難しいんですよね
そのままだとのっぺりしすぎてしまいますし、かといってレイヤリングやドライブラシをやりすぎると、明るくなり、黒に見えなくなってしまう

私の黒パーツレシピですが
まずは下地をアバドンブラックで塗装
次に、ナルンオイルで全体をウォッシングします
黒に黒をウォッシングって、意味ないでしょ!って感じるかもいしれませんけれど、深いディテール部分がより濃くなって、そのままのときよりも、ずっと陰影が付くんですよ
最後にドライブラシでエッジにスカーホワイトを乗せていきます
黒地に白でドライブラシをすると、すごく筆目が目立ちやすくなるので、筆に残った塗料は少なめに
また、甲殻の上から下へドライブラシすると筆目がつきやすいので、下から上にドライブラシしましょう
これで中心は黒のまま、エッジだけに白を乗せやすくなるんですよ

爪のアップ
水性ホビーカラーのつや消しホワイトでグラデーションをかけ、ホワイトスカーでエッジをドライブラシして馴染ませています
ウォーハンマーのミニチュアって、グラデーションをかけるとものすごく映えるんですが、筆で再現するのって、テクニックも必要ですし、時間もかかるんですよね
エアブラシ持ってる人は、筆塗りだけに拘らず、有効活用するのをオススメします♪

最後にプレミアムトップコートつや消しを吹き、全体のツヤを消します
これぐらいのサイズのミニチュアって、狙っているのではない限り、つや消しのほうが、グっと引き締まって見えますからね
プレミアムトップコートつや消しは水性塗料なので、ウォーハンマーで多用することになるシタデルカラーの塗膜も痛めませんし、むしろ表面を保護してくれるので、完成後の安定度もグン!と上がります

ジーンスティーラーとの並び
本当はトライゴンも一緒に撮影したかったのですが、押入れの地殻変動により、どこに行ったのかわからなくなってしまったんですよね‥‥‥
ウォーハンマー入門の絶好のチャンス!?

というわけでティラニッドプライム有翼種でした!
いや〜久しぶりに作ったウォーハンマーですが、やはり楽しい!
仕事をほっぽり出して作りたくなっちゃいますね
第二号もティラニッドのミニチュアが付属するので、これはゲットせねば!
ウォーハンマーって敷居高いように感じますけれど、今回の創刊号は値段、クオリティ、全国の書店で売られるという手の取りやすさを考えると、絶好の入門のチャンスだと思います
こちらのHJwebに、週刊ウォーハンマー創刊号の詳細なレビューとミニチュアの制作法を解説した記事がありますので
「気になるけど、どうなんだろう?」
という人は、ぜひ!チェックしてくださいね

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