こんにちは! プロモデラー林哲平です。
2013年2月11日に幕張メッセで開催された、ワンダーフェスティバル2013年〈冬〉に行ってきました。
個人的に気になったものを撮影してきたので、いくつか紹介していきます。
若丸屋さんの「ジャオーム」!
前作のサイバスターポゼッションにつづきマサキ最初の乗機を立体化。若丸屋さんお得意のメリハリを効かせたプロポーションバランスは見事の一言。今回のワンダーフェスティバルでも、圧倒的な存在感を放っていました。
シリコントライブさんのバロンズゥ!
『ブレンパワード』メカ最大の特徴である、板バネが折り重なったかのような複雑なディテールをシャープに立体化されています。特に頭部はディテールの密度も濃厚で、見る者を圧倒させます。
有有堂さんの「三世村正」!
有有堂さんより「三世村正」
メリハリの付いたケレン味あるプロポーションバランスと複雑なディテールを兼ね備えた力作です。
こちらは私の友人の弟さんが製作されたものです。
若丸氏と友人関係にあるとのことで、2世村正製作にあたりメカスクラッチの極意をいろいろと教わったとのこと。事前に作っているという話は聞いていましたが、ここまで凄いものだと思っていなかったので見てびっくりしました。
まだ若いモデラーさんなので、これからの成長がとても楽しみですね♪
FrameWORKさんの「E.S.アシェル」!
コスモス以外はなかなか立体化に恵まれることのないゼノサーガシリーズのメカ。
胴体と頭が一体化された独特のデザインを破綻することなくシャープに立体化しています。
G・A・O電気ぶたナマズさんの「バランシュナイル」!
ネオ・グランゾンの影に隠れてイマイチ印象の薄いバランシュナイルですが、私は大好きです。
上半身のみという特異なバランスを崩すことなく見事に立体化されています。
FierdGrayModellingさんの「チェーンガンシステム ダムド9009」!
FierdGrayModellingさんより「チェーンガンシステム ダムド9009」
かつてホビージャパンで連載された『電脳戦機バーチャロン ワンマンレスキュー』に登場したガトリングガンです。
コトブキヤのライデンに持たせるためのキットで、バーチャロンファンにはたまらない一品です。
道楽模型堂さんの1/48ドール!
道楽模型堂さんより「1:48ドール」
CADと立体成型機を駆使して制作されたドール。
ドールはギミック満載のSPTで、道楽模型堂さんのドールは設定画のバランスを崩すことなく、ギミックを組み込んだま素晴らしい作品です。
このまま行けば完全変形レイズナーMK‐Ⅱとか作れるんじゃないでしょうか? 次回作が今から楽しみです。
Dolly Daggerさんの「ブラックサタン」!
『魔神英雄伝ワタル2』に登場する第六星界のボスです。
今回ワタル系の立体物はとても多かったのですが、劇中のイメージを忠実に再現した造形と精度の高い造形が光る、Dolly Daggeさんの魔神が一番良かったと思います。
FlatFactoryさんのメタルサイレーン!
FlatFactoryさんより「VA‐1SSメタルサイレーン」
黒歴史とされることも多い『マクロス2』よりメタルサイレーンのファイター形態を立体化されています。
スケールは1:72ですが非常に大型のモデルで、キャラクター性を損なわないように、航空機的な造形がされた素晴らしい作品です。
「メタルサイレーンてこんなに格好良かったのか!!!」と驚かされました。
八広ディーシーさんのカドモス!
八広ディーシーさんより「カドモス」
「月刊アフタヌーン」に掲載されていたSF漫画で高名な星野之宣氏の作品『ムーン・ロスト』に登場する宇宙船です。
私も星野氏の描くメカは大好きでで、ツイッターのアイコンはフルスクラッチで製作した、氏のデザインしたハイ・ストリーマー版νガンダムにしているくらいです。
このカドモスはまったく存在を知らなかったので勉強になりました。
星野メカ、いいですよね♪
がばごぼげべさんのデミウルゴスとティアマト!
『女神転生シリーズ』の悪魔を精力的に製作されているがばごぼげべさんの新作はデミウルゴスとティアマトです。
デザイナーの金子一馬氏が「戦隊モノのラスボスをイメージした」というデミウルゴス。
命の誕生を司る地母神として男性器と女性器を匠にデザインに取り入れたティアマト。
金子一馬氏のイラストイメージ通りに立体化されています。
造魔殿さんの「ニャルラトホテプ」!
「ペルソナ2罰」の最終ボスを立体化されています。
低いレベルで初挑戦し、全体攻撃一撃で全滅したのも懐かしい思い出です。
真・造形何とかの会さんのピグモン!
ピグモンの死骸から冬虫夏草のような寄生性のキノコが生えているというシチュエーションの造形物で、ジャングルなんかに置けば本物と勘違いしてしまいそうです。
こういった形での「もし怪獣が本当にいたらどうなるんだろう?」とのアプローチは斬新で、とても面白いと感じました。
MPMさんの紙だけで作られた動くロボット!
MPMとは「Mechanical Paper Model」の略称で、朽ち行く機械をテーマに動くペーパーモデルを製作しているとのことです。
写真のロボットは軸に串を使っている以外は歯車まで全レーザー裁断された紙で出来ており、輪ゴムを動力として動きます。
動いているところを見ましたが、Zナイトのようにウィンウィンと前身し、紙でここまでできるのか! と衝撃を受けました。
最近のペーパークラフトは凄いものばかりですが、機械のように動くものまであるとは。世界は広いですね。
ワンダーフェスティバルには日本中から集まった造形物が所狭しと並んでいるので、否が応にも制作意欲が高められますね♪
私もいつか、オリジナル造形物でまたチャレンジしてみたいです!
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