こんにちは!プロモデラー林哲平です。
成型色を生かした仕上げながら、自由自在に素晴らしくカッコいいディテールが魅力のセイラマスオ氏の作例。
マスオ氏の作例の中でも特徴的なのがランナータグを加工したプラ板でのディテーリングです。
ランナーは成型色と同色なので、普通ディテールアップすると色を統一するために塗装する必要があるのですが、塗装無しでディテールアップができちゃうんです!
そんな便利なテクニックではあるのですが、「ランナータグからプラ板を作るなんてどうすればいいのかわからない!」という人も多いもの。
というわけで今回はランナータグからプラ板を作る方法を解説していきます♪
ランナータグを切り出そう!
まずは大きなタグをニッパーでパチン! と切り取ります。
ランナーを切るときは刃がしっかりしたニッパーを使いましょう。
アルティメットニッパーのようなゲートカット専用の刃が薄いニッパーで切ると刃が欠けることがあるので注意してください。
丸いランナー部分ごと切り取って面積を稼ぐと一つのタグでたくさんのディテールを作れますよ。
ランナーの丸い部分や文字部分をナイフで削ってある程度平らにします。
私は使い慣れているのでデザインナイフを使っていますが、本家セイラマスオ氏はカッターナイフをご使用されているのでそっちを使った方が本格的ですよ。
金属ヤスリで残った凹凸を削り、平面を出せばパーツと同じ色をしたプラ帯が残ります。
これがランナータグディテールの基本素材となるわけです。
ランナータグからプラ板を作ることができました!
キットと同色のプラ板を作ることができるので、簡単仕上げでディテール追加するときはすっごく便利なアイテムになります。
ディテーリング以外にも、パーツを壊したり、欠けたりしたときの補修用などなど応用は自由自在。
なお、ランナータグプラ板ですが、ヘアアイロンを使って熱加工によりお手軽に作る方法もあります。
こちらで詳しい方法を紹介しているのでぜひ読んでみてくださいね♪
切り出したプラ板は形を整えて、スチロール用接着剤でくっつけるだけ。
パーツと同じ素材ですから、扱いも非常に楽チンなんです。
ランナータグでディテーリングするとこんな感じに仕上がります。
お手軽かつ奥が深いテクニックなので、ぜひ試してみてくださいね♪
なお、このページは私の著書「週末で作るガンプラ凄技テクニック〜 ガンプラ凄技テクニック」のセイラマスオ氏風MGガンダムVer.kaより抜粋したものです。
より詳しい製作法を知りたい人はぜひこちらをご覧ください♪
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